Archive for 4月 2nd, 2025
【68-Ⅳ】脳内フライトワールド展開
突然ですが、読者の皆様は普段の生活において、妄想にふけるような事はおありでしょうか?
特に小中学生の時分、授業中に「今不審者が教室に入って来たら、どう撃退しよう」だとか「どうカッコよく好きな子を助けよう」などと想像した方は多いのではないでしょうか。
誤解を恐れずに言うと、パイロットとは日々そういった「妄想」を続けている職業なのです‼️
本日紹介するのは、私達はちよん、あるいは全パイロット訓練生およびパイロットが身に付けている特技(?)【イメージフライト】についてです✈️💭
イメージフライトについて簡単に説明すると、「上空で色々即興で考えても、焦ったりしてどうせ上手くいかないよね。なら地上で色々なパターンを練習して、空でどんな事態に陥っても対応できるようにしよう!」という考え方です。「あっ、これ進○ゼミでやったところだ!」ってなる訳ですね。
イメージフライトについての考え方、要領、取り組み姿勢などは各パイロットによって違い、レパートリーも多いので、今回は筆者が「面白い!」あるいは「参考になる!」と思ったものを取り上げて行きます🔥
①F学生の場合

近未来を彷彿とさせるゴーグルを装着し、空の世界に没入するF学生。その目に映るはSR22からの景色なのか、はたまた━━━━━。
②M学生の場合

筆者の雑な訪問取材にも華麗なポージングで応えてくれました、M学生。部屋にはフライトシミュレータ用の机があり、そこにお高いスティック、パワーレバー、ラダーを完備✈️もはやこれは「イメージ」フライトの域に収まっているのでしょうか。
と言った疑問を浮かべつつ、色んな部屋を徘徊していた筆者ですが、こういったフライトシミュレータ用の装備を持つ学生はなんと5,6人程いました。これからフライト課程に入る方などの参考になれば…!

③S学生の場合

おそらく正統派、通称「紙レーター」を使用してのイメージフライトを行う、筆者の同部屋のS学生。「紙レーター」は字面の通り、紙で出来たシミュレーターのこと。SR22のコックピットがポスターで再現されています⚙️
S学生は、それに加えてフライトシミュレーターのアプリを組み合わせて、外の景色も再現している模様。そして紙レーターにたくさん貼られている付箋はというと…

各空港などの周波数(パイロットはこの周波数の数字を飛行機上の機械にセットして、管制官と交信したり、色々な情報を得ています💡)を書いた付箋です📄これを貼り替えて、周波数チェンジの模擬をしているようです。
これ自体はとてもいいアイデアだと思いますが、この付箋を大量に私のクローゼットスペースに落として放置してくるので本当にやめて欲しいです。

実はこのアイデアはS学生が、他学生からアイデアを拝借したもの。こちらが本家、T学生の紙レーター。なんと言うか、付箋の貼り方1つでも性格が現れるものですね(決して同部屋のS学生を貶していません)

③イメージフライト…?

令和の時代において、イメージフライトは2人でも出来ます‼️大乱闘ス○ッシュブラザーズの文字が見えたのは気の所為です。2人を見つめるのが担当教官だという事実も、きっと気の所為です。



将来はこの10,000という数字が、フライトタイムになる事を願って今日も頭の中で我々は空を飛びます✈️
いかがだったでしょうか。皆様の参考になったような、新たな誤解を生んだようなイメフラ紹介となりましたが、少しでも私達の日常が伝われば幸いです😌また、目を瞑りながら手を動かしてブツブツ言ってる人を見かけたら、「あの人もイメフラしてるのかな?」と温かく見守ってくださると嬉しいです(泣)

それではまたその内お会いしましょう、はちよんブログでした🙏