Archive for 6月, 2025
【70-Ⅲ】春はあけぼの、初夏はブースト
こんにちは。ブログ委員の山下学生です。

こちらは私たちが取り上げられたNHKにて主人公を務めた高岡学生。ずっと長袖でしたが最近半袖になりました。季節の移り変わりを感じられる写真です。
ちなみにNHKの放送は食堂でみんなで見ました。嬉しいことに私たちのシリーズはまだ続きます。次の主人公はだれでしょうか。

最近の帯広の気温は30℃ほどまで上がりとても暑いです。2月末に入寮の準備をしているときは「北海道の夏って半袖いらないのでは」とか思っていましたが全くそんなことありませんでした。宮崎ほどではないものの暑い暑い。
そんな天候にも恵まれ、最近の訓練はキャンセルも少なく、4飛び以上が日常となってきました。さらにさらに、普段は一回の訓練で学生一人あたり1時間10分くらいのフライト時間ですが臨時MIX班により学生一人2時間近く飛ぶ通称「ブースト」もあり早ければ8月前半で帯広終了も見えてきました。
日々の頑張りにより、少し早く地元に帰れそうで嬉しそうな石丸学生。

ブーストがかかっているのは平日の訓練だけではありません。休日のみんなの過ごし方もブーストがかかってきました。帯広での生活にも慣れてきて03の中では部活動(非公式)が盛んにおこなわれているみたいです。見ていきましょう。
まずはおなじみバスケサッカー部にもブーストがかかっています。

私たちにハーフコートの概念はなくバスケは基本フルコートです。4人集まれば2on2フルコートバスケが始まります。体育が始まるということもあり一つ一つのプレーに熱が入ります。バスケ経験者は畠学生のみで他はファールの基準などよく知りません。この世界ではボールを取る、バスケットに入れることのみが正義です。

今日もお疲れ様でした。
5月くらいから勢力を拡大する釣り部。川釣りは北海道ならではみたいです。

釣り経験者の長谷川学生、石丸学生がいろいろ教えてくれます。

この後姿は後藤学生でしょうか。違ったみたいです。石丸学生でした。
流されないように気を付けてほしいですね。おいしい魚の天ぷらを心まちにしています。
続いてはたけ部。みんなで畑を作るところからスタートでした。

看護師の目黒さん(ブログ出演許可済)の指導の元みんなで育てたい野菜の面倒を見ていきます。
毎週日曜に30分ほど畑作業をしています。毎日の水やりは午後フラ担当ですが気温の上昇にともない水の量に注意が必要です。

この写真は記念すべき初日のものです。はたしてしっかり育つでしょうか。

個人的に注目選手はこのナスです。みんなからは「半額ナス」と言われ親しまれています。何が原因で半額にされたかは知りませんが私はこのナスを信じています。ポテンシャルを帯広分校で発揮してほしいですね。「半額」と書かれた値札が輝いて見えます。

そして、新興勢力の虫取り部。

夜になると学校の敷地内を徘徊して虫を探し出します。校外であれば職質案件です。

お目当ては、

なんとクワガタ!怪しい集団ではありますが今後の動向に注目です。
もう6月も終わりということで激動の5、6月の写真を厳選しました。どうぞ。
何かを思い出した衝撃で、何かを忘れる広谷学生。

英語の授業も始まりました。

平和な世界。

美しい。

パークゴルファーたち。

帯広ダイエット過程。

㊗フライトタイム>車の運転時間

02さんにもまだまだお世話になってます。

まだまだ続く帯広過程これからも楽しみです。
【70-Ⅲ】First SoloおめでとうBBQ🍖
こんにちは!ブログ委員の山下学生です。
ファーストソロから約1か月が経過していてphaseⅢに突入している学生もおり、海霧の影響もほぼ受けない今日このごろ。だいぶ前から計画していたファーストソロおめでとうBBQを6/28に開催しました!
普通のBBQではありません。なんと、担当教官8名全員と主席、次席にも参加していただきました!
企画はレク委員のエース長谷川学生です。お肉の用意や段取りなど仕切ってくれました

お肉、炭、お酒など購入チームです。これで物品に関しては準備万端。後藤学生は当日残念ながら欠席ですがお手伝いありがとう。
場所は十勝エコロジーパーク。予約ができないため場所取りチームが朝の9時から現地入りし、みんなのスペースを確保します。

天気に恵まれたこともあり、普段は寮に閉じこもっている我々にはまぶしい自然でした。
志水学生の映え写真をどうぞ。
それにしても新緑が美しいですなぁ~。(某斎藤ダウンウィンド)

さて、みんなで準備を進めていきましょう。

火の準備もしていきます。なかなか炭に火が移りませんでしたが何とか肉が届く前に炎準備ok。
送迎チームが教官を迎えに行きすべて準備が整ったところで乾杯~!!

手こずっていた炎もいい感じです。

✌✌

👍

✌

🍺

樋渡教官にとって島村主席はかつての教官です。「樋渡君、教官みたいだね」と主席に言われながら樋渡学生が焼きそばを作ってくれました。
ソースの量にこだわった特製焼きそばをみんなで頂きました。

お肉もいい感じに減ってきたところで、
6月が誕生月の田中教官、相原教官、三宅学生、樋渡教官にケーキのサプライズ🎊
おめでとうございます!


03ビジュ枠の三宅学生に抱えられケーキも嬉しそうです。

ケーキに続きましてスイカの登場です。スイカわりトップバッターは相原教官。
即席のフードを付け担当のB4班がスイカの元へradar vectorします。
「turn left 045」とか言いますが磁北はどの向きか誰も理解していません。

それでも何とか教官を誘導し、

スイカは真ん中真っ二つに割れました。大成功!スイカの真ん中にバットを命中させるだけでなく、みんなが食べやすく割れるようなpower control。これが教官の力です。
next三宅学生は食べやすくスイカを割ることができるか。


見事な粉砕ぷりです!powerが有り余ってしまいましたが、おいしく頂きました。スイカは残り2玉ありましたがおなか一杯のみんなの需要が追い付かず寮にお持ち帰りすることに。
ご飯のあとは各々好きなように過ごしました。
サッカーや野球、バレーをしたり、

トランポリンで跳ねたり、
↓大杉学生はよく跳ねます

通りすがりの家族のペットのウサギと戯れたり、


そんなこんなで片づけして終了の時間です。終わりは長谷川学生と陶國委員長の言葉で締めくくりました。


普段お世話になっている教官方への感謝として開催したBBQでしたが、ここでも教官方の協力や支援があり最高のBBQになりました!もうすぐ04も入寮してきます。先輩回期として恥ずかしくないように、また帯広過程を全員で胸を張って修了できるように残り2ケ月もないかもしれませんが頑張っていきます!
あと、生地航法でのランプインが解禁されたとかされてないとか。。。
【69-Ⅱ】宮崎再集結
おひさしぶりです!69回生Ⅱ期本田学生です!
2年ぶりに私たちのアナザースカイ,宮崎本校に帰ってきました!ただいま!!!
無くなってしまったラーメン屋,値上げした宮崎激安スーパー,少し変わった教官の顔等々,時の流れを感じています。
入寮後まずやることと言えば!そう!決起集会!!!

2025年6月
つまり飲み会です。
ここは航大生とながーい付き合いの居酒屋「修ちゃん」。こちらも約2年ぶりの来訪です!
今後ともよろしくお願いします!
せっかくなので2年前の写真も↓

2023年3月
あれ?2年前のほうがひとり少ないような,,,
そうです。私本田学生が集合写真にいません!
おそらく画角の外で酔っ払って泣きながら寝ています。。。
帯広であんなことこんなことを経験し,成長して帰ってくることができました。
お酒の飲み方も大人になって帰ってきました(!??)
また9-Ⅱ(キューニー)全員で空を飛べることを嬉しく思います!
そして!座学生時代に眺めることしかできなかった空に,飛び立つ日がやってきました!
天候はなんと!!!

雨もちらつく曇り空。低い雲が空港周辺に広がり,訓練は残念ながらキャンセルです。
梅雨前線の機嫌次第で航大生は毎日一喜一憂。
一説には「天気の話は話題が尽きた証拠」だの「デートで天気の話をはじめたらTHE END」等言われていますが,航大生は天気の話が大好き。空を見て,目を合わせただけで,爆笑,激怒,ときには発狂が日常です。
準備は万端!来たる晴れの日を待ちながらブログ執筆中です!
宮崎フライト過程では「事業用操縦士」の資格,プロパイロットの資格を取得するための訓練を行います。
何も持たざる男たちが「プロ」を手にするまであと8か月(!?),必ず全員で掴み取ります!!!
最後に!航空大学校公式Instagramを紹介します!
今宮崎では数十年に一度花を咲かせるリュウゼツランのつぼみができています!
公式Instagramで成長の様子を投稿中!お見逃しなく!
ちなみにメキシコのお酒テキーラはこのリュウゼツランからできることは知っていましたか???
それではまた!
[68-Ⅲ🐝🐝🐝]航空大学校探検ツアー 〜仙台編〜
みなさんこんにちは‼︎
立つ時に「よっこいしょういち」って言ってしまうくらい老いを感じる、68-Ⅲの阿部学生です。
入学してから4回目の誕生日を迎えた人が出始めているので、当たり前でしょうか?アラサーが見えてきました…
というのは置いておいて、お待たせいたしました‼︎
宮崎、帯広と開催してきた学校探検ツアーの最終章です。今までのはこちらをご覧ください。
(ひじょ〜に長いので時間がある時にでも)
[68-Ⅲ🐝🐝🐝]航空大学校探検ツアー 〜宮崎編〜 その1 at きっと空へいく
[68-Ⅲ🐝🐝🐝] B班 航空大学校探検ツアー 〜帯広編〜 その1 at きっと空へいく
さっそく航空大学校仙台分校を探検していきましょう‼︎
もう少しで68-Ⅳの方々も宮崎でプロパイロットになって入校ですね。入校した時に迷子にならないように、きっちりと校内を予習してくださいね。
門の前にやってきました。ここへは仙台空港から2km、JR東北本線の館腰駅から4km歩いてきましたかね…?
みなさんがいま立っているのが、航空大学校用の入口です。


航空大学校用って⁈
というのも航空大学校がある敷地内には、JAMCO・航空保安大学校岩沼研修センター・海上保安庁第二管区海上保安本部仙台航空基地・電子航法研究所岩沼分室・小型機用エプロン・燃料給油のパシフィック等があり、それぞれの施設に面した門が複数あります。
ここがまず入校した時に迷うポイント、要注意です‼︎
買い物帰りに車でボーっと走っていたら通り過ぎちゃってUターンなんて恥ずかしいですよ…
しかも航空大学校の門は22時から6時前まで閉まっているので、仙台空港から夜にのんびり歩いて帰ってくると門が閉まっていて、余計に1km弱歩くハメになったり…
航空大学校と言えばここという感じなので、私たちもここで集合写真を撮りました。

航空大学校の門分からないよ〜っていう方は写真に写っている、赤いレーダーを目標にしてくると分かりやすいですよ。
敷地に入る前にずいぶん長く語ってしまいました…
ここで「次回へ続く」となるところでした…
では校内へ入っていきましょう‼︎

入ると左にも建物がありますが、ここは航空保安大学校のテリトリーです。迂闊に入るとレーダーで捕捉されます。(な訳ないです…)
航大は基本的に門より右側となっております。

目の前にある細長い建物が、本庁舎です。教官室や授業を受ける教室、シミュレータ室(FTDルーム)などがあり、毎日と言っていいほど通う建物です。
おっと、今は某航空会社の面接が行われているようです… 邪魔してはいけないので、庁舎内は後ほど入ってみましょう。
手前を右に曲がって、本庁舎と赤いレーダーの間の道を進んでいくと、ものすごく広い敷地が見えてきました。


一部は学生の駐車場となっていますが、あと数週間後には私たち8-Ⅲ主催で〇〇○○畑になるらしいですよ‼︎まだ情報解禁前ですが、読者のみなさまにはヒントを‼︎ 春我部が舞台の某アニメのキャラクターです。
どうやら3000苗作るとか…



どんどん進んでいくと、また建物が見えてきました。
ここが我々の住処である学生寮です。2階建てで、2回期が2人1部屋で住んでいます。帯広の学生寮には敵いませんが、宮崎よりは綺麗だと思います。(あくまで個人の感想です)
では入っていきましょう‼︎


あっ、危ない‼︎ 入ってすぐに段差があります。入寮半月で、何度コケかけたことか… 気をつけてください‼︎ 決して、私がドン臭いからではありません‼︎ 全てこの段差が悪いのです‼︎

左には洗濯室や炊事場兼洗面所があります。



航大の学生寮あるあるですが、電気代節約のため廊下を減灯をしており、廊下はいつも薄暗いです。

少しでも明るくするために、廊下を叫びながら走っている学生もいます。(ごく一部)
踊り場には、某教官が持ってこられた、熱帯魚がいます。みんな積極的に立候補して、生きもの係をやっています。

まっすぐ行くと先輩期の部屋、左には2階への階段が、右に行くとお風呂と食堂があります。
先に右に行ってみましょう。

両方窓なのですが、なぜか夜は真っ暗… 深夜に窓の外を見てはいけません。何かが見えてしまいます…

下を向いて歩いていくと… ありましたお風呂です。

2回期しかいないので小さめです。8人がやっとでしょうか?体育の後は大混雑です。
その隣には食堂ですね。

朝は6:30から、夜は18:45が最終です。朝は眠すぎて目を瞑ったまま食べている8-Ⅲも多いです…

ではおどり場に戻って、私たちの住んでいる2階に行ってみましょう‼︎



まぁなんということでしょう‼︎ 廊下に靴が散乱してます… 嵐の後でしょうか?

靴以外にもサーフボードやスケボーまで… 通れるのは1人がやっと…朝は時間がないのでフライトバッグを引っ張って駆け抜けます。バッグが靴に引っかかってさらに散乱します…
これを読んでいるハチサンよ、8-Ⅳがくる前に綺麗にしておくのだ‼︎
では部屋の中はどうなっているのでしょう? そぉ〜っと覗いてみましょう。(中の人は気づかれずに背後を奪うのが得意です)


バレちゃいましたね… では学生寮はこの辺にして、次へいってみましょう‼︎
学生寮の横には体育館があります。

仙台課程になっても週に1回は体育があって、フットサルとバスケとバレーボールをみっちり2時間やります。翌日は筋肉痛です…
ではそろそろ面接も終わったようですし、本庁舎へ行ってみましょう。

こちらが通用口で、学生は基本ここから出入りします。

入ると長い廊下がありまして、突き当たりが会議室で、基本的に授業はここで行います。
左に行くとシミュレータ室となっています。

宮崎や帯広のシミュレータよりも本格的で、まるでエアラインのようです。シミュレータ自体は動きませんが、エアコンをオンにすると実際に風が出たり本格的です。

2階は総務課や教官室があります。しかし、ただならぬオーラを感じるので、写真は無しで…
そんなことをしていると、外からブ〜ンと音がしてきました。そろそろ訓練の始まる時間のようです。

宮崎のように運管室があります。横のフェンスからは我らの訓練機、BE58バロンが見えますね‼︎ プロペラは2つありますが、SR22シーラスとそんなに大きさは変わりません。

1階はブリーフィングルーム、2階は運航管理の方がいらっしゃる部屋となっています。

そしてその上にはタワーもあります‼︎ 登ると景色は爽快で、あんな飛行機やこんな飛行機が見られます‼︎あまりにも丸見えなので、写真は航大機だけにしておきますね。
というのも、JAMCOで整備中の陸海空自衛隊機や、駐機場では個人所有の小型機、そして水産庁や国土地理院の機体まで様々な機体が駐機されています。お気に入りの写真が多すぎて、選びきれませんでした…
仙台はこじんまりとしているので、実はこれで全部の建物まわっちゃったんです‼︎
最後に格納庫でも覗いてみましょうか?

やっぱり航大生は飛行機と撮らなくちゃということで、ここでも集合写真を撮ってます‼︎

仙台分校ツアーはいかがだったでしょうか?
なんだかんだで今回もすごい分量になってしまいました… ここまで読んだあなたは明日にでも仙台分校で生きていけると思います‼︎
先日、列車の車窓からN182WTという飛行機が駐機されているのが見えました。

その数日後には航大の横のスポットにしばらく駐機されるというサプライズが‼︎
見たとおりプロペラが1つしかない、いわゆる単発機ですが、なんと19歳の少年がソロでアメリカを出発し、ヨーロッパやアフリカ、ドバイなどを経由して仙台の地にやってきたようです。途中では様々なトラブルに見舞われたりして、飛行しながらエンジンの再始動まで行ったようです‼︎
宮崎までは当たり前だったのですが、1つしかないエンジンが止まるともはや滑空して不時着しかできません。そんな飛行機で世界一周って本当にすごいと思います…
無事に整備も終わり釧路へ飛び立っていき、最終的には南極大陸に行くようです‼︎ 無事の成功を祈っています。
【70-Ⅱ✌】北海道から夏のおたより
こんにちは!帯広フライト過程もラストスパートに入っている木口学生です。
早いものですね~、ついこの前極寒の北海道にやって来たと思ったら、もう審査が目前です😲
毎日の訓練、週末のつかの間の休息、全てをがむしゃらに取り組んでいたら時の流れは異様に早く感じるようです…
ということで、今回は我々ゼロニーが見てきた、北海道の季節とともに移り替わる景色とフライト訓練についてお届けします!

早速ご覧いただいたのは我々が北海道に降り立った時の十勝平野の雪景色です。あまりに美しく、本州で生まれ育った私には感動の嵐だったこと覚えています❄
沖縄出身の学生がどれだけはしゃいでいたことか!😊
我々にとってはこの景色が4月終わりまで続いた訳ですが、5月に入り十勝平野の雪化粧が溶けて無くなった後に気づくのです。フライト訓練において雪景色がどれだけありがたい存在だったのかを。

ゴールデンウイークが明けた時には、これ以上ないという程積もっていた雪はどこへやら。これぞ北海道と言わんばかりの広大な畑が姿を現しました!
これまたTHE北海道な景色を目の当たりに感動していたのもつかの間、ゼロニーは新たな困難に直面します。
「見えていた物標が見えない」
そうなんです、それまで雪で背景が白かったことで際立って見えていた防風林や鉄塔などの目標が、土の中に溶け込んで一気に見つけづらくなってしまうのです💦
雪解け後初めてのフライトでは操縦に集中していたにもかかわらず、思わず景色を二度見しましたよ。離陸後最初の旋回のタイミングの目標にしていた鉄塔が無くなっているので。昨日まであったのに。しょうがないので次のフライトからは、比較的見えやすい道からの位置関係で鉄塔を探すようにしました...笑
「気流が悪すぎる」
そして、土が露出すると低い高度帯の気流が悪くなるんです。日射によって暖められた土はそこら中で上昇気流を作り出します。この上を飛ぶと、我々が乗っているような小さな飛行機は揺れる揺れる...
またふと気づくと「やべ、高度100ft(約30m)も上がってるじゃん💦」なんてことは日常茶飯事。この上昇気流にも瞬時に対応して、高度をずらさないようにコントロールできるよう精進しております...


そして雪解けから農家さんがトラクターで広大な畑を耕している様子を拝見しているうちに、厄介な悪気流をもたらしていた土壌はあっという間に緑で覆われ、見事に気流も落ち着いてきているのです。
と言いながらも、実際は日中20度台後半まで上がる気温で大気の対流が活発になるので、何にせよ気流に揺らされながら訓練する状況はあまり変わらないですが...😢
私事ですが、最近ふとセミの音を耳にし、北海道にも夏が訪れたことを知らされました。と同時に、この4ヵ月で表情豊かな景色を見せてくれた十勝平野を前に、残り1ヵ月程で帯広での訓練が終わってしまうことに名残惜しさを感じます。

最後は、訓練終わりに見せてくれたゼロニーのとびっきりの笑顔で締めたいと思います!残り少ない帯広での訓練時間、少しでも有意義なものに出来るように全力で飛びきります!!
それではまた👋
[68-Ⅲ🐝🐝🐝] 世界で活躍する航大
みなさんご無沙汰しております。
こんなに飛行機好きな航大生は中々いないとまで言われる、68回生Ⅲ期の阿部学生です。
仙台分校の校内探検をしていたら、飛んでる飛行機が気になって、探検どころでは無くなってしまったので、Intention Chaneとなっております…
空港に住むとは便利なもので、無線を聴いてレアな機体がくると、急いで飛び出して一撃必撮の日々を過ごしています。最近は仙台空港の無線施設の検査が盛んなようで、航空局の飛行検査機が飛び回っているのをキャッキャ言いながら眺めています。

というのは置いておいて、本日のテーマは『世界で活躍する航大』ということで、航大は現在、毎年27名×4回期の108名が入学しているので、毎年卒業する航大生も100名以上います。
航空大学校の学校案内によると、『1954年7月、運輸省はエアライン・パイロットの養成を目的として航空大学校を設立。以来、航空大学校は日本唯一の公的なエアライン・パイロット養成機関として4000名以上の卒業生を送り出し、その多くが航空会社の定期路線を中心に民間航空事業の中枢で活躍しています。』とのこと。
(最新2026年度版の案内も出ていますので、ぜひご一読下さいね‼︎ 私の撮った写真も何枚かあったり…)
https://www.kouku-dai.ac.jp/07_download/pdf/2026degipan.pdf
募集要項によると日本のパイロットのうち約35%が航大の卒業生だとか…。ということは読者の皆さまが旅行等で飛行機に乗ると3回に1回は卒業生が操縦しているという計算になります。
あと数年すれば私たちも副操縦士になって、みなさんの旅のお手伝いをしているかもしれません。
ちなみに航空局の飛行検査でも航空大学校の卒業生や、航空大学校で教えてくださっていた教官が多く活躍しています。
…という、いかにもなブログを私が書くと思いましたか⁈
今回は『世界で活躍する航大』です、決して『世界で活躍する航大生』ではありません‼︎
では、今回の真のテーマを発表しましょう‼︎
それは…『世界で活躍する航大機』です‼︎
航空大学校を卒業して航空業界で活躍しているのは、航大生だけではありません。航空大学校での使用を終えた訓練機も色々な所で第二の人生(⁈)を過ごしているのです。
現在は帯広と宮崎でSR22を約30機、仙台ではBE58を13機使っています。
航空大学校は開校以来70年間で10機種、150機以上を使用してきたので、訓練機もいっぱいいるはずです。
巷で出会える航大機を紹介しましょう‼︎
読者のみなさんが簡単に目にすることができるものといえば、宮崎空港の展望デッキにいるJA8850(Beechcraft C90A King Air)が有名でしょうか?

この機体は東日本大地震の発災時に上空にいて助かった機体で、宮崎に場所を移して訓練をしていた縁から、空港ビル50周年で宮崎空港に展示されました。
今では宮崎空港で私たちの訓練を見守ってくれています。
展望デッキに着いたなら、航大の右側の格納庫も覗いてみてください‼︎
SR22の奥にも一際大きい機体がいますね。

JA5174(Beechcraft H18)です。
格納庫の守り神なので、見られたあなたは超ラッキー‼︎
機体を出し入れする朝と夕方に見れるかもしれません。(もちろん航大に入学してくれたら、もーっともっと近くで見ることができますよ‼︎)
同じ機種のJA5150は色々な地を巡ったのち、鹿児島県霧島市の城山公園に展示されています。
JA5173はN26493として、オーストラリアで飛行しているとか…
他にもフィリピンで活躍しているのもあるらしいです。
他にもJA3621(富士重工式FA200)の一部が宮崎の校舎の部屋の一角にあったりします。(同期でも気づいてるのは私だけなはず…)
他にも航大機は貴重な資料として博物館に展示されています。
宮崎にあるFA200は名機であり、整備士の訓練機材として保存もされています。
東京都立産業技術高等専門学校の科学技術展示館にはJA3622があります。
この展示館は年に数回一般公開されており、近くで眺めることができます‼︎

ちなみに上を見上げるとANAの前身である日本ヘリコプター輸送株式会社のヘリコプターJA7021(Bell47)も展示されています。

所沢の国際航空専門学校にもJA3627が展示されており、エンジンがかかる状態で整備の訓練に使われています。
この学校には、いま仙台で使われているBE58の前のバロン、JA5203(Beechcraft B55)が同じく整備士の訓練に使われています。機内はアナログ計器のみで、今使っている機体とは大違いでした。西武新宿線に乗ると所沢駅の直前の左側、一瞬見えますよ〜。

ここまで見ると航大機の共通点が見えてきたのではないでしょうか…?
そうです‼︎ 赤と青いラインが入ってるのです‼︎

今の仙台の機体も似たような塗装ですね。
帯広と宮崎の訓練機SR22の1つ前のBeechcraftA36・E33ボナンザは個人所有機として今でも複数機飛んでいますので、イベントや八尾空港などで塗装に注目して探してみると発見できるでしょう。



他にも複数の航空専門学校で整備研修用の機材として保存されているようです。
博物館にもありますよ‼︎
JA3440(BeechcraftE33ボナンザ 成田の航空科学博物館)
JA3442(BeechcraftE33ボナンザ 小松の航空プラザ)
岐阜のかかみがはら航空宇宙博物館には航大塗装になる、はるかはるか昔の機体が展示されています。

JA3084(川崎 KAT-1)は国土交通省の前身、運輸省時代に使われていたもので、航空大学校開校時に使われていた機体だとか…
現役時は銀色でマークが入っていたという噂です。縦に2人乗りとは、自衛隊の練習機のようですね。
いかがでしょうか? 世界で航大の卒業機が活躍していましたね。
航大の機材も人材もどちらも世界に羽ばたいている、ということにしておきましょう‼︎
みなさんもまだ見ぬ1機を見つける旅に出かけてみればいかがでしょうか?
乗れば愛機とはよく言ったもので、あれだけ苦労したSR22も久しぶりに会うと懐かしい思い出がよみがえります。
先日宮崎から帯広への輸送のついでにSR22が立ち寄ってくれ、今の訓練機と束の間の並びが‼︎

いずれBE58も愛機になる日が来るのでしょう…
おっと… 校内探検をしてたんだった… 次こそ探検を終わらせなきゃ‼︎
【70-Ⅲ】First Solo👨✈️
こんにちは!はじめまして。
70回生Ⅲ期委員長をしております陶國学生です。今回このブログで70-Ⅲ(通称03ゼロサン)の近況をご報告させて下さい。
我々03はいまどこにいるかというと、帯広課程にいます。3月に入寮し2ヶ月経ちました。もう帯広の雪は完全に消えてなくなりました。

この頃は一面真っ白でしたが、今では一面緑となっております。

本題にはいりますが2枚の写真をご覧下さい。


違いがわかりますか⁉
そうです。ウイングマークを無事全員獲得することができました👏
宮崎座学時代はウイングマークを胸に付けていた先輩方がとてもカッコよく眩しいのを今でも覚えています。今となってもその眩しさは忘れませんが、私達もフライト訓練が始まってこの大変な訓練を乗り越えてきたんだなと改めて尊敬の気持ちでいっぱいです。
去年までひよこ🐥だった03もFirst Soloを期に顔も引き締まりフライト学生っぽくなってきたと思います。

担当教官からウイングマークとログブックにサインをいただき身が引き締まりました。
ここで03のフライト班を紹介させて下さい。(ほとんど私の主観です)全部で8班どうぞ!

まずはA1班!チーム『キッチリ』
しっかり者が揃っています。横から3人で話しているのを盗み聞きしているのですが、よく役割分担されたチームです🤝
以前中札内の有名なピザ屋で班会をしていました🍕
次回はお土産ピザをよろしくお願いします。

A2班チーム『男前』
全班の中でもオトコマエが揃っています。3人とも筋肉や美しさにはこだわりがあるようです😎

A3班チーム『スマイル』
個性が強いチームです。天然キャラも豊富です!独特な雰囲気がありますね〜
いつも回期に面白エピソードを共有してくれる楽しそうな班です😂

A4班チーム『TGIF』
私も所属するこの班は週末の美味しいご飯と最高に気持ちが良い温泉♨️のために全力でフライトしています。行きつけは、巌窟王という味噌ラーメン屋とオベリオベリ温泉🍜

B1班チーム『さわやか』
もはや回期のアイドル的な3人です。チームワークも抜群で仲めちゃくちゃ良いですね。最近はテレビデビューも果たしたとか😳

B2班チーム『フライヤーズ』
フライトが大好きすぎる3人は何よりもフライトキャンセルが大嫌い。フライトあんなに疲れるのに、、体力がすごい🙌

B3班チーム『インテリ』
こちらは飛行機オタクが集まってますね。とにかく飛行機に詳しい👀その圧倒的な知識を持ってして熱いフライトを展開するのだとか

B4班チーム『ユニーク』
全班中で最も個性派が集まったチームです。どんな化学反応が起こるのか楽しみでしたが、息ピッタリでとにかくチームワーク最高です👍

最後にFirst Solo達成の記念の儀式の1枚もどうぞ。
以上First Soloを達成した報告とフライト班紹介でした。次回のブログもお楽しみに!