きっと空へいく

Civil Aviation College

[68-Ⅲ🐝🐝🐝] B班 航空大学校探検ツアー 〜帯広編〜 その1

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みなさん、こんにちは‼︎
バスで最寄りの中札内村に行って、食材や飲み物を10kg以上買い込んだのは良いが、帰りのバスが土日運休に変わっていたのを知らなくて、バスが無く、泣く泣く寮まで12kmを歩いて帰った、阿部学生です。

相当昔の話にはなりますが、私たち8-Ⅲが宮崎座学生時代に投稿した、宮崎本校の探検ツアーの記事を覚えておりますでしょうか?


その1

[68-Ⅲ???]航空大学校探検ツアー その1


その2

[68-Ⅲ???]航空大学校探検ツアー その2


その3

[68-Ⅲ???]航空大学校探検ツアー その3

今回は第2弾として、私たちの本拠地、そう‼︎ 帯広分校編をお届けしたいと思います。

朝ドラ内でも、机の下に隠れたときに恋が芽生えた食堂や、入校直後にプロシージャを練習したFTD室、寮の部屋などが沢山出て来たので、実際はどんな感じなのか気になる方も多いのではないでしょうか?
(ちなみに航大生はあの朝ドラで航大の知名度が一気に上がったので、すぐに朝ドラを使って色々説明しがちです)

と、前置きはこのくらいにしておいて、では探検に出かけていきましょう‼︎

あれっ、これ帯広分校なの⁈ 朝ドラでは宮崎本校って書いてあったような…

ここが帯広分校の正門です。宮崎本校の時は学生用の裏口がありましたが、帯広はここ1ヶ所なので、外出時もここを使用します。
ちなみに朝ドラでは宮崎本校の正門風景もここでした…
GWには朝ドラの聖地巡礼で記念撮影をしてる方々も見かけました‼︎ ぜひ航大を広めてくださ〜い。

ちなみに校舎に向かって左手を見ると…

この砂利道は、朝ドラで…(n回目)

砂利道が続いています。もう何回目か分かりませんが、朝ドラでは、水島学生が地元に帰る際に同期に別れを告げ空港へ向かった道です。
実際ここを真っ直ぐ進むと、空港まで外周をぐるっと周らないといけないので、9.5km歩く必要があります。(笑)
空港に行く際には反対側へ向かいましょう‼︎

ということは置いておいて、禁断の敷地内に入ってみましょう♪

ここはっ‼︎ 朝ド…(以下略)
リアルでは帯広と書いてあります‼︎

このモニュメント⁈の脇を通ると見えてくるのは…

本庁舎があります 2階建てで、中央部には管制塔のようなものが

くの字に折れ曲がった本庁舎が見えて来ました。なぜこのように曲がっているのか分かりませんが、本庁舎を含め建物内には至る所に曲がり角があります。
ちなみに上にある管制所のような所は宮崎にもあった運管室です。
駐機場から出る際、訓練空域に入出する際に連絡をして、様々な情報をもらう、航大のまさしく管制塔です。

左を見ると本庁舎に繋がった建物が…
これは学生寮です。

宮崎と違い本庁舎に直結なので雨でも濡れる心配はナシ‼︎ 外には洗濯物も干せます(?に要注意)

この正面玄関は職員専用で、入校時しか使わないのですが、今回は特別に入ってみましょう‼︎

玄関を入ると左には受付(総務課)が

ここで外部の人は受付をするらしいです。
また学生の荷物も平日はここに届き、週番(日直みたいな)が寮まで運びます。

正面を見ると…

左右にも上にも行けます。正面にも部屋が2つ…

正面には健康管理室(いわゆる保健室)と分校長室があります。健康や薬の使用についての相談する際はこちらへ‼︎

ではまず右側に進んでいきましょう‼︎

校舎内が真っ暗なのは、週末に撮影してるからです 教官に会いたい方は航大へ入ってくださ〜い

進んでいくとあるのは…FTD室です。
いわゆるフライトシミュレータです。
エアラインにあるようなモーション付きのシミュレータではありませんが、実機でできないような緊急操作をしたり、実機が使えないときに使います。

外見は三菱重工業のMU-2のよう(要検索)ですが、中は実機とほぼ同じ‼︎

今の時期は天候が悪い日も多いので、大人気で予約を取るのが大変です…
余談ですが、FTDの機器の配置は帯広にある機体(G5)とは少し異なっていて、宮崎にある機体(G6)と同じになっています。
そのため初めはこの配置の違いに苦戦します。

FTDは2機あるのですが、MIYAZAKIとOBIHIROと愛称がついています。

ではもっと校舎を奥に進んでいきましょう。

すると一番奥には…

朝d…(以下略)でロスポジした柏木学生がイメトレをしていましたね

体育館が‼︎
ここでは主に体育の授業を行います。

あれっ⁈ フライト学生ってフライトだけじゃないの⁈と驚かれた方もいるでしょうか?
そうなんです、フライトだけじゃなくて、座学や体育などの授業がギュウギュウに詰まっているんです。
体育ではバスケットボールとフットサルを行います。(かなりハードなので翌日には全身筋肉痛です)

さすがは北の大地、この時期、床には大量の…、自然が豊かですねー

私は苦手なので、逃げるように急ぎ足で2階へ向かいましょう。

2階にはこんなトレーニングルームもあります‼︎

私はフライトと体育でお腹がいっぱいですが、使ってる学生もいます

また座学で使う部屋が並んでいます。

主に座学で使う航法教室 フライトはA班とB班で午前と午後なので、基本的には10人強で授業です

他にも教官室や印刷室、運管室などがあり、フライトの際はいろんな部屋を行ったり来たりします。

また逆の端にはブリーフィングルームがあります。

簡易個室になっていて、班ごと(学生3名+教官)に座ります

ここでは航空法73条の2及び航空法施行規則164条の15にある機長の出発前確認を行います。
フライトの約1時間前に集合して、①気象、②搭乗者の重量分布、③航空情報を共有します。
学生の中にはフライト前に既にここで気を落とす人もいるとかいないとか…

本庁舎にいると日曜なのにフライトを思い出すので、学生寮に移動しましょう‼︎

本庁舎と学生寮は繋がっているので、2階にいても1階にいても、そのまま移動できます。
そのため学生は本庁舎でも回期のスリッパで移動します。(宮崎時代にスリッパに色々お絵描きした人は恥ずかしい思いをするので要注意です)

2階を移動するとます見えてくるのが、調理室です。

金夜〜日昼まではご飯が出ないので、外食か自炊をします

…といきたいのですが、長くなってきたので、今回はここまで‼︎
次回は学生寮を紹介します。

私たちフライト学生はフライトができる天気が続く限り毎日フライトをします。
フライトをする度に、自分の無力さに落ち込み、地上で見た理想との差に絶望し、先輩方のように空を1人で飛べるのかと不安になり、永遠に暗闇が続くように感じる日々。
でも夜が去り朝がやってくるように、いつか光が差すと信じて、無我夢中で勉強に励んでいます。
それでも完璧にできないフライト…。1時間、また1時間と近づくソロフライト…
でも暗闇の中でふと空を見上げると、数え切れないほどの星が輝いていました。
暗闇だからこそ星が見え、それに向かって前に進めるのかもしれない。
暗闇にいることを楽しみ、今できる限りのことを全力で頑張らなくちゃ‼︎

暗闇の中で照らされるSR22 1つ上の先輩、8-Ⅱさんがナイトフライトをしていました

Written by 68III

5月 21st, 2023 at 5:30 pm