Archive for 5月, 2024
【70-Ⅱ✌️】初めて光り輝く機体に触れて…
こんにちは!サーフィン、ゴルフ、サウナで休日を謳歌している木口学生です!(勿論勉強も…)
最近、我々0-2(ゼロニー)にとって非常にテンションの上がる出来事がいくつかあったので、ご紹介します!!
まずは、念願の制服が届いきました!どれほど待ち望んだことか…
今まで着ていたシャツと変わって、制服に袖を通した瞬間航大生としての誇りを感じました。授業にも全員揃った格好で出席できるようになり、回期としてより一層まとまったように思います!

格納庫にて、新しい制服で集合写真を撮りました!どうですか、中々にイケてるでしょう?ちなみにゼロニーは下の後ろ姿の写真を見て、「どれが誰か」を判別できます!
この2か月で随分仲良くなったなぁ…(しみじみ)

次に、訓練で使用する機体の見学をさせていただきました!これも全座学生が待ち望んでいたイベント!!
授業で学んだ機体の構造や装備品を自分自身の目で確認したり、実際にコックピットに乗り込んで操作することでエルロン(補助翼)、エレベータ(昇降舵)、ラダー(方向舵)が連動し動くことを確認する貴重な経験となりました!

憧れの機体を目の前に、笑顔が弾けっちゃっていますね!(笑)

座席に座ると気が引き締まり、凛々しい同期たちの顔が沢山見られました!格好いい!!

そんな中ブーーンというエンジン音を耳にし滑走路へ目を向けると、そこには今まさに離陸をしていく先輩の訓練機が!
憧れの先輩の背中を追い続けたら、いつかは我々も九州の空を飛び回ることができるんでしょうか…

最後はゼロニー全員で、光り輝くSR22の前で記念撮影!みんなイキイキとした良い写真だ!
次は22人全員胸にウイングマークをつけ、写真のような笑顔で同じ格納庫に戻ってきます!その為に沢山勉強して技量を磨かねば…

ということで、今回もゼロニーの楽しい日常をお届けしました!
ゼロニーは新しい制服に身を包み気分一新、より一層勉学にも熱が入るんじゃないでしょうか!おっと、私も6月のチェック(試験)ラッシュに向け勉強を始めなければ💦
それではこの辺で失礼いたします…
【67-Ⅲ】卒業
気がついたら我々67-Ⅲが明日卒業式を迎えることになりました。
三年と4ヶ月なかなか大変な毎日でしたが
22人卒業できそうです(少ない)
毎年、卒業式前の集合に間に合わない学生がいると注意を受けたので前日の飲み会はほどほどにするようにします。。。
とは言っても、長い時間をともにした同期と最後の飲み会なので楽しんでいきたいと思います!!
明日はご来賓の方がたくさん来ていただけるとのことなので楽しみです。また、コロナも明けて家族も呼べるようになりました!
明日は最後の制服姿を見せられるように 起きます!!!!
天気が微妙ですが、何とか持って欲しいですね!!
座学時代から、あまり航空大のブログが動いておらず何とか盛り上げようと書いてきましたが、目標の100記事には到底及ばず情けない結果となりました。
ただ、他の会期には影響が大きかったようで今ではたくさんの回期がブログを書いてくれていて微笑ましく授業中みてました。(もちろんマルチタスクで)
この意志をハチサンに託し、何とか叶えて欲しいものです!お願いね🙇
“終われば 楽勝 CAC“ という言葉をよく先輩から聞きますが、本当にそうかも知れません。もう、キツさを忘れかけているかも。
慣れというのは怖いものでここ1ヶ月フライトから離れた生活を送っていましたが後輩を見ていると、よくあんなにやってたなと思います。
過酷な環境と周りから見たら思うかもしれませんが、中にいたら意外と分かりません笑
それはやっぱり同期の存在だと思います。
本当に良い回期でした☺️
それでは皆様、今まで読んでくださりありがとうございました!!
次は、本当のお客様を乗せられるように、まずはFO昇格を目指して!
離れていても同期は同期ですので協力して頑張ります🤝
GOODLUCK!!

67-Ⅲ 一同
[8-Ⅲ🐝🐝🐝宮崎1st Flight]
えー、以前
『ブログをたくさん投稿してくれいた67-2の先輩方卒業おめでとうございます㊗️』
と、書いたところ67-3の先輩から
『ブログを書いてるのは67-2ではなく67-3だ』という趣旨の投稿をいただきました。。。🫨🫨🫨
違うんです❗️まさか先輩回期を間違えるわけないじゃないですかっ‼️こんな風に書いたらあの伝説的なブロガー67-3のアンサー投稿が読めるんじゃないかなって思ったんです☆
仙台修了まであと少しですがブログを盛り上げていきましょう🔥🔥
改めましてフライトバッグとしてトートバッグではなくサッカーボールを入れる用のナップザックを使っている委員長です🔥⚽️

さて4/19の入寮から1ヶ月過ぎた5/21に私たちのA4班はハチサン🐝の先陣を切って宮崎の空を飛んできました🥭✈️
半年ぶりの操縦にワクワクしながら搭乗‼️
古くなったおじいちゃんの車のムワッとしたあの香り👃🚗たまりません〜😤🤮

管制官から『CLEARED FOR TAKEOFF』 のアナウンス📢
滑走路と正対した瞬間が1番パイロットを感じる瞬間です🛣️んーっ、たまらんっ!😤

宮崎の空いいです💯
帯広と違って空港の周りが街なので、場周経路を回ると座学生の時に回った思い出の地が見えます❗️
毎週通ったチキン南蛮のお店のオグラ🍖
フライト学生が真上を飛んでるのをいつも見上げた赤江の河川敷⚾️
必死に1時間かけて走った宮崎大学へは1分で着いちゃいます🏃

そんなエモエモロードではありますが、飛んでいる時は頭フル回転♻️
あれやこれやしていたらあっという間に着陸🛬
まだまだ飛びたいところですがこれから90時間も飛ぶので今日はこれまで❗️❗️
翌日以降どんどんと他の🐝たちも宮崎の空へ飛びたっていきました🐝🐝🐝
これからも頑張っていきます💪

次回!
赤江といえば赤江浜でBBQだろ‼️🍗
涙の8-1さんとの別れ😭
の二本立てです。お楽しみに👋👋👋



【69-Ⅱ】First Solo達成!!
みなさんこんにちは! 69-Ⅱの本田学生です!
はじめてのフライトから早3カ月半ほどが経ち,帯広は露天風呂で髪の毛がカチコチに凍る季節から,滑走路脇がタンポポの黄色で染まり半袖で過ごせる季節になりました。そして5/20,私たち69-Ⅱ 28名全員が晴れて飛行機をひとりで操縦し帰ってくる「First Solo」を達成しました!おめでとう!

胸にはFirst Soloを達成した学生に授けられるウイングマークが!
もちろん恒例のお風呂ダイブもあります!


ここでスマホがポケットに入ったまま水没が若干名。後日念願のウイングマークを洗濯してしまう学生も若干名。
日常生活から安全サイドでチェックを怠らず!
まだまだ駆け出しパイロット,帯広過程も折り返し地点を過ぎ,次の目標である帯広過程の終わりにある審査に向けた準備が,,
また全員お祝いでお風呂に投げ入れられる日を楽しみに,訓練は続いていきます!
またお会いしましょう!
【70-Ⅱ✌️】宮崎入寮2ヶ月経過!
皆さんこんにちは!幼少期はトーマスではなくアンパンマンで育った02✌️(ゼロニー)の池澤学生です!
航大寮生活約2ヶ月が経過しました。多くの人が寮のような共同生活をするのが初めてで戸惑う中、チェック(試験)が続いたり、なにかとバタバタしていた2ヶ月でした。今回は不慣れながらもここまで寮生活をどのように過ごしてきたか、色々載せていこうと思います!
まず、4月に入寮してすぐにチェックが立て続けにありました😭


勉強の邪魔をしないようにこっそりと。真面目に勉強してますね。
無事にチェックを終えて全員で飲み会!!この時のお酒は最高に美味しかったです😆

さらにさらに! 4月、5月は3人誕生日の人がいたのでケーキサプライズ!


実は私も誕生日を迎えたので02のみんなに祝ってもらいました(笑)
みんなありがとう〜〜!
最後に02達の部屋の雰囲気紹介第一弾!(第二弾以降あるかは分からない)


なにか真剣に取り組んでますね。

談笑中をパシャリ✌️

。。。
ツッコミどころが多すぎますね。(笑) まずは部屋を片付けようか(笑)
こんな部屋ばかりじゃないので安心してくださいね(笑)
以上、今回は約2ヶ月間の航大寮生活の雰囲気をお伝えしました!
入寮当初は慣れないことも多く不安もありましたが、ここまで02同士でお互い支え合ってチェック等頑張れています。02や先輩方のおかげでとても楽しい毎日です!
この日々の楽しい生活に感謝を忘れず精進していきます!
[8-Ⅲ🐝🐝🐝OB会]
全部屋を回ってバレーボール参加者を募ることが趣味の委員長です🔥
皆さん航空大学校にはOB会があるのをご存知でしょうか❓
普段私たちが寮で利用する生活用品はOBからの寄贈品だったりします🙇♂️
冷蔵庫や電子レンジ、バドミントンのラケットなどその種類は様々🏸

私たちが日々のとてもとても厳しい訓練にギリッギリ耐えられるのはOBの方々のおかげなのです🙇♂️🙇♂️🙇♂️
そして今回そんなOBの総会が宮崎で行われました。OB会を代表してたくさんの方がいらっしゃいました🥭
学生代表として68-3🐝がホテルに集まって上は大先輩の方々とお話しをさせていただきました‼️

今の私たちの教官が座学生だった頃どんな学生だったか、熱心な指導をしていただける教官は20年以上前も熱心な教官だったことなど教官のエピソードで盛り上がりました🔥🔥
初めは緊張して隅に固まっていた68-3も時間を忘れて交流しました🐝

『今と違って天気図はNHKのラジオ放送を聞いて作っていた。それを同じ部屋の座学生が毎朝やってくれるんだけど、等圧線の書き方が分かってなくてブリーフィングで苦労したよ。』
『教官に言われたことを絶対に繰り返してはいけない。もし間違えるなら失敗した方と逆側で間違えなさい。』

などなど過去の航大話や訓練の金言、これまでに遭遇した1番の失敗など、掘れば掘るほど気になる話題は尽きませんでした。
会の途中に学生代表として委員長挨拶
この為に横にピラピラ広がる紙を準備してきました!📃
しかし、、、パイロットがメモを読みながら機内アナウンスをするのか!って話ですよ
登壇する前になってそんなことに気がついて、アドリブと紙のチラ見で無事挨拶を終えました。

そして名残惜しくも会はお開きになり最後は全員で記念撮影📷

貴重な機会をありがとうございました‼️
お近くにおこしの際はまた是非寮を訪ねて下さい❗️学生一同お待ちしております‼️‼️
[67-Ⅲ]あれれまだいるんですけど。
全国、航空大学校ブログファンの皆様
お久しぶりです。67-Ⅲです。私たちは一応ライバルと思っていたのですが、、、
【8-Ⅲ🐝🐝🐝】おーい!ハチサン🐝が宮崎に帰って来たぞーー
すみませんもう少しだけ居させてください。
まあそんなこんなで
卒業が近づいてきたことを報告します!
前年の2023年11月に入寮して約6ヶ月が経ち、
今年2月には多発課程終了のためプロペラが100個でも操縦出来る体となりました!
となると、計器飛行に入りますが、訓練でいろんな空港に行けるようになります。
VFRで飛んでいた時とは違い、隅から隅まで地形を覚える必要はありませんが
その分IFR運航の知識が必要となります!
先輩風を吹かせながら帯広空港まで行くことも可能です!!
SR22が普段、駐機している場所にBE58が!

天気も非常に快晴で!懐かしい管制官の声を聞きながら、着陸することが出来ました。
帯広や宮崎の管制官の声は大体覚えてしまいます。今日はこの方か〜と思いながら訓練しています。
顔は分かりませんが非常に近い関係である管制官には日々感謝です!!
意外と物標を覚えていて、
帯広での訓練が蘇ってきました!帯広での担当教官にも挨拶出来たので非常に満足しました。

ピースがダサすぎます

そういえば帯広では高度4000ftぐらいで訓練するので、
あんまり景色を見渡せなかったのですが、バロンでは10000ft付近で巡航するので景色を見るにはぴったりです!

仙台課程ではいろんな空港に行けると思うのでぜひ検討を重ねてみてください!
67-Ⅲ 一同
[68-Ⅲ🐝🐝🐝] トリビアの泉
皆さんは”トリビア”っていう言葉を知っていますか?
“トリビア”、それは人生には全く役に立たない無駄な知識。
人はなぜ、無駄だとわかってる知識を追い求めるのでしょうか?
かのSF作家、アイザック・アシモフはこう言いました。
「人間は、無用な知識が増えることで快感を感じることができる、唯一の動物である」と。
今日はどんなトリビアが私たちを「へぇ〜」っと言わしてくれるのでしょうか?
皆さん、こんにちは‼︎
地下アイドルがいる鉱山から、日が出づる時、絹に包まれる城を経由して、7つの湯を巡る温泉街で疲れを癒し、『管制圏でも情報圏でもない、国土交通大臣が告示で指定する空港』から帰るという旅の最中に、このブログの内容を思いついた、68-Ⅲの阿部学生です。
このブログの読者のようなプロトラベラーなら、どこを旅していたか、もうお分かりですかね…⁈
『管制圏でも情報圏でもない、国土交通大臣が告示で指定する空港』なんて日常生活をしていたら耳にすることなんてありませんよね…
でもこれを航大生に聞くと100%答えられます。
というのも宮崎座学時代の航空法規の試験で出てくるのです。(今は教官が勇退されてしまったので、出題されているのかは分かりませんが… Y教官お元気でしょうか?)
該当する空港は天草空港・調布飛行場・但馬空港の3ヶ所です。
これで読者の方々にも”人生には全く役に立たない無駄な知識”;トリビア”が付きましたね‼︎
今回は2003年〜2006年までフジテレビで放送していた、思わず”へぇ〜”と言ってしまうような雑学を紹介する番組、”トリビアの泉”になぞらえて、皆さまに無駄な知識を授けましょう‼︎
初めて知った知識なら”へぇ〜へぇ〜ボタン”をいっぱい押してくださいね。
最初のトリビアはこちらっ‼︎
①《地上走行はクルマとは全然違う》
車だとハンドルを回せば右や左に簡単に曲がることができますよね?(自動車免許を持っていないので知りませんが…)
飛行機も操縦桿が付いており、飛行中はそれを動かして旋回をするのですが、地上で操縦桿を動かしても(低速中/低出力中は)飛行機は曲がりません。
というのも車などはタイヤ自体を左右に回転させることで曲がっていますが、飛行機は動翼を動かすことで揚力差などを使って旋回をしています。そのため地上では翼に風が強く当たっていないため意味がありません。
大きい旅客機では操縦桿とは別に地上走行用のハンドルがあり、それで前輪を回転させることで曲がっていますが、SR22のような小型機ではそのようなものはありません…
ではどうやって曲がっているのか⁈
実は…後輪のブレーキを使っているのです‼︎
皆さん‼︎ ここ、”へぇ〜へぇ〜ボタン”押すところですよ‼︎
SR22はノーズタイヤ(ギア)が前方に1つ(前輪)、メインギアが後方左右に1つづつ(後輪)の計3つのギアがあります。

ノーズギアにはブレーキなどは付いておらず、自由に回転することができ、メインギアにのみブレーキが付いています。操縦席の足元にあるラダーペダルの上部を踏むことでブレーキがかかるようになっていて、踏んだ側のブレーキパッド(ディスクブレーキ)が当たり、ギアの回転数を落とすことによる回転差で曲がります。そのため機体の回転軸が後ろにあり、想像している位置でブレーキをかけてもうまく曲がることができず、最初はよく明後日の方向に行ってました。誘導路などにあるセンターラインに合わせるのが難しすぎて、訓練の初期ではこれが1番大変と言っても過言ではありません。担当教官にはご心配をおかけしました…

次も地上滑走に関するトリビアです。
②《誘導路や滑走路のセンターラインは機体の真ん中で踏まない》
皆さんはフライトシミュレータで着陸する時は、飛行機の真ん中(ノーズギア)が滑走路のセンターライン上になるように合わせながら着陸しますよね⁈
私もそう思っていました、昨日までは…
エアラインなどの大きい飛行機はノーズギアがセンターラインの上に乗るように走行しています。また私たちも狭い駐機場内では別の機体との接触を防ぐためにノーズギアがラインの上に乗るように走行します。(それはそれでノーズギアが見えないので難しいのですが…)
しかし滑走路から続く誘導路や滑走路上では自分の(お尻の)下にセンターラインがくるようにします。
なぜわざわざズラすのか?って思いますよね。それは機体が左右にどのくらいズレているかを分かるようにするためなのです。
ノーズギアは操縦席から見えないし、操縦席は左側なので、センターラインがどの辺にあれば良いのかのイメージはつきません。左にズレてると言っても、どのくらいズレてるかの量もイマイチ分かりません。
しかし自分の下にセンターラインが来るようにすれば、センターラインが斜めに見えるならセンターライン上に真っ直ぐにいませんし、まっすぐ先まで延びていればライン上にいるということがすぐ分かります。
そのため着陸中もひと目で分かり、Pass・Center・AirSpeedのクロスチェックをしやすくなります。
とカッコつけて書いてますが、頭では理解していても、なぜか1人分機体が左にズレてしまい、担当教官には苦労をかけてしまっていた私です…(今ごろクシャミをしていそうです)
それでは機内でのトリビアに移っていきましょう‼︎
③《操縦桿は彼女のように、時に敏感で、時に重い》
どういうこと⁈ってお思いですよね。私も彼女がいないのでよく分かりませんが…
飛行機の状況によって異なるということなのでしょう。
例えば安定した定常飛行をしている時は少し操縦桿を動かしただけで、姿勢が変化して高度が変化したり、旋回が入ったりします。旋回の時はラダーと共に操縦桿を動かすのであまり力が要らず、トリムをキチンと取る(操縦桿の圧力を抜いて手を離してもその状態を維持できるようなシステム)と力をかけ続ける必要が無く、逆に力を抜くことで操縦桿のレスポンスから状態(Power;エネルギーが不足か過多か?や pitchは良いか?)を知ることができるようになります。
しかし失速の訓練で速度が遅い状態でpitchを上げる(上昇姿勢にする)時はすごい重さを感じ、かなりの力が必要です。失速の訓練をいっぱい行うと腕や指が筋肉痛になります…
まぁ、慣れてくる(操縦桿の正しい動かし方を知る)とヤミクモに力をかけないので筋肉痛にならないのでご安心を。
ちなみにSR22の操縦桿はボーイングのような、両手で持つ操縦桿では無く、エアバスのようなサイドスティックで、訓練生は左手でサイドスティックを持ち、右手でパワーコントロールを、教官は逆に右手でサイドスティックを持ち、左手でパワーコントロールを行います。

パワーの話が出たので次はそのトリビアを
④《ゴーアラウンド(着陸復行)ってパワー足すだけ》
着陸中に明らかに安定したアプローチではなかったり、滑走路に先行機がいるときなどに、着陸をせずに再び上昇するゴーアラウンドですが、上昇するので離陸と同じようにパワーをMax(100%)にすれば良さそうですよね。
何をおっしゃい‼︎ こんな簡単ならファーストソロ前の試験やファイナルチェックでゴーアラウンドなんてしませんよ…
これはガセビアです。そんな単純ではありません…
パワーも足すのですが、それだけではありません‼︎ FLAP操作、ギア操作、姿勢の操作、管制とのやりとり、離陸と同じコールアウト、パワー操作…それらが数十秒で間髪入れずやってきます。
特に大変なのが姿勢の安定です。ちなみにSR22は単発機なのでパワーを操作したり、姿勢を変化させることでジャイロ効果やPファクターなどの様々な要因が発生し、旋回が入ったり偏向したりします。例えば離陸滑走の時は左に行こうとするので、右のラダーを踏んでその力を打ち消しています。しかし着陸時はラダーは左右色々です。
また着陸時はそれに合わせたトリムをとっています。なので急にパワーを足すと、思いっきり左に機首が向いてエネルギー過多で上昇姿勢になって、ひっちゃかめっちゃかになります(想像の10倍くらいグチャグチャになります…)。
また接地寸前では失速速度近くまで速度を落としているので、パワーを足したと言えど、急に機首を上げると失速します。そのためしばらくはレベルフライト(高度を一定にする)を行い速度が上がってきてから上昇に移行します。ただでさえゴーアラウンドは緊迫状態なのに、落ち着いて状況分析をする必要があります。
武井壮のように色々予測するのが重要ですが、先行機を確認したり、スタビライズドアプローチ(安定した着陸体制)を確立することでゴーアラウンドをしないようにするのが1番です。
ということで、これはガセビアの沼に沈めましょう(ドボドボ… ←この沈む感じも中々に快感なので、検索することをオススメします)
#明日使えないウソ知識に注意
パワー操作について出たので、パワーネタをまた一つ。
⑤《離陸の時以外パワーは全然使わない》
そうなんです‼︎ 離陸時以外は使っても50〜60%程度です。
某朝ドラでも、離陸の時は『Max Power‼︎』って言っていましたね‼︎ 離陸の時は滑走路内で離陸と上昇をするため、100%(実際は上昇するにつれて空気の密度の問題から%値は落ちていく)のパワーを使います。しかしひとたび巡航になれば、ナビゲーション訓練などで140ktで飛行する時は50%(宮崎のナビゲーション訓練では65%です)、タッチアンドゴー時の場周飛行の110ktで飛行する時は30%しか使いません。着陸に移る際には20%→17%→15%とパワーを減らし、滑走路の端を通過した後はパワーをアイドリング状態(0%ではない)にして接地します。
ちなみに100%で巡航を続けると170kt程度は出ますが、タスクをやるペースも早くなりますし、燃費も悪く、急がないのでほとんど使いません。
とそんなにパワーを持っているSR22ですが、風には敵いません。
⑥《体感で風吹いてるなぁ〜くらいでも訓練ができない時がある》
風向きと誰がどう操縦しているかで決まりますが、ソロフライトなら場合によっては10ktの風(約5m/s)でもリミテーションオーバーで訓練できません。
職員訓練/学生訓練/学生単独訓練(ソロフライト)の3つでそれぞれ条件が決まっていて、後は滑走路に対しての風の角度によって決まっています。
例えば学生訓練なら正面からの風なら30kt、真横からの風なら15kt、ソロフライトなら正面で20kt、真横で10ktです。また追風10ktを超える状態では離着陸を行うことが出来ません。
横風10ktの弱い風なんて、あんなに速く飛ぶ飛行機に影響あるの⁈って思いますよね‼︎
横風が吹いている時は、最終進入ではクラブアプローチ(crab approach)という機首を風上に向けることで、飛行機は風上方向に斜めに向かいながら、機体も風に流されて、結果的に進むのは滑走路に平行にして飛行します。カニという意味ですねぇ〜。しかしそのまま滑走路に接地すると機体が滑走路に対して斜めなので、タイヤの向く方向へ滑走路を逸れてしまいます。
そのため接地する直前にウイングロー(wing low)という風上の翼を下げつつ、逆のラダーを踏むことで飛行機は風上に曲がろうとスリップの様な形で飛行します。それにより飛行機(の機軸)も滑走路と平行なので、接地してもタイヤは滑走路と平行なので滑走路を逸れることはありません。しかし翼を傾けるので、風が強すぎると翼端を擦ってしまうかもしれませんし、風が全ての地点で一定の風向と風速でないので、その加減を適時変えなければいけません。風が強いとその振り幅も大きいので難しくなるのです。

皆さんのトリビア(=無駄知識)がオーバーフローして日常生活に支障が出てしまいそうなので、この辺でやめておきましょう。
私たちはこのような知識や経験を積みながら、一歩一歩進んでいます。
そろそろシーラスが僕らを呼んでいる声がする…

【8-Ⅲ🐝🐝🐝宮崎1stフライトまで1週間】
OB会までブログの投稿を待てなかった委員長です🔥
来週月曜からのフライトに向け、今はフライトシミュレーターでの訓練を行なっています✈️

シミュレーターだからできる緊急時の不時着の訓練や各種電気系統のトラブル、離陸の為の滑走時の急ブレーキなどシチュエーションは様々🌀

訓練生になって関心が高まったからかもしれませんが最近飛行機のトラブルや事故多い気がします。。。💦
先月は新千歳で無線機器の故障が起きてライトガンでの着陸がありました🔦
無線が壊れて管制官からの『clear to land』の指示が出せない時に赤、緑、白のライトで指示を出せるのがライトガンです。
帯広でも1度練習のために管制官にライトの点灯をリクエストしました🟢

一生に一度あるかないかのトラブルではありますが、そのトラブルが明日起こってもいいように訓練を頑張っている最中です💪
毎日のミーティングはトラブルの状況や対処、勉強などなど話していると1時間過ぎることもしばしば⏳
帯広より確実にミーティングの質や量が向上しています⇧


さて、先日座学生の70-2と一緒に寮のお風呂の大掃除をしました🧹
提案したのは68-Ⅲ🐝屈指の方言talkerの学生
チャットの文章もコテコテの北九州訛りで内容が理解出来ないことも、、、
翻訳すると「汚れがひどくなる夏に向けて皆んなで掃除をしよう」とのこと🦠




その学生中心にハチサン🐝の有志と70-2とで風呂の大清掃。長年積み重なった汚れが綺麗になりました✨✨
先輩回期からも綺麗になった風呂場を喜んでいただけました👏
座学生も毎日風呂掃除ありがとうございます🙇♂️
【8-Ⅲ🐝🐝🐝ゴールデンウィークの🐝】
自動販売機の数、、、2つの回期が生活する帯広寮では4台あるのに対し、3つの回期が生活する宮崎寮では1台しかないことに悲しみを感じる委員長です🔥
入寮して1週間後の大型連休でハチサン🐝は熊本県の阿蘇山へいきました⛰️
参加者は22名❗️なかなかの大所帯です
元々は68-2の先輩3名が登山&キャンプにハチサンを誘って始まった5〜6名の小旅行、、、
ハチサン🐝に声をかけたらあれよあれよと大人数集まりました🐝🐝🐝
初日は阿蘇山の麓のキャンプ場にてコテージで一泊🏕️
鮎の掴み取りに1人1匹挑戦🐟
航大生は体育の授業で慣れているので自然発生した掛け声に合わせて全員でストレッチ🙆

その後掴み取り開始🔫
30分ほどでなんとか大体捕獲🐟
捕まえられない最後の学生は周りに遅れること15分、やっと捕獲!

なかなか見つけられず、全員で肩組んで端っこからチェック、、、最後は池の水を全部抜いて探していただきました🥲

そして1人1匹下処理をしてバーベキューの準備完了🍖10キロ近い肉を食べながら語り合いました。



翌日早朝に登山愛好家たちに叩き起こされて登山道に到着⛰️雄大な山脈が目の前に広がります💪するとハチサン🐝数名から不安や不満の声が、、、
登山愛好家の『往復1時間で着く』という誘い文句に釣られた🐝が騙されたことに気がついたようです、、、

なんやかんやありましたが無事登頂‼️
68-2の先輩と『頂上で会おう』という約束を果たし皆んなで登頂写真を撮って帰りました。
今回の企画は68-2さんが誘ってくれて実現しました!ありがとうございます!



次回は航空大学校OB会の総会について❗️
それでは👋