Archive for 5月, 2023
[68-Ⅲ🐝🐝🐝] B班 航空大学校探検ツアー 〜帯広編〜 その2
みなさん、こんにちは‼︎
半日かけてシャツ・シーツ・タオルなどを大量に洗濯したのに、強風で竿ごと倒れて全滅した、阿部学生です。
今は窓全開&サーキュレーターで部屋干しをしています…
航空大学校探検ツアー 帯広編、学生寮エリアに入った所で終わっていましたね。
さて今回は残りのエリアを紹介していきたいと思います。
やってまいりました、ここは学生寮2階の調理室ですね。

今日も料理をしている人がいますね〜
何を作っているのでしょう?



話が脱線いたしました、それでは見学を続けていきましょう。
調理室の横にも道があり、そこを辿っていくと…

浴室があります。2回期約50人しかいないので少し小さめですが、綺麗で使い勝手が良いです。
ちなみにお風呂のお湯はフライトのある日の前日は必ず入れることになっていて、翌日のフライトに向けて英気を養う場になっています。
この脇にはシャワー室もあり、フライトの準備があって、ゆっくりしている時間が無い‼︎という人はこっちを使っています。

また洗濯室も併設されていて、緊張でビショビショになった制服などを洗濯します。

さて調理室まで戻り、反対側へ向かうと長い廊下があり、ずら〜っと生活部屋が並んでいます。

部屋は2階が先輩の8-Ⅱさん、1階が私たち8-Ⅲと別れています。
部屋の中は後ほど同期の部屋に入ってみましょう。
そのまま廊下を進んでいくとあるのが、娯楽室です。

この部屋ではみんなで週末にワイワイと飲み会やゲーム大会もしますが、主に使うのが毎晩の『エリア決め』です。
エリア決めとは、翌日のフライトで使うための訓練エリア(※1)や、touch and goの枠(※2)を各班に割り当てるイベントで、やりたい訓練科目をやるために、エリアやtouch and goの枠をかけて血みどろの闘いをします。
※1:空港周辺にはHK2-◯エリアという訓練エリアが複数設定されていて、姿勢や高度を頻繁に変化させる飛行をできる機体は安全のために、各エリア1機と決まっています。
どのエリアを取るかは、①エリアの上限・下限高度、②定期便の離着陸に合わせて待避が必要かどうか、③空港から近いかどうか、④地形や風向きによって揺れたり雲ができたりしそうか、⑤訓練に使える物標があるかどうか、など様々な事を考えています。
※2:touch and goとは離陸後、空港周辺を1周して着陸&離陸を繰り返すもので、約7〜8分に1回離着陸を行います。そのため多数の機体が飛ぶと空港周辺が大混雑してしまうため、同時にできるのは3機までと決まっています。
勝敗の付け方はただ一つ‼︎、3つのサイコロです。
3つのサイコロの出目の合計が1番多い班から好きな場所を選べます。
この闘いに負けると訓練が進まなかったり、訓練ができたとしてもすごい気流の悪い中で訓練することになります…
とまぁ、私たちの班はサイコロ運がないのでいい思い出はありませんが、この部屋の売りは他にあります‼︎
それは窓からの景色です。
私の部屋からも12秒で駆けつけられるので、飛行機好きの私は、珍しい機体が離着陸する際にダッシュで駆けつけます‼︎


この飛行機は国土交通省航空局の飛行検査機で航空保安施設などの検査をします

余談ですが、中の人は飛行検査が大好きで、宮崎座学時代もそうだったのですが、今も検査が始まるとフェンス沿いに駆けつけ、ワクワクしながら眺めています‼︎
我が航空大学校も国土交通省所管なので、このブログを読まれている関係者の皆さん、新型の検査機の見学実習をしたいです…笑
などと言いつつ、娯楽室から斜め下を見下ろすと食堂を一望できます。


食堂を出ると大きな交差点があり左右と前には部屋が広がっています。
また近くにはアイロンスペースもあり、制服のシャツのアイロンがけをします。

お待たせいたしました‼︎ 8-Ⅲの部屋を覗いてみましょう‼︎

帯広は宮崎とは異なり2人部屋になっています。
部屋割りは同期が決めたのですが、それがまた上手すぎて気が合いすぎる人でペアになっています。



朝ドラと似ているでしょうか?
簡易的ですが机があるエリアとベッドがあるエリアが仕切られています。
私達、ハチサンのB部隊:12人がこの通称 “カンゴク” と呼ばれる小さい陸の孤島に辿り着いてから何日が過ぎただろうか?
狭いエリアながらも、私達は、『食事を作り、洗濯をし、明日も朝が来ることを信じてベットへ入る』というルーティーンを確立し、平穏な生活を手に入れつつあった。
夜には薄暗い中でも月明かりを頼りに水場にも行けるし、もうどこにいたとしても迷うことはなかった。
12人誰もが、この孤島のあらゆることを知り尽くしたと信じてやまなかったし、1人たりともそれに異を唱える者はいなかった。
また先発隊のA部隊やハチニーサンの各部隊も同じことを考えていた…
あの時までは……
島をのんびりと歩いていた時のことだった、背後から驚きとも歓声とも異なる叫び声が聞こえた。
声のした方に駆け寄ってみると、同じ隊のタイセイが腰を抜かした状態で奥を指さしている。
叫び声は島中に聞こえたのだろう、各自思い思いのことをしていたはずだが、まもなくパラパラと集まってきた。
『これを見てくれ…、謎の扉があるぞ…』タイセイは震える声で言った。
恐る恐る、指をさした方をみると、晴れているはずなのにそこだけ妙に薄暗く、奥には大きな扉があった。取っ手には太い文字で “徴罰房”と書かれた札がぶら下がっている。

『昨日まで、ここに扉なんてあったか?』『懲罰房ってどういうことだ?』『何か知ってるやつ、いるか?』
みな口々に疑問文を並べるのだが、誰一人この扉について知っている者はいなかった。
好奇心旺盛なタクヤが扉に近づいて覗いてみたが、中の様子を窺い知ることはできなかった…
『とりあえず作戦を立てよう』
リーダーシップのあるリョウマの一言で皆、我に返り後ろ髪を引かれながらも撤退した。
人間とは実に愚かな生き物だ。一度気になってしまうと、もうそのことしか考えることができない…
“知らぬが仏” とはよく言ったものだ。
翌日は朝から緊急の会合が開かれた。
誰が中を探るのかという内容であったが、誰も手を挙げない。
となると流れは既に決まっている、渉外担当の私の流れだ。
元々部隊で広報活動をやっていた事もあり、渉外も任されている。
『頼んだで‼︎』
調子がいいソウタの一言で確定だ。
難航すると思われていた、扉の奥とのやりとりであったが、昔からやっていたブログ “きっと空へいく” を通して意外にもすんなり話がついた。
どうやら、あの扉の奥にも別の世界が広がっていて、部屋があるらしい。
ただ我々のような男子は、あの扉を越えて1歩たりとも入ることはできない、それがこのカンゴクでの掟のようだ。
そのことを部隊の定例会で話すと、物好きなヒロシはかなりガッカリしていた。部隊の中で一番、中に入りたそうにしていたもんな…
『ガッガリするのはまだ早いぞ。私がそれで諦めると思うか〜?』
私はニヤリとしながら、隠し持っていた写真を並べた。
実は中の写真を入手していたのだった。


扉の向こうの世界は、洗濯機・乾燥機・洗面所・お風呂が1ヶ所にまとまっていて、こっちの世界よりも綺麗で快適そうだ…
我々は月明かりだけで水場に行っていたというのに…
“知らぬが仏” とはよく言ったものだ。
このように女子寮もあり、圧倒的に充実した設備で男女問わず過ごしやすい環境が整えられています。
紹介に協力して頂いた8-Ⅱさん、そして先輩方ありがとうございます。
では外に出てみましょう。

テニスコートなどもあり、今はスポーツはできませんがグラウンドの跡地もあります。
今は使えないグラウンドをなんで紹介するの?とお思いでしょう。
その理由はたった1つ、飛行機がすごく良く見えるからです‼︎

割と頻繁に駐機機体が変わるので、何度行っても新しい機体が見られ、個人的No.1癒しスポットです。
また奥には空港のエプロンも見られるので、旅客機もバッチリです‼︎

最後に紹介したいのが、グラウンドのそば、体育館の横にある農場、通称;航大農場です。

しばしば先輩方のブログにも登場したこの農場、私たちの中からも自給自足生活を目指し始めた勇者が‼︎


これから帯広も本格的な夏を迎えます。航大農場、定期的に見ていきましょう‼︎
2回に渡ってお届けした、航空大学校見学ツアー 帯広編 はいかがだったでしょうか?
寮での生活は朝ドラの中くらいでしか分からなかったと思うので、今後受験や入校をされる読者の参考になれば幸いです。
とにかく言えることはただ一つ、『住めば都』です。
次は何をお届けしようかなと思う今日この頃、この辺で失礼いたします。

私たちはまだまだパイロットへの道のりを歩み出したばかりだ。
フライトの全てが新鮮だし、教官はいとも簡単に操縦しているように見えるのに、自分でやってみると、やろうと思っているのに、面白いくらい何にもできない。
私たちは無力だ。
飛行機の上には分厚いどんよりとした雲が広がり、狭い狭い範囲を飛ぶだけでやっと…
雲の上には本当に青空が広がっているのだろうか? 私たちは雲を抜け、その青空とやらにたどり着けるのだろうか?
今の自分にはその上の未来が見えてこない…
でも僕らはその未来を信じて進み続けるしか道はない。決してくよくよして歩みを止めてはならないのだ。
分厚い雲にもいつか隙間ができる、明日の自分は今日の自分よりもきっと進んでいる、そう信じて今に全力を尽くそう。
[69-III ]記念すべき初投稿
初めまして。69-IIIのブログ委員(コンピュター委員)です。
宮崎に来てから早くも2ヶ月が経ちました。初投稿が遅くなってしまい申し訳ありません。(退寮後に更新しようと思っていたのですが、同期から早く更新しろとプレッシャーをかけられてこのタイミングで更新しました笑)
私たち69-IIIは1月に入学し、2ヶ月間のオンライン授業期間を経て、3月に宮崎本校に入寮しました。
入寮してからは勉強とチェック(中間・期末テストのようなもの)の連続で、文字通りあっという間に日々が過ぎていきました。入寮する前は3ヶ月なんて長すぎる!!と思っていたのですが、気づけば残り2週間でびっくりしています。それほど濃密で充実した時間を過ごしてきました。
だいぶ時間が経ってしまったのですが、とりあえず今回は入学式の写真を載せておきます。

なぜか分かりませんがガッツポーズ

初めてこんな近くでSR22を見て、航大に入学したんだなぁと実感してました。

「舞い上がれ!」のポーズです。うまく舞い上がれていません笑
今回はこの辺にして、次回からは更新頻度を上げて投稿していきます。
69-IIIをこれからもよろしくお願いします!!
[68-Ⅲ🐝🐝🐝] B班 航空大学校探検ツアー 〜帯広編〜 その1
みなさん、こんにちは‼︎
バスで最寄りの中札内村に行って、食材や飲み物を10kg以上買い込んだのは良いが、帰りのバスが土日運休に変わっていたのを知らなくて、バスが無く、泣く泣く寮まで12kmを歩いて帰った、阿部学生です。
相当昔の話にはなりますが、私たち8-Ⅲが宮崎座学生時代に投稿した、宮崎本校の探検ツアーの記事を覚えておりますでしょうか?
その1
[68-Ⅲ???]航空大学校探検ツアー その1
その2
[68-Ⅲ???]航空大学校探検ツアー その2
その3
[68-Ⅲ???]航空大学校探検ツアー その3
今回は第2弾として、私たちの本拠地、そう‼︎ 帯広分校編をお届けしたいと思います。
朝ドラ内でも、机の下に隠れたときに恋が芽生えた食堂や、入校直後にプロシージャを練習したFTD室、寮の部屋などが沢山出て来たので、実際はどんな感じなのか気になる方も多いのではないでしょうか?
(ちなみに航大生はあの朝ドラで航大の知名度が一気に上がったので、すぐに朝ドラを使って色々説明しがちです)
と、前置きはこのくらいにしておいて、では探検に出かけていきましょう‼︎

ここが帯広分校の正門です。宮崎本校の時は学生用の裏口がありましたが、帯広はここ1ヶ所なので、外出時もここを使用します。
ちなみに朝ドラでは宮崎本校の正門風景もここでした…
GWには朝ドラの聖地巡礼で記念撮影をしてる方々も見かけました‼︎ ぜひ航大を広めてくださ〜い。
ちなみに校舎に向かって左手を見ると…

砂利道が続いています。もう何回目か分かりませんが、朝ドラでは、水島学生が地元に帰る際に同期に別れを告げ空港へ向かった道です。
実際ここを真っ直ぐ進むと、空港まで外周をぐるっと周らないといけないので、9.5km歩く必要があります。(笑)
空港に行く際には反対側へ向かいましょう‼︎
ということは置いておいて、禁断の敷地内に入ってみましょう♪


このモニュメント⁈の脇を通ると見えてくるのは…

くの字に折れ曲がった本庁舎が見えて来ました。なぜこのように曲がっているのか分かりませんが、本庁舎を含め建物内には至る所に曲がり角があります。
ちなみに上にある管制所のような所は宮崎にもあった運管室です。
駐機場から出る際、訓練空域に入出する際に連絡をして、様々な情報をもらう、航大のまさしく管制塔です。
左を見ると本庁舎に繋がった建物が…
これは学生寮です。

この正面玄関は職員専用で、入校時しか使わないのですが、今回は特別に入ってみましょう‼︎

ここで外部の人は受付をするらしいです。
また学生の荷物も平日はここに届き、週番(日直みたいな)が寮まで運びます。
正面を見ると…

正面には健康管理室(いわゆる保健室)と分校長室があります。健康や薬の使用についての相談する際はこちらへ‼︎
ではまず右側に進んでいきましょう‼︎

進んでいくとあるのは…FTD室です。
いわゆるフライトシミュレータです。
エアラインにあるようなモーション付きのシミュレータではありませんが、実機でできないような緊急操作をしたり、実機が使えないときに使います。

今の時期は天候が悪い日も多いので、大人気で予約を取るのが大変です…
余談ですが、FTDの機器の配置は帯広にある機体(G5)とは少し異なっていて、宮崎にある機体(G6)と同じになっています。
そのため初めはこの配置の違いに苦戦します。
FTDは2機あるのですが、MIYAZAKIとOBIHIROと愛称がついています。
ではもっと校舎を奥に進んでいきましょう。
すると一番奥には…

体育館が‼︎
ここでは主に体育の授業を行います。
あれっ⁈ フライト学生ってフライトだけじゃないの⁈と驚かれた方もいるでしょうか?
そうなんです、フライトだけじゃなくて、座学や体育などの授業がギュウギュウに詰まっているんです。
体育ではバスケットボールとフットサルを行います。(かなりハードなので翌日には全身筋肉痛です)
さすがは北の大地、この時期、床には大量の…、自然が豊かですねー
私は苦手なので、逃げるように急ぎ足で2階へ向かいましょう。
2階にはこんなトレーニングルームもあります‼︎

また座学で使う部屋が並んでいます。

他にも教官室や印刷室、運管室などがあり、フライトの際はいろんな部屋を行ったり来たりします。
また逆の端にはブリーフィングルームがあります。

ここでは航空法73条の2及び航空法施行規則164条の15にある機長の出発前確認を行います。
フライトの約1時間前に集合して、①気象、②搭乗者の重量分布、③航空情報を共有します。
学生の中にはフライト前に既にここで気を落とす人もいるとかいないとか…
本庁舎にいると日曜なのにフライトを思い出すので、学生寮に移動しましょう‼︎
本庁舎と学生寮は繋がっているので、2階にいても1階にいても、そのまま移動できます。
そのため学生は本庁舎でも回期のスリッパで移動します。(宮崎時代にスリッパに色々お絵描きした人は恥ずかしい思いをするので要注意です)
2階を移動するとます見えてくるのが、調理室です。

…といきたいのですが、長くなってきたので、今回はここまで‼︎
次回は学生寮を紹介します。
私たちフライト学生はフライトができる天気が続く限り毎日フライトをします。
フライトをする度に、自分の無力さに落ち込み、地上で見た理想との差に絶望し、先輩方のように空を1人で飛べるのかと不安になり、永遠に暗闇が続くように感じる日々。
でも夜が去り朝がやってくるように、いつか光が差すと信じて、無我夢中で勉強に励んでいます。
それでも完璧にできないフライト…。1時間、また1時間と近づくソロフライト…
でも暗闇の中でふと空を見上げると、数え切れないほどの星が輝いていました。
暗闇だからこそ星が見え、それに向かって前に進めるのかもしれない。
暗闇にいることを楽しみ、今できる限りのことを全力で頑張らなくちゃ‼︎

[8-Ⅲ🐝🐝🐝] A班 初めての釧路空港✈︎
こんにちは‼️
10(水)シミュレータ
11(木)フライト
12(金)フライト
13(土)フライト
15(月)フライト
16(火)キャンセル
17(水)フライト
18(木)フライト
19(金)フライト
中々良い調子で訓練を行えている委員長です?
木曜日は8-Ⅲ?初の釧路空港へ行きました‼️

ゴールデンウィークに車で遠征して以来2週間ぶりの釧路空港、、、
車では2時間で到着しますがSR22ではなんと、、、
20分‼️
行き方は明瞭!!
帯広空港離陸後、東に向かって海外に到着?
海岸線に沿ってひたすらに北に向かえば釧路空港到着?

初めてSapporo Control から*Radar Traffic Advisoryを受け、初めて釧路空港の管制「Kushiro Tower」 にcontact!
*無線で他の接近する航空機を教えてくれるレーダーサービス
前段を任された我らがA1班の気象予報士が釧路空港まで操縦します☀️
(太ももにニーボードというカンペを装備?️操縦しながらATCやセットする周波数の確認をします)


道中の海岸線は見渡す限りの海霧‼️
地面スレスレの低い位置に海を覆い尽くすように霧が張っています?️?️?️
高度3500ftから見るとドライアイスを地面にぶちまけたような見え方でなんだか不思議です、、、
そうしていると釧路空港到着‼️
釧路空港の滑走路はなんと帯広空港と同じ長さと幅(2500×45m)runway方向(17/35)
訓練にはもってこいです?
釧路空港は海岸付近の小高い丘の上にあります。赤いアプローチライトがカッコいいですね?????

以前エアライン機に乗ってA320の窓から見た釧路空港と全く違う空港に見えます。
訓練生になったことを改めて実感してモチベーションが上がりました?
本日はtouch and go訓練??
飛行場周辺を回って連続で離着陸を行う帯広課程の醍醐味の1つです?
釧路空港は他の航大訓練機が無い為、ホールドをすることなく1時間の訓練で12回ほどtouch and goをすることができ充実した1日となりました⭐️
毎日フライトがあったらなーと思います。
準備をしてキャンセルがあった日の方が疲れます?
本日金曜日の帯広空港でのtouch and go訓練は全く上手くいかず悔しい気持ちでいっぱいではありますが、それでもフライトはめちゃくちゃ楽しいです✈️
早く月曜のフライトにならないかなーと思いながら週末リフレッシュしてきます?️
それでは?




[8-Ⅲ🐝🐝🐝] A班 ブリーフィング航空情報担当
こんにちは❗️
初めて帯広以外の空港への離着陸が明日に迫りワクワクしている委員長です?
初めての景色?
初めての遠征(30分で到着)
初めての空港✈︎
遠足に行く前日の気分です?
(フライト時間より前日に準備のため予習する時間のほうが長いですが、、、?)
さて、前回はブリーフィングのウェザー担当の話をしました☀️
今回は3つあるブリーフィングの係のうちの2つ目!【航空情報】に関して紹介です!
航空情報担当の仕事は大きく4️⃣つ
①AIP等のチェック
②NOTAMのチェック
③他機の状況のチェック
④訓練実施高度の設定
① AIP等のチェック
AIPなどは空港や操縦に関するルールなどのことです。
例えば↓の画像は『ドローンに関する飛行情報をパイロットがどう扱うか』書いてあります。?
このような新しいルールやその変更があった際にそれを共有することが航空情報の1番の役割です。

②NOTAMのチェック
NOTAMとはNotice to airmen/ Notice to air missions の略で空港施設やその業務に関する航空関係者向けの情報です。
↓の画像は一般のサイトでも見られるNOTAM MAPですが、『レジャー用の気球がこのエリアを飛んでます』『ここは自衛隊の迫撃砲が打ち上がる可能性があります』?
などなど訓練や運航に必要不可欠な情報を共有します?

③ 他機の状況のチェック
訓練を行うのは私たち機体だけではありません。
航大機だけでも一度に10機ほど飛びますし、当然帯広空港にはAIRDOやJALのエアライン機もやってきます。✈️
自分達の訓練の時間や場所でニアミスしないかどうかのチェックが毎回必要です。

④ 訓練実施高度の設定
私たちの訓練は飛行できる高度がエリアによって決まっています。また、どんな訓練をするかによって地面から最低何ft必要かも決まってきます。
そのためグリッドマップと呼ばれる海面高度が書かれたマップを見て、「今日はこのエリアで何ftの高さでどんな訓練をするか」を決めます。

と、こんなことが航空情報の役割です。
そんなことを本日私は説明しつつ帯広の天気を見ました☀️☁️☔️

お隣の旭川空港と釧路空港は、、、、?


最近はこんなことばかりですね?
今日はスタンバイ(少し待って様子見)にします。
それではまた?


[8-Ⅲ🐝🐝🐝] A班 午前ウェザー担当
こんにちは‼️
5日ぶりのフライトキャンセル?
しかし進捗としては順調にフライトタイムを重ねている委員長です?
(入寮1ヶ月でフライトタイム8時間)
午前フライト ウェザー担当
それは2週間に2回だけある厳しい係です?
ウェザー担当がその日のフライトの可否を決めると言っても過言ではありません☀️
ウェザー担当の朝は早い、、、
私の場合朝5時に起床してそのまま運管室へ…
昨晩9時の天気図と今後の予報天気図を印刷して塗り絵を始めます、、、

そして今日の天気や今後の予想を立ててストーリーを考えます。
その日飛べるか飛べないかのポイントは3つ❗️
① 風wind?️
→向かい風30ノット横風15ノットまでならOK!
②雲底ceiling
→飛行場から1000ftの高さまでに空を覆う雲がなければOK!
③視程visibility
→地上からの視程が5000mあればOK!
簡単に言うとこれが
帯広課程で飛ぶことができる最低条件✈️
*詳しくは『航空法施工規則第5条 四』参照
さてさて本日の天気は〜❓

ダメダメですね?
これは海霧と呼ばれる帯広の南にある海上の霧が流入して来たものです、、、
今朝のceilingは100ft…..
今日のフライトはキャンセルですね。
その場合でも今回の霧の原因や今後この霧がどう変化していくかブリーフィングを行います?️

さぁ今日はキャンセルの時間を利用してお勉強の時間になりました?
本日は接地姿勢のお勉強です?
A1班は習ったことを【絵面と字面】でまとめることをオススメされています?

寮に戻って習ったことをまとめてお昼ご飯。
そして眠い目をこすりながら午後の授業へと向かうのでした、、、
それでは?
*一般のサイトにはなりますが
【フライトお天気】というサイトは各空港の天気図や予報など色々な情報をまとめている素晴らしいサイトです!
もしパイロットを目指している方がいたら見てみるのもいいかもしれません!

[8-Ⅲ🐝🐝🐝] A班 北海道GW
初めての土曜フライト!✈️
週2〜3回のペースでフライトをしている委員長です?
このままのペースなら10月?に帯広退寮です、、、
さて8-Ⅲ?ではゴールデンウィークに道東旅行に行きました!
勿論、釧路空港→中標津空港→女満別空港と緊急時に着陸する可能性がある場所を確認しながらの旅行です✈️✈️✈️

流石北海道‼️
大自然の中のキャンプ?️絶景?
スケールの大きさは日本一かもしれません
テントの中、寝袋で凍えるような夜も車移動で半日過ごしたことも今となっては楽しい思い出です〜⛺️











束の間の休息を楽しんでまたフライトにまみれた生活に戻ります?、、、
[68-Ⅲ🐝🐝🐝] B班 鳥の偉大さ
???なのに部屋に2cm超えのハナバチが出て、大騒ぎをした阿部学生です。(すごい羽音で帯広の洗礼を受けました…汗)
早いもので帯広に入校して1週間が過ぎ、B班もいよいよ地面を離れる時がやってきました。
いよいよフライトが始まったのです。
『フライト』って聞くと、な〜んだ、空飛ぶだけじゃんと思うかもしれないですが、パイロットを侮るなかれ…
ハンパなくやることが多いのです‼︎
パイロットのタスクはフライトをする数時間も前から始まっているのです。
というのも前回お話しした、航空法第73条の2及び航空法施行規則第164条の15にある『機長の出発前の確認事項』というもの中には6つ確認事項があります。
それらはフライトをする前に責任を持って確認をするのですが、その中のうち『当該航行に必要な気象情報(通称:ウェザブリ)』『離陸重量、着陸重量、重心位置及び重量分布(通称:ウエバラ)』『国土交通大臣が提供する情報(通称:ノータム)』の3つはプレブリーフィングという飛行前のミーティングで学生それぞれが準備をし、機長である教官の前で説明をします。
ノータムは、フライト中に航行の支障になるものや他の訓練機の状況、エアライン機の状況などを調べます。
ウエバラは、学生と教官の体重や荷物、燃料などから飛行機自体の重心の位置を出発前、離陸時、着陸時の3つのフェーズで調べたり、離着陸で滑走路をどのくらい使うのかを考えたりします。
そして準備が最も重いと言われるのが、ウェザーです。様々な天気図や空港の気象通報を見ることでフライトができるのか、できないのか、できる場合でも注意することは何かなどを考えます。ノータムやウエバラはほとんど前日に準備ができるのですが、ウェザーは最新の情報を用いて考えるので、できるのは朝6時以降‼︎ 毎回時間との勝負です‼︎ しかも毎日毎日状況が違うのです…
午前フライトになったら最後、8時にはブリーフィングが始まります。(なお1週間ごとに午前と午後が入れ替わります)



ちなみにこれ以外にも飛ぶ前にはアルコール検査だったり、訓練の空域を取ったり、フライトプランを作ったり、課目を覚えたりと、もうお腹がいっぱいです…
そしてブリーフィングを潜り抜けると、空へ飛びます‼︎
…と言いたい所ですが、まだ飛べません。
この後機体の整備状況をチェックしたり、機体の内部・外部の点検をした後に、飛行機の電源を入れて数多のチェックをして、∞時間が経過後やっと滑走路に進入、離陸になります。
ここまでくればあっという間、特急列車くらいのスピードで機体が浮き、瞬きを3回くらいすると東海道新幹線くらいの速度になって巡航になります。
そして3回くらい深呼吸をして気がつくと、訓練が終わって航大のエプロンに戻っています。
その後はデブリーフィングという振り返りをして、課題を復習して、身につけると1回のフライトが終わります。
なお平日は晴れていたら毎日訓練をするので、またフライト準備が始まります。
とまぁパイロットってスゴイでしょ‼︎ とたいそうな話をしてきましたが、実はB班はGWがあるので、まだ1回しか飛んでないんです…
しかも初回は完熟飛行という慣れようね〜というフライトです。






このような感じでB班もA班に遅れること2週間、パイロットの卵と名乗れるようになりました。
北の大地へ来て1週間、あっという間に空を飛んだ。
鳥のように綺麗には飛べなかったけど、空から見た景色はいつもよりちょっぴり綺麗だった。
そして1機が飛ぶために多くの人が関わって、機体の下には多くの家々が並び多くの人が暮らしている。
絶対にミスが許されない仕事だと身を持って感じた。
早く卵からヒナになり、ひとり立ちし、悠々と飛ぶ鳥になりたい。
