きっと空へいく

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Archive for the ‘寮生活’ Category

[68-Ⅲ🐝🐝🐝]えっ⁈ 帯広課程終わってる⁈

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ブログが見れなくて禁断症状が出ていた皆さま、大変ご無沙汰しておりました。
最近ヘリコプターも操縦したくなっている、68-Ⅲの阿部学生です。
えっ⁈ 更新が少なすぎて覚えていないって⁈

しばらくの間、航大ブログがメンテナンス中ということで、更新をできてませんでしたが(メンテナンス前からだろっ‼︎ というお叱りを受けそうですが…💦)、無事に直ったようなので、遅ればせながら筆を取らさせていただきます。
今回も情報量無限大の記事を書きますので許してくださ〜い‼︎

遡ること1ヶ月、10/26に私たち26人全員が帯広課程移行科目進度審査(通称:ファイナルチェック)の実技試験を無事終えました。
なんと、1人も再審査となることなく終えることができました‼︎

私たちを担当していただいた教官方と 胸にはウイングマークが輝いています
我が回期エースの彼が大トリを務めてくれました

そもそも帯広課程で試験って何やるんじゃ〜? っていうところから始めていきましょう。

帯広フライト課程では半年かけて50時間(色々あったらMax60時間まで)のフライトを行うのですが、前半25時間がphaseⅠ、後半25時間がphaseⅡとなっています。
その中でphaseⅠからⅡになる時に初度科目進度審査(通称:プリソロチェック)、帯広課程が終わった時にファイナルチェックを受けます。
それぞれの審査は審査官という資格を持っている、担当教官以外の教官と同乗して行うのですが、この審査を受ける前に、担当教官から試験を受ける技量があるというオッケーを貰う、技量認定という試験の前の試験もあります…

試験だらけじゃん… って思わないでくださいね。パイロットは引退するまで永遠に試験だらけらしいので…

それぞれのチェックを見ていきましょう。

プリソロチェックは名前の通りソロフライトをする前の試験で、1人で空港の場周(周り)を1周する能力があるかどうかを見極められます。
離陸前の準備から1人でやり、離陸後に場周を1周すると接地する寸前で「ゴーアラウンド」とコールされ、もう1周して着陸します。わずか20分程度のフライトですが、かなり緊張します。
この試験に合格しないと1人で操縦することはできません。

ちなみに実技試験以外にも筆記試験もあります。

プリソロチェックが終わると晴れてファーストソロフライトです。

離陸して場周1周して終わりなのですが、こういう時に限って色々起こるものです。いつもは班員含め4人搭乗していますが、ソロでは1人なので重心バランスや加速感が異なるため、いつもとエネルギーコントロールが異なります。まずそれが難しい…
そして頼れる人が一切いないので、まぁ不安になるんです。管制やったかな?、FLAP降ろしたかな?、前と近すぎたかな?、センター降りれるかな?気になったら終わりの始まりです…

詳しくはヒミツですが、色々キモを冷やし、管制官に応援されながらも一生忘れないファーストソロでした…

中の人のファーストソロ 窓を見ると奥が透けていて、1人なのが分かりますね

ちなみに管制との交信での自機のコールサインは「JA010C First solo」と付け、ある程度セパレーションをとった管制をしてもらえたり、着陸後拍手を受けたりします。(誰かは2ndソロで1stソロと言ってしまい2度目の拍手をもらっていました…)

そして気がつくとフライト残時間が5時間となりファイナルチェックがやってきます。

ファイナルチェックも2部構成になっておりまして、まず審査官と口述審査を行います。航空機システム、航空法、航空生理、航空図、範囲は無限大で、雑学王選手権のようです。
そこでオッケーを貰うと担当教官とフライトの最終仕上げを行った後、最後で最強の壁、実技試験です。

実技試験は今までやって来たこと、エアワーク(空中操作)、計器飛行、ゴーアラウンド、野外航法を2日間かけてツメられます。野外航法は1時間前にルートを教えられ、そこから地図やイメフラ、ログと言われる計画表を目にも止まらぬ早さで作り上げます。

これを無事終えてやっと帯広課程は終わったのです。
自家用操縦士相当の技量が帯広課程で身についているはずです…

半年間いろいろありました。

帯広空港以外の空港に冒険をしに行きました。中段だったのでいつもと同じようにタッチアンドゴーをしただけでした。

読者ならどこの空港か一瞬で分かりますよね⁈ 離陸機も分かりますか?

飛んでいたら天候が急変して、降りたら竜巻ができていました。

つむじ風かと思ったらこんなに大きく… ニュースにもなっていました

ファーストソロのお祝いで水をかけました。

自衛隊のように水をかけてみたりしました なおこのバケツは…()

滑走路でエアライン機に手を振ったら、パイロットが振り返してくれて恋をしました。

滑走路脇はライン機のタッチダウンの特等席 なお操縦者は見る余裕がありません…

夜間飛行でいつもと同じ感じで飛んだら、経路がハチャメチャになりました。

夜は格納庫内のライトで浮かび上がった機体が神秘的でした

フライト課程で何をするかは、いずれブログにできたらと思います。
ネタはいっぱいあるので気がついたら更新しているかもしれませんよ…

なんだかんだで終わりました。ハンパなく辛かったはずですが、終われば楽勝CACです。

さらば帯広CAC、また会う日まで。

某朝ドラでも出ていた学校の入口 諸事情によりこれ以外の写真は載せられませんでした…
上空から見るとこんな感じ なお操縦中は見る余裕が…

どんなにつらくても、やまない雨はない。やんだ後には素晴らしい虹がかかる。この彩りを見るために、僕たちは一所懸命に、一心不乱に頑張っているのかもしれない。

Written by 68III

11月 26th, 2023 at 9:22 pm

[68-Ⅲ🐝🐝🐝] B班 航空大学校探検ツアー 〜帯広編〜 その2

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みなさん、こんにちは‼︎

半日かけてシャツ・シーツ・タオルなどを大量に洗濯したのに、強風で竿ごと倒れて全滅した、阿部学生です。
今は窓全開&サーキュレーターで部屋干しをしています…

航空大学校探検ツアー 帯広編、学生寮エリアに入った所で終わっていましたね。

さて今回は残りのエリアを紹介していきたいと思います。

やってまいりました、ここは学生寮2階の調理室ですね。

今日も料理をしている人がいますね〜
何を作っているのでしょう?

料理は時間との勝負‼︎
ネギチャーハンとチキンサラダ
交通の要所にあるので、匂いにつられて訪問者がきます

話が脱線いたしました、それでは見学を続けていきましょう。

調理室の横にも道があり、そこを辿っていくと…

宮崎よりはこじんまりしています

浴室があります。2回期約50人しかいないので少し小さめですが、綺麗で使い勝手が良いです。

ちなみにお風呂のお湯はフライトのある日の前日は必ず入れることになっていて、翌日のフライトに向けて英気を養う場になっています。

この脇にはシャワー室もあり、フライトの準備があって、ゆっくりしている時間が無い‼︎という人はこっちを使っています。

4ブースありますが、体育終わりなどもここで汗を流すので時間帯によっては混む人気スポット

また洗濯室も併設されていて、緊張でビショビショになった制服などを洗濯します。

すごい台数あるので、足りなくなる心配はなし‼︎

さて調理室まで戻り、反対側へ向かうと長い廊下があり、ずら〜っと生活部屋が並んでいます。

夜になると節電のため消灯しており真っ暗なので、手探りで進んでいきます

部屋は2階が先輩の8-Ⅱさん、1階が私たち8-Ⅲと別れています。
部屋の中は後ほど同期の部屋に入ってみましょう。

そのまま廊下を進んでいくとあるのが、娯楽室です。

航空雑誌やTVゲーム機、冷蔵庫などあらゆるものが混在しています

この部屋ではみんなで週末にワイワイと飲み会やゲーム大会もしますが、主に使うのが毎晩の『エリア決め』です。

エリア決めとは、翌日のフライトで使うための訓練エリア(※1)や、touch and goの枠(※2)を各班に割り当てるイベントで、やりたい訓練科目をやるために、エリアやtouch and goの枠をかけて血みどろの闘いをします。

※1:空港周辺にはHK2-◯エリアという訓練エリアが複数設定されていて、姿勢や高度を頻繁に変化させる飛行をできる機体は安全のために、各エリア1機と決まっています。
どのエリアを取るかは、①エリアの上限・下限高度、②定期便の離着陸に合わせて待避が必要かどうか、③空港から近いかどうか、④地形や風向きによって揺れたり雲ができたりしそうか、⑤訓練に使える物標があるかどうか、など様々な事を考えています。

※2:touch and goとは離陸後、空港周辺を1周して着陸&離陸を繰り返すもので、約7〜8分に1回離着陸を行います。そのため多数の機体が飛ぶと空港周辺が大混雑してしまうため、同時にできるのは3機までと決まっています。

勝敗の付け方はただ一つ‼︎、3つのサイコロです。
3つのサイコロの出目の合計が1番多い班から好きな場所を選べます。
この闘いに負けると訓練が進まなかったり、訓練ができたとしてもすごい気流の悪い中で訓練することになります…

とまぁ、私たちの班はサイコロ運がないのでいい思い出はありませんが、この部屋の売りは他にあります‼︎

それは窓からの景色です。
私の部屋からも12秒で駆けつけられるので、飛行機好きの私は、珍しい機体が離着陸する際にダッシュで駆けつけます‼︎

窓の外には我が愛機:SR22が‼︎ 帯広は2色展開です
他にも離着陸したり、地上滑走する機体を見放題‼︎
この飛行機は国土交通省航空局の飛行検査機で航空保安施設などの検査をします
飛行検査センターには現在2種類の機体がいて、先日は娯楽室からもこの低さ‼︎

余談ですが、中の人は飛行検査が大好きで、宮崎座学時代もそうだったのですが、今も検査が始まるとフェンス沿いに駆けつけ、ワクワクしながら眺めています‼︎
我が航空大学校も国土交通省所管なので、このブログを読まれている関係者の皆さん、新型の検査機の見学実習をしたいです…笑

などと言いつつ、娯楽室から斜め下を見下ろすと食堂を一望できます。

入寮以来なぜ食堂を俯瞰できるのか不思議に思っていますが、答えは見つかりそうにないです…
大きな窓からは外がよく見えるので、ご飯を食べながら雲や風の様子を眺めます

食堂を出ると大きな交差点があり左右と前には部屋が広がっています。
また近くにはアイロンスペースもあり、制服のシャツのアイロンがけをします。

航大生は洗濯、自炊、アイロン、掃除なんでもできます ただ時間はありません…

お待たせいたしました‼︎ 8-Ⅲの部屋を覗いてみましょう‼︎

No.1の部屋に入ってみましょう 帯広監獄ですか…

帯広は宮崎とは異なり2人部屋になっています。
部屋割りは同期が決めたのですが、それがまた上手すぎて気が合いすぎる人でペアになっています。

この部屋の住人は週末になると、2人でウクレレを弾いています
写真を撮られていても気にせず勉強をする、フライト学生の鑑
ベッド付近はアレンジの魅せどころ‼︎

朝ドラと似ているでしょうか?
簡易的ですが机があるエリアとベッドがあるエリアが仕切られています。



私達、ハチサンのB部隊:12人がこの通称 “カンゴク” と呼ばれる小さい陸の孤島に辿り着いてから何日が過ぎただろうか?
狭いエリアながらも、私達は、『食事を作り、洗濯をし、明日も朝が来ることを信じてベットへ入る』というルーティーンを確立し、平穏な生活を手に入れつつあった。
夜には薄暗い中でも月明かりを頼りに水場にも行けるし、もうどこにいたとしても迷うことはなかった。
12人誰もが、この孤島のあらゆることを知り尽くしたと信じてやまなかったし、1人たりともそれに異を唱える者はいなかった。
また先発隊のA部隊やハチニーサンの各部隊も同じことを考えていた…

あの時までは……


島をのんびりと歩いていた時のことだった、背後から驚きとも歓声とも異なる叫び声が聞こえた。
声のした方に駆け寄ってみると、同じ隊のタイセイが腰を抜かした状態で奥を指さしている。
叫び声は島中に聞こえたのだろう、各自思い思いのことをしていたはずだが、まもなくパラパラと集まってきた。
『これを見てくれ…、謎の扉があるぞ…』タイセイは震える声で言った。
恐る恐る、指をさした方をみると、晴れているはずなのにそこだけ妙に薄暗く、奥には大きな扉があった。取っ手には太い文字で “徴罰房”と書かれた札がぶら下がっている。

『昨日まで、ここに扉なんてあったか?』『懲罰房ってどういうことだ?』『何か知ってるやつ、いるか?』
みな口々に疑問文を並べるのだが、誰一人この扉について知っている者はいなかった。
好奇心旺盛なタクヤが扉に近づいて覗いてみたが、中の様子を窺い知ることはできなかった…
『とりあえず作戦を立てよう』
リーダーシップのあるリョウマの一言で皆、我に返り後ろ髪を引かれながらも撤退した。

人間とは実に愚かな生き物だ。一度気になってしまうと、もうそのことしか考えることができない…
“知らぬが仏” とはよく言ったものだ。


翌日は朝から緊急の会合が開かれた。
誰が中を探るのかという内容であったが、誰も手を挙げない。
となると流れは既に決まっている、渉外担当の私の流れだ。
元々部隊で広報活動をやっていた事もあり、渉外も任されている。
『頼んだで‼︎』
調子がいいソウタの一言で確定だ。

難航すると思われていた、扉の奥とのやりとりであったが、昔からやっていたブログ “きっと空へいく” を通して意外にもすんなり話がついた。
どうやら、あの扉の奥にも別の世界が広がっていて、部屋があるらしい。
ただ我々のような男子は、あの扉を越えて1歩たりとも入ることはできない、それがこのカンゴクでの掟のようだ。

そのことを部隊の定例会で話すと、物好きなヒロシはかなりガッカリしていた。部隊の中で一番、中に入りたそうにしていたもんな…

『ガッガリするのはまだ早いぞ。私がそれで諦めると思うか〜?』
私はニヤリとしながら、隠し持っていた写真を並べた。
実は中の写真を入手していたのだった。

扉の向こうの世界は、洗濯機・乾燥機・洗面所・お風呂が1ヶ所にまとまっていて、こっちの世界よりも綺麗で快適そうだ…
我々は月明かりだけで水場に行っていたというのに…
“知らぬが仏” とはよく言ったものだ。



このように女子寮もあり、圧倒的に充実した設備で男女問わず過ごしやすい環境が整えられています。
紹介に協力して頂いた8-Ⅱさん、そして先輩方ありがとうございます。

では外に出てみましょう。

本庁舎の奥には元グラウンドの広い芝生があります

テニスコートなどもあり、今はスポーツはできませんがグラウンドの跡地もあります。

今は使えないグラウンドをなんで紹介するの?とお思いでしょう。
その理由はたった1つ、飛行機がすごく良く見えるからです‼︎

帯広をベースにする機体や外来機など主に小型機がここのエプロンを使用します

割と頻繁に駐機機体が変わるので、何度行っても新しい機体が見られ、個人的No.1癒しスポットです。

また奥には空港のエプロンも見られるので、旅客機もバッチリです‼︎

飛行検査機とAIR DO 航大生のみ見られる特別な景色

最後に紹介したいのが、グラウンドのそば、体育館の横にある農場、通称;航大農場です。

保健の先生、総務課の方々も植えられています

しばしば先輩方のブログにも登場したこの農場、私たちの中からも自給自足生活を目指し始めた勇者が‼︎

まずは北海道といえばのジャガイモ‼︎ 耕作して土地を開発し、もっと色々な作物を作るそう
私の部屋からも彼らの努力が見えます‼︎

これから帯広も本格的な夏を迎えます。航大農場、定期的に見ていきましょう‼︎

2回に渡ってお届けした、航空大学校見学ツアー 帯広編 はいかがだったでしょうか?
寮での生活は朝ドラの中くらいでしか分からなかったと思うので、今後受験や入校をされる読者の参考になれば幸いです。
とにかく言えることはただ一つ、『住めば都』です。

次は何をお届けしようかなと思う今日この頃、この辺で失礼いたします。

訓練終わりの1枚 黄砂と雲でギリギリの視程と雲底だった。

私たちはまだまだパイロットへの道のりを歩み出したばかりだ。
フライトの全てが新鮮だし、教官はいとも簡単に操縦しているように見えるのに、自分でやってみると、やろうと思っているのに、面白いくらい何にもできない。
私たちは無力だ。

飛行機の上には分厚いどんよりとした雲が広がり、狭い狭い範囲を飛ぶだけでやっと…
雲の上には本当に青空が広がっているのだろうか? 私たちは雲を抜け、その青空とやらにたどり着けるのだろうか?
今の自分にはその上の未来が見えてこない…
でも僕らはその未来を信じて進み続けるしか道はない。決してくよくよして歩みを止めてはならないのだ。
分厚い雲にもいつか隙間ができる、明日の自分は今日の自分よりもきっと進んでいる、そう信じて今に全力を尽くそう。

Written by 68III

5月 29th, 2023 at 1:08 pm

[68-Ⅲ🐝🐝🐝] B班 はじまりの速度

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航大ブログの読者の皆さん、大変お待たせいたしました‼︎
航空大学校の公式SNSで紹介されたので、8-Ⅲブログを初めて見たという方もいらっしゃるでしょうか?

世界一ツウな(⁈)航大情報を発信する私がいるB班が、A班に遅れること2週間、いよいよ帯広にやってまいりました。

これからはフライト学生としてより深い航空についてのお話をできたらと思いますのでよろしくお願いします‼︎

さて私は入校当日の朝、航空機で帯広に着いたのですが、待機期間に勉強した地上目標を見つけようと血眼になって探したのは言うまでもありません…

まぁもちろんそう簡単に分かるわけもなく、窓の外の景色は一瞬で後ろに流れてゆきました…
機内から見えた航空大学校、ファーストインプレッションは『舞いあがれそのままだ‼︎』でした
あと半年いるというのに早速観光をしてしまうW学生
入校のために校舎へ向かう小グループ ワクワク感や不安感など沢山の感情を胸に1歩ずつパイロットへの扉(正面玄関)へ
待機期間はそれぞれ個人で勉強をしていましたが、今日からはみんなで協力して課題を乗り越えます
A班の人達に校舎を案内して貰いました 同期なはずなのにどこか先輩に見えてしまいます
窓の外を見るとSR22が神のように輝いていました これから彼の扱いで相当手を焼くことでしょう…
約1年ぶりの再集合‼︎
航空大学校入学時の集合写真
宮崎座学課程修了時の集合写真

読者の皆さんの瞳には、私たちの成長は映っていますでしょうか?

B班の12人は月曜日に帯広分校に入寮して、火〜金の4日間で、
⓪荷ほどき
①オリエンテーション
②FTD(フライトシミュレータ)実習×2回
③実機実習
④CRM(※1)の授業
⑤先輩からの各種フライトに関する業務(※2)の引き継ぎ
⑥先輩や同期A班のウェザーブリーフィングの見学(※3)
⑦健康面談
⑧フライトのための地図(※4)などへの必要情報の記入
というタイトなスケジュールをこなしました。

※1:Crew Resource Managementの略で安全な運航を保つためにコックピット内での全ての力を使うために、事故例などを用いてどうすれば良いのかなどを考える授業。宮崎座学課程から仙台フライト課程まで定期的にあります。
※2:日番と呼ばれ、当日の天気図やフライトスケジュール・航空情報を印刷したり、寮のお風呂を入れるなどの日替わりの業務を行います。
※3:航空法第73条の2及び航空法施行規則第164条の15にある、機長の出発前の確認事項の中に『当該航行に必要な気象情報』というものがあり、様々な天気図やMETAR(飛行場の天気の現状を示した文章)などを用いて、訓練の実施可否について説明をします。めっちゃ難しい。
※4:航空法第59条及び航空法施行規則144条の2において、航空機の機内において備えつけないもののうちに『飛行の区間、飛行の方式その他飛行の特性に応じて適切な航空図』という条文があります。帯広課程の初めでは空港周辺の限られた訓練エリアにおいて訓練するため、航空図ではなくグリッドマップという、訓練空域や安全に訓練できる標高、地上の地図が描かれたものを使用します。

操縦中に見やすいように、訓練エリアや目標としやすい市街地などの情報を書き込んでアレンジをします

なんだかんだで気がつけばもう最初の週末を迎え、週明けにはいよいよ初フライト‼︎ ということで、ウェザブリーフィングなどの準備・プロシージャの確認・訓練計画の作成と山のようなタスクがありもう何からやればいいか分かりません…

そしてたどり着いた答えが…
委員長のブログにもあったジンギスカン決起集会‼︎ そして寮では歓迎会‼︎(される側)
北海道の食を制して、北海道の空も制したいと思います‼︎

先輩のようなA班も、新入社員のようなB班もごちそうの前ではみな無力
さすが変人特徴的な人が集まってる8-Ⅲ、TVゲーム・人狼・人生ゲーム・フライトの話など色んなことをしました

A班・B班みんなでワイワイたわいのない話をしていると、やっぱり8-Ⅲという存在は心の故郷のような気がします。
例え、はじまりの速度が違くても、どんなことがあろうとも、どこで何をしていようとも永遠に27人で8-Ⅲで、1人1人の心の中に8-Ⅲという故郷があるから、どんなに大変で辛いことでも頑張って乗り越えられる。
A班が当たり前のようにフライトをこなしていて、自分たちも同じようになれるのかと不安が溢れ眠れない夜でさえ不思議だね、楽になるんだ。
逆光で見えない未来に、傷ついたって擦りきれたって構わない、走っていくんだ‼︎

っと締めたいところですが、教官に8-Ⅲは遊んでばかりだなぁ〜と思われたら困るので、ちゃんと勉強してますというところを最後に載せておかなくては…(汗)
自作で色々なオリジナルグッズを作る私のユニークな勉強道具を最後に紹介します。

プロシージャ暗記単語カード 機内で最低限必要な確認事項を書いただけでこんな量に…
空港のパターンフライトのGoogleマップ&見え方の俯瞰図 本当にこんな感じに見えるのかなぁ…(多分見ている余裕なし…)

教官‼︎ ちゃんと待機期間も今も勉強しています‼︎(笑)

とまぁ、これでフライトも色んな意味で安心できそうなので今回はここまで…
委員長の更新スピードに追いつける気はしませんが、ぼちぼちと更新していきますのでお楽しみに〜

これからの未来のように透き通った空

Written by 68III

4月 30th, 2023 at 4:50 pm

[8-Ⅲ🐝🐝🐝] A班 入寮1日目

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こんばんは!
10ヶ月の待機期間を経てついに本日帯広に入寮した68-Ⅲ 伊藤委員長です❗️
今朝は5時に起きて羽田から帯広空港に向かいました。✈️

最後にフライトバックに入れるのはポスター。当日の朝までプロシージャの練習に使いました。機内で飛行機酔い防止のための飴もセット?。2割の方はファーストフライトでお土産を持って地上に降りてくるとか、、、

なんとCAさんには航空大学校の学生であることを見破られていました!
この時期にフライトバックで帯広に行く人は目立つのかも知れないですね、、、

素敵なメッセージカードをいただいて、モチベーションがアップ!

帯広上空から見える景色は一面の畑‼️

これから遂にこの畑を見下ろして飛ぶんだと思うと、ワクワク50%ドキドキ30%少しの憂鬱20%と不思議な気持ちです。

そしてランディング!
宮崎空港と違って、ターミナルと同じ側に航空大学校がありました。

帯広分校は思ったより小さい! 宮崎本校の半分くらい。きっと学校ツアーを阿部学生がしてくれると思います。

着いて早々ですがいきなり!
明日はシミュレータ❗️
そして週明け月曜日からフライト‼️
初めてのシミュレータ、、、
それは待機期間に暗唱したであろうプロシージャ(20分ほどの呪文)を担当教官の前で披露する場だとか、、、
私A-1班の担当教官は回期主任の青木教官!
月曜日はいきなり着陸を経験させていただけるようです‼️?
8-1の先輩方も8-2さんもいい方たちばかりで寮生活は楽しくなりそうです。
寮の部屋の案内も今後していきます!
今日はプロシージャの確認をして明日に備えます! 

(一時的に)同部屋の横田学生と本郷学生。寝る前にそれぞれプロシージャの練習

Written by 68III

4月 10th, 2023 at 11:50 pm

[69-Ⅰ]こんな朝っぱらにホットケーキかよ

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こんにちは、69-Ⅰのブログ担当2号です。
普段は写真を担当しますが1回くらいは文章を書いてみようと思ったので今日は私が投稿します。

69-Ⅰ・通称「きゅーいち」はMAX(年齢制限一杯で入学した人)9人、その1つ下9人という高齢社会にミニマム(最年少)4人が飛び込んでいるというなんとも極端な代ですが、年齢関係なく和気あいあいとやっております。

先日、朝にホットケーキを作ったので自炊のことでも書こうかなと思います。

寮の食事は平日は休前日の夕ごはん以外、朝昼夕3食ちゃんと出ます。
逆に言えば休前日の夕食と土休日は自分で調達することになります。
外食する人もいますが私を含め半数くらいは自炊します。

そこで今日は色んな人の色んなご飯を紹介します(順番は適当です)

ホットケーキ
カルボナーラ
冷しゃぶ
魯肉飯(ルーローハン)
唐揚げ
すき焼き
お好み焼き(作り途中)
スタミナ丼

他にも牛丼、焼きそば、冷やし中華、鍋などが登場したみたいです。

私は腕によりをかけて天ぷらを揚げたのですが、同室から「味はいいけど時間かかりすぎ」と怒られてしまいました。けど作ったものを「美味しい」って言ってくれる人がいるっていいですね。
そんなに本気出したくせに写真を撮り忘れるというオマケ付きです。

単価が1000円を割るのが自炊のいいところですね。生活力も向上します。

次回の更新もお楽しみに!

Written by 69i

8月 8th, 2022 at 4:06 pm

[69-I 初投稿] はじめまして!

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入学式!!
(コロナ感染防止のためマスクを着用しています)

こんにちは!69回生 I期のブログ担当(コンピュータ委員)です!

大変長らくお待たせ致しました!

私たちは昨年度入学試験の合格発表を3月末に受け、I期生として先月中旬に入学しました。

宮崎という灼熱雷雨地獄初めての環境で、最初は戸惑いを隠しきれていませんでしたが、約3週間たった今はすっかり慣れ、皆思い思いに楽しく過ごしています!

肝心な学科の授業もオリエンテーションが終わり、教官の方々の特徴も分かって来ると共に、徐々に本格的な内容になってきてヒヤヒヤしています、、笑

ここ宮崎本校は唯一、私たち座学生と、帯広から帰ってきたフライト課程の先輩方と一緒に過ごします。

現在はコロナ感染防止のため、先輩方と接触する機会があまり多くないのですが、寮内でふとすれ違った際に胸のあたりで光るウイングマークはとてもかっこよく、早く空を飛びたい!!と思うばかりです。

フォーマルな形式は今日までにしておいて、次回以降は楽しく更新していきたいと思いますので、これからも宜しくお願いします!

Written by 69i

8月 1st, 2022 at 4:30 pm

[68-Ⅲ🐝🐝🐝] 少しはパイロットに近づけたかな?

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読者の皆様、大変ご無沙汰しておりました。
日々の生活の忙しさのあまり、2週間くらい更新していないなぁ…って思ったら、3ヶ月も更新していなくて、自分自身が1番驚いている阿部学生です。
ちなみに今週1週間はテストが7科目もあり、みんなヒーヒー言いながら頑張っていました。
なお平均点が90点以上の科目も多く、1問間違えるだけで、終わります…?

さて1月に入学してから、早5ヶ月強、長かった地獄のような宮崎座学課程も全ての試験が終わり、あとは修了式の前の航空気象の授業を残すのみです。
この座学課程を終えると、1年強の待機期間を経た後、帯広空港へ行き、念願の航空機を操縦することになります。

思い返してみれば、1月6日、パイロットになりたいという共通の夢を持つ、全国から集まった27人は、慣れない寮生活、神様のようなフライト学生さんの存在感、色々すごかった入学式に圧倒され、不安に駆られていた。
その後も、当てられまくる航空英語、毎回テストがあった航空機システム、クセの強い航空力学など、専門的で応用的な授業を受ける中で、航大生活は今までの受験のような競争社会ではなく、お互い知ってることを共有し、悩み、議論し、共に立ち向かう共助社会であることを身をもって知った。
そして27人28脚で全力で走り抜けたこの5ヶ月、パイロットは夢ではなく、十分実現可能な目標であると感じられるようになった。
そして今、固い絆で結ばれた27人は、それぞれの故郷でパイロットになるための英気を養う。

では入学時の私たちと、今の成長した私たちを見比べてみましょう‼︎
それぞれ上の写真が入学時、下の写真が修了時の写真です。
また成長が分かりやすいように、全く同じ並びで写真を撮っています‼︎

なんとなく溢れる緊張感、お互いの微妙な距離感を感じますね…
見よ‼︎ この心の底から溢れる笑顔を‼︎
みんな若いですね〜
この日の航空交通管制と気象のテストのために夜更かしをしたのか、疲れていますね〜
この先のハードさを知らないピュアな笑顔です
なぜか1人だけ…(入校時に東京から車を運転し体調を崩していたので、写真にいなかったんじゃ…っていうノリです)

いかがでしょうか?
少しは輝かしい先輩方のように、凛々しいパイロット訓練生に見えますでしょうか…?

こんな感じで、A359ってナニ?、管制聴いても呪文のようで全然分からない‼︎って言っていた私たちも、それっぽくなっています笑
しばらく8-Ⅲは航空大学校から離れますが、心は一つです‼︎
再び帯広の地で皆様にお会いできるのを楽しみにしています。

最後にとっておきの授業中の1コマを 教室に空港を再現してATCの実習を行ったりしました

Written by 68III

6月 11th, 2022 at 9:15 pm

[66-Ⅲ]帯広修了&宮崎二生地ソロ達成!

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こんにちは!66回生Ⅲ期長澤学生です。

66回生Ⅲ期の前回の投稿は祝ファーストソロ!でしたが、
あれよあれよと帯広課程を修了し宮崎に帰ってきまして、この度ついに二生地ソロ達成しました!!
人生初のソロフライトをしてから、多くの人にとって人生最後のソロフライトとなる二生地ソロを迎えるまでの約10ヶ月をダイジェストでお送りします!

 

~帯広課程の思い出~

帯広課程の訓練後半はナビゲーション訓練が始まりました。
私たち66回生Ⅲ期からシラバスが変わり、帯広ではほとんど生地空港に行かず
十勝平野内でのローカルナビゲーションを中心に行いました。
見渡す限り畑ばかりなので機位の把握がしづらく日々準備に追われていましたね。
ナブの準備が大変すぎるのでいったんソロを挟んで体制整えよう……みたいな。ソロも慣れたものです。

私たちの帯広滞在期間はちょうど北海道のベストシーズン!週末はせっせといろいろな観光地を巡りました。

帯広でしばらく生活していると数時間の運転にも抵抗がなくなってきます。東は知床、網走、釧路、西は登別や函館まで、北海道の最北端と最南端を制覇している学生もいました。

ナイタイテラス(上士幌町)でCACポーズを決める人たち

わたくし長澤学生の帯広課程の思い出といえば、航大農場です!偉大なる66-Ⅰの先輩方が開墾してくださった航大敷地内の一角の畑を受け継いで、フライトのかたわら農業にいそしみました。ジャガイモ、枝豆、ミニトマト、ブロッコリー、ナス、トウモロコシ、メロン、ついでにヒマワリとコスモスも育てました。土いじりで最高に癒されました。もうすぐ帯広入寮する67-Ⅲの皆さんにも航大農場強くオススメします……!

大量のジャガイモを後輩や教官方にもおすそ分けしました
自慢の航大産赤肉メロン

 

涼しい日の多かった帯広でも、夏の2週間ほどは耐えきれないほどの暑さとなりました。花火やスイカ割りなどいかにも夏なイベントを楽しみ暑さを乗り切りました。

ボクサー佐藤学生の正拳突きによって割れたスイカを地べたで喰らう

 

訓練の方は、終盤天気が悪い日が続き苦しめられましたが、帯広ファイナルチェックは無事受験者全員が一発合格!!がんばりました!

チェックに合格して爽快感はんぱない黒木学生

 

 

~久しぶりの宮崎~

フライト学生として宮崎に帰ってきました!

宮崎での訓練は事業用操縦士の免許を取得するためにより精度の高いフライトを求められます。長崎空港や鹿児島空港など生地空港へのナビゲーションも始まりました。

みな平日は外出する暇もなく準備に励み、週末はとことん遊んでいます。宮崎入寮してから5か月間あっという間でしたね。

座学生たちに比べるとやっぱりフレッシュ感がないですね。
青島などの有名どころの観光はやり尽くしたので、雪山登山にチャレンジ
回期内で空前のゴルフブーム到来中!!

そして続々と二生地ソロ達成者が出てきております!

二生地ソロとは単独で長崎空港と鹿児島空港などの2つの生地空港に着陸して帰ってくるフライトのことです。事業用操縦士になるための必須要素であり、宮崎フライト課程中盤のビッグイベントです。

では達成者の感想を聞いてみましょう!

 

①二生地ソロ一番乗り!福田学生

「やっぱ飛行機って最高だよね!」

 

②106人の学生を束ねる宮崎のドン(学生会長)!岸学生

「楽しかった!余裕があったので測風までしちゃいました」

 

③キャンプ道具には目がないです!川脇学生

「視程悪すぎて怖かったけど天草上空からの景色が綺麗でした!」

 

④バルコニー商店店長!木下学生

「静かな機内で自由で楽しかった!!」

 

⑤ジブリのあの名曲弾けます!黒岡学生

「一人で行って帰ってこれて、自信になりました!」

 

自分たちが入寮したころのフライト学生さんはすごく頼もしくかっこよかったですが、いつの間にやら私たちもその立場になっているというのはつくづく実感がないですね。これからも、まずは宮崎課程修了を目指して!66回生Ⅲ期みんなで頑張っていきます!!!ではまた!!

Written by 学生

4月 11th, 2022 at 12:21 pm

[68-Ⅲ🐝🐝🐝]航空大学校探検ツアー 〜宮崎編〜 その2

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みなさんこんにちは!!
週末はいかに彩と栄養の良いご飯を作れるか試行錯誤している、68-Ⅲの阿部学生です。

前回は学生寮に入りそびれてしまったので、今度こそ寮に入ってみましょう!

前回のここからリスタートしましょう

そのまま進むと…
寮の正面口です。寮には4ヶ所入口がありますが、ここが1番立派な門構えで、ここを起点に左右と奥に部屋が広がっています。

雨が降っている日はここから出ると本庁に1番近いです

中に入ると、すぐ左手には当直室が、真ん中の通路の中程にはお風呂が、突き当たりには食堂があります。写真は『航大生の1日編』をご覧ください。

ここには郵便物が置いてあったり、掲示物があったりで頻繁に確認しに行きます

左右には寮部屋があります。右側が私たち8-Ⅲのエリアです。早速右に曲がってみましょう!

入ってすぐにあるコンピュータ室 座学生は使いませんが、フライト学生さんが印刷などで使うそうです。
左右に部屋があります

私たちは27人いるので、3人×9部屋に分かれていて、部屋は主に系列で分かれています。
生活部屋はフローリングで土足厳禁なため、入り口で靴を脱いで上がります。
本庁へは革靴で、それ以外の敷地内は回期の色のサンダルで、外出時には運動靴で、と履き分けています。

また寮内数ヶ所には歯磨きなどをする洗面室や、洗濯・アイロンをする洗濯室があります。

洗顔・歯磨き・食器を洗うなど水回りの簡単なことはここで行います
外が晴れていても、大体の学生は乾燥機をかけて済ませてしまいます
何人かは天日干しをしています 奥にあるのは駐輪場です 宮崎では乗り物が必須!!

ここまで共用設備の写真ばかりでしたが… 読者のみなさんが1番気になるのは… そう私たち8-Ⅲの生活部屋ですよね?
見ていただくのが1番わかると思うので…、では紹介します!
これが8-Ⅲの部屋です!!
(なお以下は突撃して撮った写真のため、ありのままの状態です。覚悟の上ご覧ください…)

なお2階は部屋の中がすごかったため(いい意味で)、廊下での1枚です。

8-Ⅲのご家族の皆様、私たちは元気に頑張っています!!

と、このような感じで、部屋ごとに特色が全然違います。ちなみに部屋ごとに匂いも異なります。それは入学したら、お楽しみください。

学生寮の中は色々と賑やかなので、外へ出て、ツアーを続けましょう!!

寮を出て正面に見えるのが体育館です。
体育の授業はここでバドミントンをします。また入学式などの各種行事やイベントもここで行います。

筋トレルームもあり、マッチョは足繁く通っています

奥へ進むと見えてきたのが、プールです。
ただ現状は使用できないらしいです。

宮崎は暑いので、夏に入ったら気持ちがよさそう…(少し歩けば海もあります)

そのまま右へ曲がって、滑走路の方へ歩いていくと…
ゴォ〜〜
J-AIRのE190がRW27で上がっていきましたね〜 伊丹行きのようです。
GE社のCF34エンジンが…失礼しました。ついオタクが…
このような感じで、航大の中では至る所で飛んでいる航空機が見られます!!

ちょうど航大辺りでいい感じの高さで飛んでいくんです!!

この左下の建物が、運航管理局舎です。
フライトプランの提出をしたり、教官がフライトの様子をみたり、情報を提供したりと管制塔のような役割を果たしているそうです。(あと約2年後のブログに詳細は投稿する予定です笑)

数メートル高いところから見るだけで、航空機の見え方は全然違います

この運行管理局舎から右に視線を移すと…
格納庫があります。
やっぱり『航空』大学校なので航空機見たいですよね⁈

ですが…お決まりの、今回はここまで。


次回は間も無く航空大学校の3次試験が始まるので、急きょ航大ツアーは1回お休みをして、特別編をお届けする予定です。お楽しみに〜

パイロットは飛ぶだけではなく、テイクオフ前のRun Upエリアでのチェックリストなど山のような仕事があります

3月となりましたが、朝晩冷える日もあります。1日の寒暖差も大きいので、風邪をひかないようお気をつけください。

Written by 68III

3月 1st, 2022 at 7:54 am

[68-Ⅲ🐝🐝🐝]航空大学校探検ツアー 〜宮崎編〜 その1

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みなさんこんにちは‼︎
宮崎のミカンは種類がいっぱいあって安いので、食べ過ぎてしまい、親指の爪が黄色くなってしまった、68-Ⅲの阿部学生です。

前回から始めた『航空大学校あれこれ』。

第2回目の今回は、前回お知らせした通り、『航空大学校探検ツアー』です。

ここ数年コロナウイルスの影響で、航空教室や空の日のイベントが中止になってしまい、航空大学校の中を見学する機会ってないですよね…
私自身も、入校の際に庁舎や寮について分からず、気になっていました。

そこで今回はブログの中なので限られてはしまいますが、キャンパスツアーのような形で、各施設を紹介したいと思います‼︎

宮崎キャンパスの概略図は、航空大学校の公式HP→航空大学校について→本校・分校平面図( https://www.kouku-dai.ac.jp/01_aboutus/05.html )から見られるので、ぜひ図と見比べながらご覧ください。

まず航空大学校に着くとみえるのが正門です。
3次試験の時、入校の時とここを通るので、人生の新たな出発ポイントと言えるでしょう。

入学式後の集合写真 入校した後はこの門を使わなかったり…

門を抜けると… 視界が開けて

右手に駐車場 正面にはランウェイ 左には本庁舎が

では本庁舎に入ってみましょう‼︎

南国感溢れる樹々が出迎えてくれる本庁舎 平日は正装で登庁します

本庁を入るとすぐ左手にエンジンのカットモデルがあります。
ロールスロイス ダートモデル 510と書いてありますが、素人の私にはよくわからないです…
ちなみに搭載機に書いてあるフォッカーF27は以下の写真のような機体です。(オタクがバレてしまう…)

航大機のYS-11のエンジンとは別モデルだとか…
US ARMYのC-31A という機体 パラシュート部隊が降りるのに使っていました @Cleveland Airshow2019

この1階には教務課などの事務の部屋があります。

右側には事務の部屋が、そして左には…⁉︎

そうです‼︎ 左には埴輪があります‼︎
なぜあるのかは不明ですが、宮崎は日本有数の古墳の名所で、至る所に古墳があるので、そこに由来しているのかもしれません。
余談ですが、3次面接のアイスブレイクで『宮崎では観光した?』という質問を受け、緊張した私は『これからレンタサイクルで古墳巡りをします‼︎』と正直に答えてしまい、変な空気になりました…

実に可愛らしい埴輪 ここを通るたびに挨拶をしています

この右側の通路を奥に進むと、フライト学生さんが使うブリーフィングルームがあります。
私たち座学生は入ったことがありませんが、あと数年後には入れることでしょう。

ここに入ってプレブリ・デブリをできる立派なパイロットになります

この部屋の向かいには階段があります。
では2階へと上がって行きましょう。

すると目の前にはCAC Loungeが。
読者の中には、3次試験の際にここで待機したことがある方もおりますでしょうか?

一段とオシャレなこの部屋 緊張しながら入ったのもいい思い出

中に入ると数多くの模型や資料があります。
面接待機中には片っ端から読みました。
エンジンのカットモデルもあり、授業では実際にプロペラを回しながらシステムを理解しました。

模型や航大の歴史などの展示があります
航大の旧練習機Beechcraft A36ボナンザで使われてたエンジンで、内部システムも動きます‼︎
面接前に10回くらい黙読しました

このパネルの奥には図書室もあり、雑誌や専門書など沢山の書物があり読むことができます。

難しい本も多いですが、これが分かってこそパイロットなんだと思います

ではこのまま階段を上り3階へ行きましょう。
ここは授業を受ける教室があるフロアです。以前も載せた教室や、パソコンルーム(通称:LLルーム)などがあります。

ここでは主に航空英語の授業を受けます

また主に航空力学を受ける教室には、本物にそっくりなSR-22シミュレータもあり、休日はみんなでフライトをしに行きます‼︎

トラフィックパターンやタッチアンドゴーをして、気分はすっかりエースパイロット

本庁はこのような感じです。一言でまとめると、航大の中枢です。
ではこのまま階段を降りて、再び正門のところまで帰っていきましょう。

正門を背にして、左を見るとそこにはテニスコートが‼︎
テニスは体育では扱いませんが、週末を中心に有志がテニスを楽しんでいます。

ちなみに宮崎の体育ではバドミントンをします

テニスコートを左手に見ながら進んでいくと、2階建ての建物が…
ここが私たちの生活している学生寮です。

築50年の学生寮 世界の空を飛ぶ多くのパイロットがここから誕生しています

では、中に入ってみましょう‼︎

…といきたい所ですが、長くなってきたので、今回はここまで‼︎

次回はここから再開しましょう‼︎

さまざまな航空機が飛び交う宮崎の地 そんな宮崎から世界の空へ飛び立ちませんか?

P.S.

68-Ⅳで入学予定の皆様へ
このブログを読んでいますでしょうか? あと数日で入校ですね‼︎
新天地での集団生活は不安と期待が混ざった複雑な気持ちだと思います。
また教科書をチラッとめくると難しい内容で、勉強大丈夫かな? など考えているのかも知れません…
2ヶ月しか早く入っておらず、まだまだ未熟な8-Ⅲですが、1つ自信を持って言えることは『航大生活はちょっぴり大変だけど、その苦労の100倍楽しい』ということです。
肩の力を抜いて、初めての世界へワクワクしながら来てみてください!!
私たちも皆さんに会えるのを楽しみにしています。
では宮崎の地で会いましょう。

Written by 68III

2月 24th, 2022 at 11:39 am