きっと空へいく

Civil Aviation College

65回生II期 宮崎フライト課程修了!!!

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ブログの更新を心待ちにされていた65-IIファンの皆さま、お待たせ致しました。65-IIの高橋学生です。
初めてご覧になる方は以後お見知りおき下さい。
ずっと更新しようと思っていたのですが、投稿ページのURLを忘れていたので遅くなりました。

実を言うと、今私達は仙台にいます。

仙台にいますんですが、宮崎で書いた記事を書き換えるのが面倒だったのでほぼ原文でお届けします。
仙台課程については追々、投稿したいと思います。

帯広から宮崎に入ったのは今年の1月下旬でした。希望と絶望を抱きながら再び宮崎監獄の門を開いた記憶があります。

こちらが入寮当日の写真です。この日から早くも10ヶ月が経過しています。もはや懐かしいですね。この長い10ヶ月間なにをしていたのかというと、ちゃんと訓練をしていました。

タイトルに宮崎フライト課程修了って書いてますが、宮崎フライト課程が終わると人はどうなるかご存知ですか?


そうです、プロになるのです。




”事業用操縦士”なる資格を取得することができるのです。

事業用操縦士の資格を取得すると何が出来るかといいますと、端的に言えばお客さんを乗せてフライトを行うことが出来ます。帯広課程で学ぶのは自家用操縦士相当の技量でしたが宮崎課程は事業用課程ですのでその分、求められる技量や判断のレベルも高くなっていきます。ひとつフライトするにしてもさらなる快適性や効率性も求められます。

まあ、プロなんで当然ですよね???同期のみなさん????

事業用操縦士を取得するにはどうするか。審査を受けて合格しなければなりません。この審査が結構ボリューミーでして、口述試験と実技試験を行います。

口述試験では鬼のような審査官優しい審査官と一対一で向かい合い、航空に関する知識全般を口頭で問われます。

単純な知識を確認する意味合いもありますが、例えば「この状況でエンジンにトラブルが起きたらどのように対処し飛行機を安全に着陸させるのか」といった必ずしも答えが一つに定まらないような問題に対して、パイロットとしてどのような判断を下すのかといったことも見られています。

正解がない問題だからこそ難しいんですよね。

実技試験は普段訓練で行っていることの延長線上ではありますが、失敗の許されない審査であるというプレッシャーを感じたり、刻一刻と変わる天候に翻弄されたりで普段どおりの力を出せる人は少ないでしょう。

最初の受験者が審査を受けてから最後の受験者が終わるまで1ヶ月弱かかりましたが無事に全員の審査が終わりまして、受験者全員がなんとか合格をいただくことが出来ました。

最後の学生の審査が終わった時に撮った写真です。

なぜずぶ濡れなのかというと…

特にノーコメントでいきます。

もう一生シーラスに乗ることもないかと思うと寂しくなりますね。仙台課程からはバロンという一回り大きな飛行機で訓練を行います。

さて、ここで写真と共に宮崎課程を振り返ってみましょう。

宮崎課程では主に九州内の空港を使用して訓練を行います。宮崎空港の最寄りは鹿児島空港です。

鹿児島空港に行く際は桜島の近くを飛行していくことになります。時々桜島が噴火して視程が悪くなることもあります。

鹿児島空港以外だと、種子島、長崎、佐賀、熊本、大分に行くことが多いです。

その他のイベントとしては、「二生地ソロ」と「540km航法」というものがあります。二生地ソロは学生単独で飛行機を操縦し、宮崎以外の2箇所の空港に着陸して帰ってくるというものです。

一人で飛行機に乗って九州内の空港を飛び回るって凄くない?楽しそうじゃない?

普段の訓練で飛行している経路だとはいえ、ソロで飛ぶフライトは違った景色が広がっています。教官のいない一人での機内ということで快適な緊張感を持ったフライトを行うことが出来ました。

540km航法は教官同乗で飛行機を操縦し、宮崎以外の2箇所の空港に着陸して帰ってくるというものです。二生地ソロと何が違うんだと思われるかもしれませんが、540km航法の場合は名前が表す通り各空港を結んだ距離が540km以上でなければいけません。

色々言いましたが要するに遠くの空港に行くってことです。

540km航法では普段訓練で行くことのない中国・四国地方の空港に降りることが出来ます。私は広島と高知に行きましたが、時間ギリギリでしたのでぶっ飛ばして帰ってきました。

あとは、スピン訓練なるものも行われました。

この訓練ではスピンに陥った際の回復方法を学びます。スピンは飛行機にとって非常に危険な状態ですので、適切な回復方法を学ばないと命に関わります。航空大で使用する飛行機ではスピンを行ってはいけないことになっているので、朝日航空さんのセスナで訓練を行いました。

映えますね。

審査が終わったのは暑い夏の宮崎でしたが、今の仙台は冬の訪れを感じる寒さになってきました。予定では来週から実機訓練が始まります。それに向けて今は座学で機体のシステムを学んだり、FTD(Flight Training Device)を用いてG58バロンのプロシージャを確認したりしています。

仙台課程での出来事は余裕があるときに投稿できればと思っています。

世の中は厳しい情勢ですがこれからも65-IIはエアラインパイロットという夢に向かって邁進していきます!!!

Written by 学生

12月 4th, 2020 at 4:05 pm