きっと空へいく

Civil Aviation College

66回生Ⅱ期 宮崎フライト課程&仙台フライト課程

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皆さんお久しぶりです。66回生Ⅱ期です。

久々のブログの更新となってしまいました。それだけ多忙な日々を過ごしておりました。。
前回の私たちのブログの更新は、宮崎フライト課程がスタートした時でした。


現在、私たちは仙台の地で多発課程・計器課程を修了し、卒業を控えているところです。
前回の更新から丸1年空いてしまいましたね。。長らく更新ができずに申し訳ありませんでした。
今回は、66回生Ⅱ期の前回の更新からの一年間の歩みをご紹介いたします。

66回生Ⅱ期は、帯広で60時間の程度の飛行時間を積み、再び宮崎の地に戻りました。宮崎課程では事業用操縦士、つまりプロのパイロットを目指します。

使用する機体は帯広と同じくSR22!しかし事業用操縦士として求められるレベルは高く、帯広課程で慣れ親しんだ機体であっても思い通りのフライトができない日々が続きました。

より厳しい気象条件下での訓練や、周辺を飛行する航空機が増える中で、求められる操縦技術やマネジメント能力はより一層高くなり、プロの操縦士になる壁の高さを実感する毎日でした。

しかし、自己の技量に本気で向き合い訓練を乗り越えていく日々にあっては、手順をこなすことに必死であった帯広時代と比較し、さまざまなことに思案を巡らせながらフライトができるようになった自分たちに成長も感じました。



休日には、気分転換に旅行に出かける学生も!南の佐多岬、西の神崎鼻。帯広課程での宗谷岬、納沙布岬を合わせ日本本土4極制覇を達成した者たちも!


宮崎フライト課程のメインイベントは2つ!

一つは単独二生地野外飛行。2生地ソロと呼ばれるフライトです。

その名の通り、一人で宮崎空港を離陸して、2つの空港に着陸し、宮崎空港に帰ってきます。

教官の助言なしで一人で全て判断し帰ってこなくてはいけません。。

緊張の連続ですが、一人で九州の空を満喫した経験は一生の思い出となるフライトになりました。

また全て一人で判断しフライトをやり遂げた経験は、事業用操縦士を目指すにあたり、少しばかりの自信にもつながりました。

もう一つは540km航法。

普段は九州の空港をメインに訓練で使用させて頂いている航大生ですが、540km航法では中国四国地方の空港にも飛んでいきます。

コースは学生が自由に選択でき、普段利用しない福江空港、屋久島空港、広島空港、中には地元の高松空港に飛んでいく学生もいました。

課程の途中には、スピン(切り揉み)からの回復訓練もありました。

各自さまざまな困難を乗り越え、事業用操縦士の資格を取得し、66回生Ⅱ期は2022年2月に宮崎フライト課程を修了いたしました。








そして3月、航大最後の仙台課程が始まりました。

事業用操縦士として迎えた仙台課程。入寮早々に、なんとなく聞いていた、仙台は楽園という根も葉もない噂が間違いであることに気づきました。。

訓練機は、慣れ親しんだSR22からG58に変わりました。双発機に変わり、そのパワーや性能に初めは驚く毎日。機体を思い通りコントロールするのに四苦八苦しました。

また上空では、片方のエンジンを停止させ、1発動機不作動課目も行います。



多発課程を修了すると、いよいよ最後の計器課程に突入します。

今まで許されかった雲に入ることができます。しかしできるだけ入りたくないというのが全員の感想です。

神田学生「雲にはできるだけ入りたくないです。中には入ってはいけない怖い雲もあって、見分けて判断しないといけません。計器課程とはいえ、外の景色を見るのはとても大切なのだなと実感しました。」




エアラインと同様の運航が求められる仙台課程では、今まで全て一人で飛行機を飛ばしていた宮崎までと違い、マルチクルーで操縦する訓練に変わります。

操縦技術だけでなく、ブリーフィングの仕方、機内での意思疎通の取り方。。取り組むべき課題は数えきれません。。毎日自分のフライトと向き合います。


また計器課程では訓練と並行し航空会社の就職試験も行われ、多忙な日々を過ごしておりました。


いよいよ航大での生活も終わろうとしています。残りの航大生活を噛みしめながら、過ごして参ります。

Written by 学生

10月 5th, 2022 at 12:32 am

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