Archive for 5月 21st, 2022
ななにー 1st solo
67-Ⅱ通称ななにーの岡学生です。待機期間以来の更新となります。お久しぶりです。
帯広分校に入寮したときには辺り一面雪景色でしたが、最近は雪が溶け緑は生い茂り夏の近づきを感じています。秋の十勝をまだ経験しておりませんが、四季の移り変わりが綺麗なのも十勝の魅力の一つだと思います。秋には退寮している(予定)ですので、いつか秋の帯広にも遊びに行けたらと思います。

おそらく秋に綺麗に色づくので秋に入寮する学生は目を向けてみてください。


結局パンフレットには載らなかったため、この場を借りて供養させていただきます。
さて、ブログのタイトルにもありますが、先日ななにー全員が1st soloを終えました。
1st soloを終えて達成感は同期のみんなも感じたものだと思いますが、細かく感想を聞けば十人十色の言葉が出てくるでしょう。
私は達成感ももちろんありましたが、自分はやっとスタートラインに立ったのだという高揚感が一番大きかったです。
今まであまりパイロットになるのだという実感が湧かなかったため、「(飛行訓練始まって)飛べば何か変わるかな~」と思いながら初めてのフライトに臨んだ岡学生(22)。甘い考えでした。初めての操縦の感想は「着陸でオシッコちびりそう」、とまあ小学生の頃の私も顔負けのチープな感想を残すありさまで、空を飛んでる感動を味わう暇が微塵もありませんでした。

そんな感じで白目を剥きながら訓練を続けること20時間余りが経ったころ、ついにファーストソロを迎えました。一人で離陸し空港を一周し、着陸する。言葉にすればそれだけの10分にも満たない飛行ではあります。しかし初めて全てをひとりで行い帰ってきたときに、達成感を味わうと共に、本当に自分はパイロットを目指していくのだと自覚しワクワクしてきました。漠然とスタートラインに立った気がしていた航空大学の合格時や、宮崎座学課程の時に比べると、はっきりとパイロット人生のスタートの号砲が聞こえた気がしました。バードスウィープのための空砲だろって気づいたそこのあなた、察しがいいですね。

ちなみに班員の宮里学生は懲罰房の管理人です。


右も左もわからず宮崎のトレ室に貼られている「トリムは甘え」を信じて帯広に入寮したあの頃よりは、飛躍的な進歩を遂げたと確信しています。今ではトリムなしでは生きられない身体になってしまいました。
そんな私たちは現在、白目を剥き、よだれを垂らしながら帯広課程最後の審査に向けて突き進んでいます。積乱雲にも海務にも気流の悪さにも負けずななにー全員で宮崎に凱旋できるよう頑張っていきます!!
以上、ななにーの近況報告です。ご愛読ありがとうございました。ななにーの次回作にご期待ください。