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[68-Ⅲ🐝🐝🐝]空から帯広を見てみよう
『もしもし、そこのあなた。地面を歩く生活に疲れておらんか? たまにはわしらと一緒に、空から帯広を眺めてみるというのはどうじゃろう?』
こんにちは、68-Ⅲの阿部学生です。
読者の中には、このフレーズをご存知の方もいるかと思います。
これは某テレビ局で2008年〜2018年まで放送されていた、雲の妖精と一緒に空から日本中の自然や街並みを眺めながら、様々な発見をしたりする番組の冒頭のフレーズです。
私はこの番組が大好きで全話のダビングを持っています(笑)。
この番組がきっかけで空を飛んでいると言っても過言ではありません。
番組内の映像はヘリコプターからでしたが、今回は訓練の半年間で撮り溜めた画像の中から、1つのフライトを再現してみたいと思います。
写真を撮っておくことはとても大切で、航跡アプリと照らし合わせながら、計画とどのくらいズレていたのかや、著名な地点物標の実際の見え方を覚えるのに使います。
後席でも地図と睨めっこしながら乗ることで、他の班員のフライトタイムも有効活用しています。
これから載せる写真は、後席で外部監視をしつつ学習の用に撮ったもので、写真によって機体の登録記号もまちまちであること、内容は一部省略をしていることを予めご了承ください。
それでも莫大な情報量ですので心してお読みください。
では一緒にフライトをしましょう‼︎
それでは早速、空から…と行きたいところですが、空を飛ぶには知識が必要ですね。
簡単に帯広の空や飛行機についてご紹介しましょう。
私たちが訓練する帯広空港の周辺空域にはいくつかの訓練空域があります。それぞれ手頃な大きさに区切られており、失速のような高度や速度・姿勢を大きく変えるフライト(エアワーク)をする時には、訓練空域を予約して1エリア1機が使います。大きさとしては直線飛行で3分くらい飛べるくらいでしょうか? 高さは場所によって異なりますが、6000ft(2000m)程度となっています。
今回は激しい飛行はしない予定なので、エアワークの邪魔にならないように気をつけながら訓練空域を1周していきましょう。
今回皆様が乗る航空機は単発プロペラ機のSR22となっており、最大で4+1名乗れるようになっています。なお5人乗ると空中交代ができないので教官1名と学生3名の計4名で乗っています。
今回のような空域を1周するフライトは野外航法(ナビゲーション)訓練と呼ばれ、高度は3000〜5500ft(1000m〜1700m)程を150kt(280km/h)程で飛行します。
東京スカイツリーの2〜3倍くらいの高度を東海道新幹線くらいの速度で飛んでいる感じです。
私たちは地図と地上の物標を見ながら飛行する有視界飛行という方法で飛行するので、3000ft以外の高度は1000ft+500ftの高度(3500/4500…)を西向きと東向きで使い分けて飛行しています。詳しくは調べてみてくださいね♪
とまぁ、話し出すと半年かかるのでさっそく飛行機へ向かいましょう‼︎

飛行機がいっぱい並んでいますね〜
私たちは飛行機に向かったら、内外の点検を行います。
搭載物がきちんとあるか?、機体構造や機構に問題はないか?などを1つ1つチェックすることが法律で義務付けられています。(機体に向かう前には気象や重量バランス、航空情報なども確認しています)
それが終わると搭乗して、朝ドラでやっていたように『Circuit breakers-all in』『Seat and seat back-adjust』と100項目以上の点検をしながらエンジンをかけます。
エンジンをかけ終わると、各方面に無線通信を行います。実際はイニシャルコンタクトと呼ばれる、「こんにちは私の名前は〇〇です」というような通信設定を行いますが、飛ぶ前に日が暮れてしまうので省略します。
札幌ACCに訓練空域通過の連絡
『JA010C, on the ground of obihiro airport, we will cross HK2-All area』
学校のカンパニー周波数への出発報告
『10C ナビゲーション訓練のためランプアウトします』
帯広管制塔への移動の許可
『JA010C, at cac, request taxi, northwest bound』
『JA010C, taxi to holding point runway35, QNH2992』
地上滑走の許可が出たら滑走路へ向かいます。
滑走路に着いたらいざ空へ‼︎
と言いたいところですが、飛行機そんな甘くありません…
滑走路脇でエンジンテストを行います。自衛隊の戦闘機でもラストチャンスのアーミングエリアとか言いますよね(中の人は電車と戦闘機も好きです)



準備が完了したら、帯広の管制へ報告し、離陸許可をもらいます。
『JA010C, at T-4 ready, request left turn departure』
『JA010C, left turn approved, runway35 cleared for takeoff』

では空の旅へと向かいましょう‼︎
実際はここまでブリーフィング開始から80分、飛行機に乗ってから20分ほど経過しています。
『Max power』『60kt、73kt rotation』『Positive climb, gear up』
飛んでからもひたすらやることは続いていきます。なお練習のため実際は動きませんが、ギアスイッチがあります。
左旋回をリクエストしたので、そろそろ旋回をしましょう‼︎
Runway35で左なので西方向ですね。

「帯広空港の横空港のそばにお城が⁈ 」
ズームをしてみましょう。

「豪華な建物ですね〜」「帯広には大金持ちが住んでるのですか⁇」
番組好きの私にはあの軽快な音楽が聴こえてきました…。CMが入りそうだ…
実はグリュック王国というテーマパークの跡地なんです。1989年〜2007年まで営業していた10万平方mを誇る施設で、町おこしのためにドイツをイメージした施設だったようです。現在でも建物や風車、観覧車などが残っています。
周辺は林なので地上からはあまり見えませんが、上空からだとよく見えますね‼︎
このように上空からの見え方はマップと違うので、そういう点に留意しながら地点評定をします。

それでは戻りましょう。
3000ftで帯広空港の管制圏を抜けるので、帯広管制塔へLeaveを報告し、上空を管轄している札幌ACCの周波数をモニターしましょう。
『JA010C, leaving control zone』
『JA010C, frequency change approved』

前方には小高い山、嵐山が見えてきました。ここには渡月橋はありません。
嵐山は遠くからでもよく見えるので、ナビゲーション訓練では発動点に使われます。
発動というのは航法の出発の基準となる点のことで、ここからの方位と時間を求めることで、次の場所へと正しく向かえるのです。
私たちは訓練のためにカンパニー周波数にポジションレポートというのを行います。
『JA010C, over arashiyama 10, maintain 3500, estimate shikaoi 18』
この際には訓練空域の使用機がいないか、周辺に他の航空機がいないかも確認します。
また発動点を過ぎたら測風というのを行います。
方位と時間というのはあくまでフライト前に風の予想を用いて計算した値です。実際の上空の風は飛んでみないとわかりません。実際に予想の方位で飛んでみて、地上の物標と見比べながら、どのくらい流されたから方位を何度変更しよう、という風に飛んでいきます。
この測風、言うが易し、行うが難しなんです…
測風ではきちんと測るために方位と高度を一定にして飛行します。これが難しい。この間も様々な報告をしたり、時間を記入したり、機器を確認したりします。もし3°ズラして1分飛行すると240mもズレてしまうんです‼︎
そのため意識はFly First。集中です。
さらには、測風で出た結果を元に新しい方位を計算するのが難しい‼︎ 所詮3ケタ±2ケタ程度の計算ですよ。それが操縦と上空の気圧の中では難しいんです… 間違えると明後日の方向に飛んでいきます…


帯広の西には日高山脈が、北には大雪山系の山々があります。比較的山の近くを飛ぶので、計器に集中してはいけません。外部監視です。といっても知らないうちに集中してしまいます。だから後席はきちんと外を見ておく必要があります。”後席も クルーの一員 アサーション”
『左前10時方向、トラフィック‼︎ 航大機、ほぼ同高度』

訓練機で輻輳しているので、近い時は1000ft未満の高度差ですれ違う時があります。TAWSというシステムで計器でも分かるのですが、結局は他機の管制と眼です。あとはカンパニー周波数を使用して、自分の位置と高度、インテンションを共有します。

しばらくすると帯広の市内が見えてきました。
空港周辺と違って建物が多いですね〜 住宅密集地域の周辺は避けましょう。
「くもじい‼︎、飛び立ってから随分経つのに市内にも滑走路があります‼︎、空港の周りにあんなに建物ありましたっけ⁇」

「くもみ、それは、帯広駐屯地のある十勝飛行場じゃよ」
「ピコパッ‼︎」
「帯広駐屯地とは陸上自衛隊の駐屯地で、ヘリコプター隊が所属しています。」
対戦車ヘリコプター、多目的ヘリコプター、観測ヘリが所属していて、よくフライトをしているのが見えます。
プロなオタクじゃないと迷彩塗装のヘリを見つけ出すのは至難の技です。
ちなみに1972年〜1981年には航空大学校もここにありました。
「また、あそこにも滑走路があります‼︎ 帯広にはいくつ滑走路があるんですか⁈」

「あれは自動車メーカーのテストコースじゃ」
帯広は広い土地があること、他と比べて気候が安定していること、山岳や平野など様々なシチュエーションがあることなどから各社のテストコースがあります。
世に出ていない試験車が走っているのをよく目にしますが、上空はあまり低高度で飛行しないようにしています。
そろそろエリアの北西の端なので東に向かいましょう。
上空からはあまり名所が無いので、地上から1枚。

では足を延ばして、空域の北東端を見てみましょう。

ここは陸別町です。ここまで訓練空域なのですが、空港からかなり遠いこと、山が多く自由に飛びづらいことから1回しか行ったことがありません。
地上には、りくべつ鉄道という素晴らしい廃線の保存車両施設があって、動態保存車がすごくあって、片道6km近くの距離を体験乗車できたり、体験運転ができたり… 危ない危ない、航大ブログでした…

少し行きすぎました。帯広空港が恋しいです… 空港に寄って南側にも行ってみましょう。

大体の景色はこのような風に見えます。読者のあなたはどういう所に注目しますか?
まずは持っている地図にある情報との共通点を探します。川や太い道路は載っていますね‼︎ あと橋なども。ソーラーパネルや山の稜線はあまり分からないので、気をつけます。あと建物も細かくは分からないので、街の大まかな形や川とかとの相対位置から探します。
街を見つけて、分かってもすぐは飛びつかない、先入観を持たないこと‼︎ 複数の根拠から疑いの目を持って考えます。ちなみにこれは橋の位置と川の分岐、運動場から本別だとわかります。

ではここはどこでしょう? 大きな鉄塔のようなものがありますね〜
垂直方向に高い建物はあまり地図に載らないんですよね… そいう時こそ川の分岐や道路の形…
答えは…載せません(笑) (本別から帯広空港に戻っていますが、寄り道してますよ…)

「くもじい、あんな所に巨大な時計が‼︎、きっと巨人や宇宙人向けなんですね‼︎」
「くもみ、巨人は東京にいるはずなんだが…」

「あぁ〜あれか‼︎ あれは十勝川温泉の花時計ハナックじゃよ」
北海道といえば泥炭由来のモール温泉が有名だが、十勝川温泉は代表するモール泉でその中心にあるのがこの花時計で直径18m、針だけで10m以上あります。それでもこの上空からだと時刻は分かりません…

上空からだと鉄道も見れます。中の人は特急の時刻が頭に入っていて、大体の当たりをつけて探していたとかいないとか…
線路は地図には載っていますが、列車が走っていないと木に隠れてほぼ見えません…
空港が見えてきました‼︎
おやおや一際大きい機体がファイナルアプローチ中ですね。


旅客機の着陸を上空から見えるのも、フライト訓練している特典ですね。基本的には訓練機よりも旅客機を優先した滑走路運用がされていて、訓練機は各上空のポイントで進路を譲ったり、着陸を待ったりしています。
皆さん、この写真からの情報それだけじゃないですよ‼︎ 航空大学校やグリュック王国と旅客機の着陸方向を見てください。
最初に離陸した時と逆方向になっているんです。滑走路の運用がRunway35からRunway17に変更になっています。
思い込みから逆の滑走路への進入のミスもあります。このように様々な所にアンテナを張ってフライトをしています。

帯広は内陸ですが南に向かうと海もあります。

港が見えてきました。
山側だと山を目標にしてまっすぐ飛べますが、海には目標がありません…
その場合地上を見たり、遠くの雲を見たりします。
では海岸沿いに西へ向かって行きましょう‼︎

「大きいサイコロが砂浜に埋まってます‼︎」
「あれは、トーチカと呼ばれる防御陣地じゃよ」
中に篭ってそこから攻撃をしてたようです。上空から見ると小さく見えますが、行ってみると巨大です。


「あれ⁈ また滑走路があるんですけど… 次はちゃんと滑走路です‼︎」

「ほんとじゃな〜 これは大樹航空公園じゃよ、ホリエモンロケットなどがココから打ち上げられているんじゃよ」
他にもJAXAのヘリの試験や防衛省航空装備研究所の赤外線センサーの無人航空機、火星探査用航空機の研究のための重気球の放球も行われています(こっちも趣味です…)。
滑走路自体は現在1000mで着陸自体は可能ですが、安全マージンを考えると厳しいです。しかし1300mへ延長の計画があるようです。
さて見えてきたのは広尾の港。

日高山脈の南端にあり、これより奥に行くと山脈なので、これより東で訓練を行なっています。
またこの付近は旅客機の進入経路になっているので、旅客機が近づく前に退避というものを行い、衝突回避をします。
ではそろそろ帯広空港に帰りましょう。
空港に帰る際には5つのゲートがあり、そこから滑走路までの経路が決められています。
そのゲート地点では2000ft(600m)、120kt(220km/h)で進入するのでそこに合うように計画しながら向かいます。
『JA010C, over sarabetsu 2000, request landing, full stop』
この後は場周経路に入りますが、そこでは各辺において通過したことを管制に報告します。
『JA010C, turning base』『JA010C, continue approach』

「あんな所に駅とオレンジの列車が‼︎、帯広空港までアクセス楽チンですね」
「帯広空港にはバスでしか行けないハズなんだが…」
「あれは幸福駅じゃよ。愛国から幸福までという切符が流行ったのを親御さんに聞いてみるんじゃ」
国鉄広尾線の駅で1987年に廃線になった中、今も2両の気動車と1両の除雪車が残されていて、空港に着いてまず行く観光地です。

と、まぁ観光している間も、パイロットはひたすらタスクをこなしています。critical eleven minutesというのがパイロット界ではあり、離陸の3分、着陸の8分は事故が起こりやすいフェーズで、特に注意力が求められます。ずっと操縦してて腕と脚が痛いなんて言ってられません…

『JA010C, runway17 cleared to land』
着陸許可が出ました。滑走路の延長線上にいます。ここからはパス・センター・エアスピードを必死に合わせます。少しでも不安を感じたり、スタビライズド(機体の安定)ができなかったら躊躇わずにゴーアラウンドを行います。

『JA010C, go around』

ゴーアラウンドをすると場周をもう1周回って着陸します。
『JA010C, runway17 cleared to land』
『JA010C, taxi to CAC, close my flight plan,ありがとうございました』
着陸後は誘導路を通って駐機場に戻ります。その間にもパイロットはやることが色々あります。
駐機後はエンジンを切り、最後に外部点検をして異常がないかを確認します。
これで1フライトが終わりです。1フライトでやることは大体300個くらいは裕にあります。これを覚えて行うのがパイロットです。

この後デブリーフィングやフライトログの記入をしたら全て終了です。今日の反省を元に明日はより良いフライトにします。
いかがだったでしょうか? 読み切りお疲れさまでした。
どのような大地を飛んでいるのか?どんなことに気をつけているのか?など少しでも伝われば幸いです。
これから帯広でフライトをする後輩の皆さん。最初はやることが多くて不安になったり、心が折れそうになるかもしれません。
でも50時間も飛べばある程度はできるようになります‼︎ 1人でも迷子にならずに空港に帰ってこれます‼︎
自転車の次に動かした乗り物が飛行機という、中の人でも帯広修了できました。

日高山脈は偉大だよなぁ〜 by私の担当教官
[68-Ⅲ🐝🐝🐝]えっ⁈ 帯広課程終わってる⁈
ブログが見れなくて禁断症状が出ていた皆さま、大変ご無沙汰しておりました。
最近ヘリコプターも操縦したくなっている、68-Ⅲの阿部学生です。
えっ⁈ 更新が少なすぎて覚えていないって⁈
しばらくの間、航大ブログがメンテナンス中ということで、更新をできてませんでしたが(メンテナンス前からだろっ‼︎ というお叱りを受けそうですが…💦)、無事に直ったようなので、遅ればせながら筆を取らさせていただきます。
今回も情報量無限大の記事を書きますので許してくださ〜い‼︎
遡ること1ヶ月、10/26に私たち26人全員が帯広課程移行科目進度審査(通称:ファイナルチェック)の実技試験を無事終えました。
なんと、1人も再審査となることなく終えることができました‼︎


そもそも帯広課程で試験って何やるんじゃ〜? っていうところから始めていきましょう。
帯広フライト課程では半年かけて50時間(色々あったらMax60時間まで)のフライトを行うのですが、前半25時間がphaseⅠ、後半25時間がphaseⅡとなっています。
その中でphaseⅠからⅡになる時に初度科目進度審査(通称:プリソロチェック)、帯広課程が終わった時にファイナルチェックを受けます。
それぞれの審査は審査官という資格を持っている、担当教官以外の教官と同乗して行うのですが、この審査を受ける前に、担当教官から試験を受ける技量があるというオッケーを貰う、技量認定という試験の前の試験もあります…
試験だらけじゃん… って思わないでくださいね。パイロットは引退するまで永遠に試験だらけらしいので…
それぞれのチェックを見ていきましょう。
プリソロチェックは名前の通りソロフライトをする前の試験で、1人で空港の場周(周り)を1周する能力があるかどうかを見極められます。
離陸前の準備から1人でやり、離陸後に場周を1周すると接地する寸前で「ゴーアラウンド」とコールされ、もう1周して着陸します。わずか20分程度のフライトですが、かなり緊張します。
この試験に合格しないと1人で操縦することはできません。
ちなみに実技試験以外にも筆記試験もあります。
プリソロチェックが終わると晴れてファーストソロフライトです。
離陸して場周1周して終わりなのですが、こういう時に限って色々起こるものです。いつもは班員含め4人搭乗していますが、ソロでは1人なので重心バランスや加速感が異なるため、いつもとエネルギーコントロールが異なります。まずそれが難しい…
そして頼れる人が一切いないので、まぁ不安になるんです。管制やったかな?、FLAP降ろしたかな?、前と近すぎたかな?、センター降りれるかな?気になったら終わりの始まりです…
詳しくはヒミツですが、色々キモを冷やし、管制官に応援されながらも一生忘れないファーストソロでした…

ちなみに管制との交信での自機のコールサインは「JA010C First solo」と付け、ある程度セパレーションをとった管制をしてもらえたり、着陸後拍手を受けたりします。(誰かは2ndソロで1stソロと言ってしまい2度目の拍手をもらっていました…)
そして気がつくとフライト残時間が5時間となりファイナルチェックがやってきます。
ファイナルチェックも2部構成になっておりまして、まず審査官と口述審査を行います。航空機システム、航空法、航空生理、航空図、範囲は無限大で、雑学王選手権のようです。
そこでオッケーを貰うと担当教官とフライトの最終仕上げを行った後、最後で最強の壁、実技試験です。
実技試験は今までやって来たこと、エアワーク(空中操作)、計器飛行、ゴーアラウンド、野外航法を2日間かけてツメられます。野外航法は1時間前にルートを教えられ、そこから地図やイメフラ、ログと言われる計画表を目にも止まらぬ早さで作り上げます。
これを無事終えてやっと帯広課程は終わったのです。
自家用操縦士相当の技量が帯広課程で身についているはずです…
半年間いろいろありました。
帯広空港以外の空港に冒険をしに行きました。中段だったのでいつもと同じようにタッチアンドゴーをしただけでした。

飛んでいたら天候が急変して、降りたら竜巻ができていました。

ファーストソロのお祝いで水をかけました。

滑走路でエアライン機に手を振ったら、パイロットが振り返してくれて恋をしました。

夜間飛行でいつもと同じ感じで飛んだら、経路がハチャメチャになりました。

フライト課程で何をするかは、いずれブログにできたらと思います。
ネタはいっぱいあるので気がついたら更新しているかもしれませんよ…
なんだかんだで終わりました。ハンパなく辛かったはずですが、終われば楽勝CACです。
さらば帯広CAC、また会う日まで。


どんなにつらくても、やまない雨はない。やんだ後には素晴らしい虹がかかる。この彩りを見るために、僕たちは一所懸命に、一心不乱に頑張っているのかもしれない。

[68-Ⅲ🐝🐝🐝] B班 航空大学校探検ツアー 〜帯広編〜 その1
みなさん、こんにちは‼︎
バスで最寄りの中札内村に行って、食材や飲み物を10kg以上買い込んだのは良いが、帰りのバスが土日運休に変わっていたのを知らなくて、バスが無く、泣く泣く寮まで12kmを歩いて帰った、阿部学生です。
相当昔の話にはなりますが、私たち8-Ⅲが宮崎座学生時代に投稿した、宮崎本校の探検ツアーの記事を覚えておりますでしょうか?
その1
[68-Ⅲ???]航空大学校探検ツアー その1
その2
[68-Ⅲ???]航空大学校探検ツアー その2
その3
[68-Ⅲ???]航空大学校探検ツアー その3
今回は第2弾として、私たちの本拠地、そう‼︎ 帯広分校編をお届けしたいと思います。
朝ドラ内でも、机の下に隠れたときに恋が芽生えた食堂や、入校直後にプロシージャを練習したFTD室、寮の部屋などが沢山出て来たので、実際はどんな感じなのか気になる方も多いのではないでしょうか?
(ちなみに航大生はあの朝ドラで航大の知名度が一気に上がったので、すぐに朝ドラを使って色々説明しがちです)
と、前置きはこのくらいにしておいて、では探検に出かけていきましょう‼︎

ここが帯広分校の正門です。宮崎本校の時は学生用の裏口がありましたが、帯広はここ1ヶ所なので、外出時もここを使用します。
ちなみに朝ドラでは宮崎本校の正門風景もここでした…
GWには朝ドラの聖地巡礼で記念撮影をしてる方々も見かけました‼︎ ぜひ航大を広めてくださ〜い。
ちなみに校舎に向かって左手を見ると…

砂利道が続いています。もう何回目か分かりませんが、朝ドラでは、水島学生が地元に帰る際に同期に別れを告げ空港へ向かった道です。
実際ここを真っ直ぐ進むと、空港まで外周をぐるっと周らないといけないので、9.5km歩く必要があります。(笑)
空港に行く際には反対側へ向かいましょう‼︎
ということは置いておいて、禁断の敷地内に入ってみましょう♪


このモニュメント⁈の脇を通ると見えてくるのは…

くの字に折れ曲がった本庁舎が見えて来ました。なぜこのように曲がっているのか分かりませんが、本庁舎を含め建物内には至る所に曲がり角があります。
ちなみに上にある管制所のような所は宮崎にもあった運管室です。
駐機場から出る際、訓練空域に入出する際に連絡をして、様々な情報をもらう、航大のまさしく管制塔です。
左を見ると本庁舎に繋がった建物が…
これは学生寮です。

この正面玄関は職員専用で、入校時しか使わないのですが、今回は特別に入ってみましょう‼︎

ここで外部の人は受付をするらしいです。
また学生の荷物も平日はここに届き、週番(日直みたいな)が寮まで運びます。
正面を見ると…

正面には健康管理室(いわゆる保健室)と分校長室があります。健康や薬の使用についての相談する際はこちらへ‼︎
ではまず右側に進んでいきましょう‼︎

進んでいくとあるのは…FTD室です。
いわゆるフライトシミュレータです。
エアラインにあるようなモーション付きのシミュレータではありませんが、実機でできないような緊急操作をしたり、実機が使えないときに使います。

今の時期は天候が悪い日も多いので、大人気で予約を取るのが大変です…
余談ですが、FTDの機器の配置は帯広にある機体(G5)とは少し異なっていて、宮崎にある機体(G6)と同じになっています。
そのため初めはこの配置の違いに苦戦します。
FTDは2機あるのですが、MIYAZAKIとOBIHIROと愛称がついています。
ではもっと校舎を奥に進んでいきましょう。
すると一番奥には…

体育館が‼︎
ここでは主に体育の授業を行います。
あれっ⁈ フライト学生ってフライトだけじゃないの⁈と驚かれた方もいるでしょうか?
そうなんです、フライトだけじゃなくて、座学や体育などの授業がギュウギュウに詰まっているんです。
体育ではバスケットボールとフットサルを行います。(かなりハードなので翌日には全身筋肉痛です)
さすがは北の大地、この時期、床には大量の…、自然が豊かですねー
私は苦手なので、逃げるように急ぎ足で2階へ向かいましょう。
2階にはこんなトレーニングルームもあります‼︎

また座学で使う部屋が並んでいます。

他にも教官室や印刷室、運管室などがあり、フライトの際はいろんな部屋を行ったり来たりします。
また逆の端にはブリーフィングルームがあります。

ここでは航空法73条の2及び航空法施行規則164条の15にある機長の出発前確認を行います。
フライトの約1時間前に集合して、①気象、②搭乗者の重量分布、③航空情報を共有します。
学生の中にはフライト前に既にここで気を落とす人もいるとかいないとか…
本庁舎にいると日曜なのにフライトを思い出すので、学生寮に移動しましょう‼︎
本庁舎と学生寮は繋がっているので、2階にいても1階にいても、そのまま移動できます。
そのため学生は本庁舎でも回期のスリッパで移動します。(宮崎時代にスリッパに色々お絵描きした人は恥ずかしい思いをするので要注意です)
2階を移動するとます見えてくるのが、調理室です。

…といきたいのですが、長くなってきたので、今回はここまで‼︎
次回は学生寮を紹介します。
私たちフライト学生はフライトができる天気が続く限り毎日フライトをします。
フライトをする度に、自分の無力さに落ち込み、地上で見た理想との差に絶望し、先輩方のように空を1人で飛べるのかと不安になり、永遠に暗闇が続くように感じる日々。
でも夜が去り朝がやってくるように、いつか光が差すと信じて、無我夢中で勉強に励んでいます。
それでも完璧にできないフライト…。1時間、また1時間と近づくソロフライト…
でも暗闇の中でふと空を見上げると、数え切れないほどの星が輝いていました。
暗闇だからこそ星が見え、それに向かって前に進めるのかもしれない。
暗闇にいることを楽しみ、今できる限りのことを全力で頑張らなくちゃ‼︎

[68-Ⅲ🐝🐝🐝] B班 鳥の偉大さ
???なのに部屋に2cm超えのハナバチが出て、大騒ぎをした阿部学生です。(すごい羽音で帯広の洗礼を受けました…汗)
早いもので帯広に入校して1週間が過ぎ、B班もいよいよ地面を離れる時がやってきました。
いよいよフライトが始まったのです。
『フライト』って聞くと、な〜んだ、空飛ぶだけじゃんと思うかもしれないですが、パイロットを侮るなかれ…
ハンパなくやることが多いのです‼︎
パイロットのタスクはフライトをする数時間も前から始まっているのです。
というのも前回お話しした、航空法第73条の2及び航空法施行規則第164条の15にある『機長の出発前の確認事項』というもの中には6つ確認事項があります。
それらはフライトをする前に責任を持って確認をするのですが、その中のうち『当該航行に必要な気象情報(通称:ウェザブリ)』『離陸重量、着陸重量、重心位置及び重量分布(通称:ウエバラ)』『国土交通大臣が提供する情報(通称:ノータム)』の3つはプレブリーフィングという飛行前のミーティングで学生それぞれが準備をし、機長である教官の前で説明をします。
ノータムは、フライト中に航行の支障になるものや他の訓練機の状況、エアライン機の状況などを調べます。
ウエバラは、学生と教官の体重や荷物、燃料などから飛行機自体の重心の位置を出発前、離陸時、着陸時の3つのフェーズで調べたり、離着陸で滑走路をどのくらい使うのかを考えたりします。
そして準備が最も重いと言われるのが、ウェザーです。様々な天気図や空港の気象通報を見ることでフライトができるのか、できないのか、できる場合でも注意することは何かなどを考えます。ノータムやウエバラはほとんど前日に準備ができるのですが、ウェザーは最新の情報を用いて考えるので、できるのは朝6時以降‼︎ 毎回時間との勝負です‼︎ しかも毎日毎日状況が違うのです…
午前フライトになったら最後、8時にはブリーフィングが始まります。(なお1週間ごとに午前と午後が入れ替わります)



ちなみにこれ以外にも飛ぶ前にはアルコール検査だったり、訓練の空域を取ったり、フライトプランを作ったり、課目を覚えたりと、もうお腹がいっぱいです…
そしてブリーフィングを潜り抜けると、空へ飛びます‼︎
…と言いたい所ですが、まだ飛べません。
この後機体の整備状況をチェックしたり、機体の内部・外部の点検をした後に、飛行機の電源を入れて数多のチェックをして、∞時間が経過後やっと滑走路に進入、離陸になります。
ここまでくればあっという間、特急列車くらいのスピードで機体が浮き、瞬きを3回くらいすると東海道新幹線くらいの速度になって巡航になります。
そして3回くらい深呼吸をして気がつくと、訓練が終わって航大のエプロンに戻っています。
その後はデブリーフィングという振り返りをして、課題を復習して、身につけると1回のフライトが終わります。
なお平日は晴れていたら毎日訓練をするので、またフライト準備が始まります。
とまぁパイロットってスゴイでしょ‼︎ とたいそうな話をしてきましたが、実はB班はGWがあるので、まだ1回しか飛んでないんです…
しかも初回は完熟飛行という慣れようね〜というフライトです。






このような感じでB班もA班に遅れること2週間、パイロットの卵と名乗れるようになりました。
北の大地へ来て1週間、あっという間に空を飛んだ。
鳥のように綺麗には飛べなかったけど、空から見た景色はいつもよりちょっぴり綺麗だった。
そして1機が飛ぶために多くの人が関わって、機体の下には多くの家々が並び多くの人が暮らしている。
絶対にミスが許されない仕事だと身を持って感じた。
早く卵からヒナになり、ひとり立ちし、悠々と飛ぶ鳥になりたい。

[8-Ⅲ🐝🐝🐝] A班 入寮1日目
こんばんは!
10ヶ月の待機期間を経てついに本日帯広に入寮した68-Ⅲ 伊藤委員長です❗️
今朝は5時に起きて羽田から帯広空港に向かいました。✈️

なんとCAさんには航空大学校の学生であることを見破られていました!
この時期にフライトバックで帯広に行く人は目立つのかも知れないですね、、、

帯広上空から見える景色は一面の畑‼️

そしてランディング!
宮崎空港と違って、ターミナルと同じ側に航空大学校がありました。

着いて早々ですがいきなり!
明日はシミュレータ❗️
そして週明け月曜日からフライト‼️
初めてのシミュレータ、、、
それは待機期間に暗唱したであろうプロシージャ(20分ほどの呪文)を担当教官の前で披露する場だとか、、、
私A-1班の担当教官は回期主任の青木教官!
月曜日はいきなり着陸を経験させていただけるようです‼️?
8-1の先輩方も8-2さんもいい方たちばかりで寮生活は楽しくなりそうです。
寮の部屋の案内も今後していきます!
今日はプロシージャの確認をして明日に備えます!

67回生Ⅰ期 帯広課程終了!宮崎へ再び、、!
こんにちは!67回生Ⅰ期北川学生です。
宮崎座学修了の投稿から早1年強経過してしまいましたが、
私たちナナイチは4月上旬に帯広課程を全員修了し2度目の待機期間に入っています。
今回は去年の10月から始まった帯広課程を振り返っていきたいと思います。
帯広課程最初のフェーズは約25時間ほどでFIRST SOLOに出られる技量を身につける為にエアワークや連続離着陸訓練を主に行いました。
約9時間ほどのエアワークでは課目の習得に加えて地形と地名を覚えるのに必死でした。

入寮時期は北海道ベストシーズン!
生地航法ではほとんどの学生が釧路空港に行きました。
日没の早い秋冬には世界三大夕日を拝むことができます。

12月になると初単独飛行に出る学生が出始めると同時に雪のシーズンがやってきます。
今まで見えていた景色が一面真っ白になり目印を新たに覚えるのに苦労しました。
また、今年の帯広は久しぶりの大雪で除雪が間に合わずフライトキャンセルの日には
終わりの見えない駐車場の除雪をやったりしました。

初単独飛行を終えると徐々にナビゲーション訓練が増えていきます。
前日の準備とイメトレがかなり大事になってきます。

委員長…イメフラ中?
あっという間の4月
約50時間の訓練で帯広ファイナルチェックがあり、無事全員合格することができました!

来週からはとうとう宮崎フライト課程が始まります。
宮崎でもみんなで課程修了を目指して頑張ります!!
[68-Ⅲ🐝🐝🐝] みんな大好きSR22
待機期間に入り、座学の5ヶ月半がいい思い出に変わりつつある、阿部学生です。
8-Ⅲが待機期間に入り、ブログの更新頻度が下がっちゃう…って悲しんでいる、読者の航大ファンの皆さん、安心してください‼︎
そして『ブログが静かになりそう』と安心している7-Ⅲさんの皆さん、『あま〜〜〜〜〜い‼︎』(※これは8-Ⅲに人気の、ハンバーグ師匠のネタです笑)。
待機期間も航空大学校の学生なので、もちろんブログは更新していきますよ〜(ネタがあるかは別ですが…)
待機期間最初の投稿は、座学期間に投稿しそびれていた、2回目の格納庫見学の様子です。
1回目の格納庫見学では、古い機体の機内見学と現行機のSR22の外観見学しかできませんでした…
2回目の見学では、待ちに待った機内見学をできたんです‼︎
その際の8-Ⅲのキラキラした笑顔とベールに包まれた機内を今回のブログでお伝えできたらと思います。
ちなみに座学生はキラキラした憧れの瞳でSR22を眺めているのですが、なぜかフライト学生になると、その瞳がいつの間にか死んだ魚のような目になってしまうそうです…。
私たちも次はフライト学生になりますが、この時の笑顔を忘れないようにしたいです。
話を戻しましょう。
この日は雨でフライトがキャンセルの日。フライト学生さんが寮内で喜んでいる中、私たち座学生は機体で埋め尽くされた格納庫に集まりました。
格納庫見学は、機体数の関係で雨の日にしかできないんです。

2回目の格納庫見学のテーマは「座学で学んだ機体についての知識を、実機で確認してみよう‼︎」というものでした。
みんな真剣な表情で実機を堪能していますね〜





読者の皆さんも、ブログを読んで得たSR22の知識を、実機見ながら確認したいですよね⁈
では、特別に乗ってみましょう‼︎(ブログでは初公開⁈)









と、まぁこのような感じです。(1度もフライトをしたことがない座学生ですが…)
実際に観たい方は、ぜひ航空大学校へ‼︎
最後に私たち8-Ⅲの回期Tシャツの背中にはこのような文字が書かれています。(デザインは今流行りの映画に瓜二つ‼︎)

『circuit breakers-all in』
これはエンジンスタートする時の「before start」という手順(プロシージャー)の中で1番最初に確認する項目で、サーキットブレーカーは機長席右側足元にあります。

待機期間中はどれだけ更新できるか分かりませんか、またブログでお会いしましょう‼︎
最後はカブトムシっぽい写真でお別れです。

ななにー 1st solo
67-Ⅱ通称ななにーの岡学生です。待機期間以来の更新となります。お久しぶりです。
帯広分校に入寮したときには辺り一面雪景色でしたが、最近は雪が溶け緑は生い茂り夏の近づきを感じています。秋の十勝をまだ経験しておりませんが、四季の移り変わりが綺麗なのも十勝の魅力の一つだと思います。秋には退寮している(予定)ですので、いつか秋の帯広にも遊びに行けたらと思います。

おそらく秋に綺麗に色づくので秋に入寮する学生は目を向けてみてください。


結局パンフレットには載らなかったため、この場を借りて供養させていただきます。
さて、ブログのタイトルにもありますが、先日ななにー全員が1st soloを終えました。
1st soloを終えて達成感は同期のみんなも感じたものだと思いますが、細かく感想を聞けば十人十色の言葉が出てくるでしょう。
私は達成感ももちろんありましたが、自分はやっとスタートラインに立ったのだという高揚感が一番大きかったです。
今まであまりパイロットになるのだという実感が湧かなかったため、「(飛行訓練始まって)飛べば何か変わるかな~」と思いながら初めてのフライトに臨んだ岡学生(22)。甘い考えでした。初めての操縦の感想は「着陸でオシッコちびりそう」、とまあ小学生の頃の私も顔負けのチープな感想を残すありさまで、空を飛んでる感動を味わう暇が微塵もありませんでした。

そんな感じで白目を剥きながら訓練を続けること20時間余りが経ったころ、ついにファーストソロを迎えました。一人で離陸し空港を一周し、着陸する。言葉にすればそれだけの10分にも満たない飛行ではあります。しかし初めて全てをひとりで行い帰ってきたときに、達成感を味わうと共に、本当に自分はパイロットを目指していくのだと自覚しワクワクしてきました。漠然とスタートラインに立った気がしていた航空大学の合格時や、宮崎座学課程の時に比べると、はっきりとパイロット人生のスタートの号砲が聞こえた気がしました。バードスウィープのための空砲だろって気づいたそこのあなた、察しがいいですね。

ちなみに班員の宮里学生は懲罰房の管理人です。


右も左もわからず宮崎のトレ室に貼られている「トリムは甘え」を信じて帯広に入寮したあの頃よりは、飛躍的な進歩を遂げたと確信しています。今ではトリムなしでは生きられない身体になってしまいました。
そんな私たちは現在、白目を剥き、よだれを垂らしながら帯広課程最後の審査に向けて突き進んでいます。積乱雲にも海務にも気流の悪さにも負けずななにー全員で宮崎に凱旋できるよう頑張っていきます!!
以上、ななにーの近況報告です。ご愛読ありがとうございました。ななにーの次回作にご期待ください。
[66-Ⅲ]帯広修了&宮崎二生地ソロ達成!
こんにちは!66回生Ⅲ期長澤学生です。
66回生Ⅲ期の前回の投稿は祝ファーストソロ!でしたが、
あれよあれよと帯広課程を修了し宮崎に帰ってきまして、この度ついに二生地ソロ達成しました!!
人生初のソロフライトをしてから、多くの人にとって人生最後のソロフライトとなる二生地ソロを迎えるまでの約10ヶ月をダイジェストでお送りします!
~帯広課程の思い出~
帯広課程の訓練後半はナビゲーション訓練が始まりました。
私たち66回生Ⅲ期からシラバスが変わり、帯広ではほとんど生地空港に行かず
十勝平野内でのローカルナビゲーションを中心に行いました。
見渡す限り畑ばかりなので機位の把握がしづらく日々準備に追われていましたね。
ナブの準備が大変すぎるのでいったんソロを挟んで体制整えよう……みたいな。ソロも慣れたものです。
私たちの帯広滞在期間はちょうど北海道のベストシーズン!週末はせっせといろいろな観光地を巡りました。
帯広でしばらく生活していると数時間の運転にも抵抗がなくなってきます。東は知床、網走、釧路、西は登別や函館まで、北海道の最北端と最南端を制覇している学生もいました。

わたくし長澤学生の帯広課程の思い出といえば、航大農場です!偉大なる66-Ⅰの先輩方が開墾してくださった航大敷地内の一角の畑を受け継いで、フライトのかたわら農業にいそしみました。ジャガイモ、枝豆、ミニトマト、ブロッコリー、ナス、トウモロコシ、メロン、ついでにヒマワリとコスモスも育てました。土いじりで最高に癒されました。もうすぐ帯広入寮する67-Ⅲの皆さんにも航大農場強くオススメします……!


涼しい日の多かった帯広でも、夏の2週間ほどは耐えきれないほどの暑さとなりました。花火やスイカ割りなどいかにも夏なイベントを楽しみ暑さを乗り切りました。

訓練の方は、終盤天気が悪い日が続き苦しめられましたが、帯広ファイナルチェックは無事受験者全員が一発合格!!がんばりました!

~久しぶりの宮崎~
フライト学生として宮崎に帰ってきました!
宮崎での訓練は事業用操縦士の免許を取得するためにより精度の高いフライトを求められます。長崎空港や鹿児島空港など生地空港へのナビゲーションも始まりました。
みな平日は外出する暇もなく準備に励み、週末はとことん遊んでいます。宮崎入寮してから5か月間あっという間でしたね。



そして続々と二生地ソロ達成者が出てきております!
二生地ソロとは単独で長崎空港と鹿児島空港などの2つの生地空港に着陸して帰ってくるフライトのことです。事業用操縦士になるための必須要素であり、宮崎フライト課程中盤のビッグイベントです。
では達成者の感想を聞いてみましょう!
①二生地ソロ一番乗り!福田学生

②106人の学生を束ねる宮崎のドン(学生会長)!岸学生

③キャンプ道具には目がないです!川脇学生

④バルコニー商店店長!木下学生

⑤ジブリのあの名曲弾けます!黒岡学生

自分たちが入寮したころのフライト学生さんはすごく頼もしくかっこよかったですが、いつの間にやら私たちもその立場になっているというのはつくづく実感がないですね。これからも、まずは宮崎課程修了を目指して!66回生Ⅲ期みんなで頑張っていきます!!!ではまた!!
66-Ⅰ 宮崎フライト課程修了!!
はいさい!ぐすーよーちゅうがなびら(こんにちは皆様ごきげんいかがですか) お久しぶりです、66回生Ⅰ期の照屋学生と仲村学生です。前回のブログから間が空いてしまいましたが、沖縄コンビらしくあたたかいブログを書いていきたいとおもいます!

本当は皆さんに航空大学校の楽しさをたくさんお伝えしたかったのですが、訓練が忙しくて楽しすぎてブログを書くどころではありませんでした☀
3月に宮崎にはるばる戻ってきて、全員が合格するまで約7か月間・・・ん??全員?? そうです!!66-Ⅰは見事宮崎課程を全員で乗り越えることが出来ました!!!
それでは、私たちロクイチの宮崎生活を、振り返ってみましょう! 宮崎に1年9か月振りに戻ってきた・・・さんがつーーー!

訓練を頑張った・・・しがつごがつろくがつなながつはちがつくがつじゅうがつーーー!
と、まあ訓練ずくめなのですがもちろん楽しんでいます!!!!




みんなで合格した・・・じゅういちがつーーー!

現在は仙台に入寮して、フライトに向けて座学やFTD訓練をしております!
沖縄には「畑作てぃ、節待てぃ」(はるちゅくてぃ、しちまてぃ)という言葉があります。畑をしっかり耕して、植付の時期が来るのを待てという意味で。事をうまく運びたいなら、前もって準備しておきなさい。という教えです。
私たち66回生Ⅰ期全員でエアラインパイロットになれるよう、仙台フライト課程に向けてしっかり準備していきます!!

次のブログは千葉出身コンビの佐久間学生と岸田学生です。お楽しみに!