Archive for the ‘学校生活全般’ Category
[69-I 初投稿] はじめまして!

(コロナ感染防止のためマスクを着用しています)
こんにちは!69回生 I期のブログ担当(コンピュータ委員)です!
大変長らくお待たせ致しました!
私たちは昨年度入学試験の合格発表を3月末に受け、I期生として先月中旬に入学しました。
宮崎という灼熱雷雨地獄初めての環境で、最初は戸惑いを隠しきれていませんでしたが、約3週間たった今はすっかり慣れ、皆思い思いに楽しく過ごしています!
肝心な学科の授業もオリエンテーションが終わり、教官の方々の特徴も分かって来ると共に、徐々に本格的な内容になってきてヒヤヒヤしています、、笑
ここ宮崎本校は唯一、私たち座学生と、帯広から帰ってきたフライト課程の先輩方と一緒に過ごします。
現在はコロナ感染防止のため、先輩方と接触する機会があまり多くないのですが、寮内でふとすれ違った際に胸のあたりで光るウイングマークはとてもかっこよく、早く空を飛びたい!!と思うばかりです。
フォーマルな形式は今日までにしておいて、次回以降は楽しく更新していきたいと思いますので、これからも宜しくお願いします!
66回生Ⅰ期 仙台課程の始まりと卒業
こんにちは、千葉県民の気象予報士岸田とファイナンシャルプランナー佐久間です。本当は半年以上前に更新する予定でしたが、仙台課程では就活と訓練に追われ全く更新できませんでした笑 66回生Ⅰ期は先日卒業しましたがせっかく書いたので更新します!お付き合いください…
仙台(本当は仙台ではなくて仙台駅から車で45分の岩沼市というところなんですが…)でのフライトは、今までの帯広・宮崎とはまるで違います!
違うポイント①:エンジンが2個ついている!
ご覧のようにエンジンが左右の翼に1個ずつ、合わせて2個ついています!今までは正面に1個しかありませんでした。2個に増えたことでより早く、より高く飛ぶことができる反面、片方のエンジンが止まった想定での訓練をしなければいけないなど、難しさもあるんです…
違うポイント②:雲の中に入れる!
今まではこんな雲に入ることも近づくこともできなかったのですが、仙台では堂々と入れるようになるんです。雲を突き抜けて雲海の上に出ると綺麗ですよ!でもその分管制官との交信が複雑になったり、難しい天気の中飛ばなければいけなかったり、こっちも難しさはもちろんあります…
そんな感じで今までとは違う新しい訓練に加えて、就活、会社説明会等もあり、仙台課程は多忙を極めましたがその合間を縫うように楽天戦や栗駒山登山、ニッカウィスキー工場などなど、しっかり仙台を満喫し最後の課程を最高の同期と乗り越えました。
そして、この課程から新しい同期も増え、その歓迎会とクリスマスパーティを入寮後に開催しました。もう半年以上も前だなんて信じられません。(ちなみに新しい仲間は花火サークルに入っていたため花火がつくれます!)毎日一緒に寝食をともにしているものの、訓練から少し離れて同期と過ごす週末はやっぱり最高です。コロナ禍の制限のために寮からすぐ近くの施設になってしまったものの、各課程で必ず同期旅行を実現できたのはろくいち自慢のひとつです!
次は卒業所感を兼ねて誰かに書いてもらいます!これ以上後輩の邪魔はできないので次で最後のブログにします笑
[68-Ⅲ🐝🐝🐝] みんな大好きSR22
待機期間に入り、座学の5ヶ月半がいい思い出に変わりつつある、阿部学生です。
8-Ⅲが待機期間に入り、ブログの更新頻度が下がっちゃう…って悲しんでいる、読者の航大ファンの皆さん、安心してください‼︎
そして『ブログが静かになりそう』と安心している7-Ⅲさんの皆さん、『あま〜〜〜〜〜い‼︎』(※これは8-Ⅲに人気の、ハンバーグ師匠のネタです笑)。
待機期間も航空大学校の学生なので、もちろんブログは更新していきますよ〜(ネタがあるかは別ですが…)
待機期間最初の投稿は、座学期間に投稿しそびれていた、2回目の格納庫見学の様子です。
1回目の格納庫見学では、古い機体の機内見学と現行機のSR22の外観見学しかできませんでした…
2回目の見学では、待ちに待った機内見学をできたんです‼︎
その際の8-Ⅲのキラキラした笑顔とベールに包まれた機内を今回のブログでお伝えできたらと思います。
ちなみに座学生はキラキラした憧れの瞳でSR22を眺めているのですが、なぜかフライト学生になると、その瞳がいつの間にか死んだ魚のような目になってしまうそうです…。
私たちも次はフライト学生になりますが、この時の笑顔を忘れないようにしたいです。
話を戻しましょう。
この日は雨でフライトがキャンセルの日。フライト学生さんが寮内で喜んでいる中、私たち座学生は機体で埋め尽くされた格納庫に集まりました。
格納庫見学は、機体数の関係で雨の日にしかできないんです。

2回目の格納庫見学のテーマは「座学で学んだ機体についての知識を、実機で確認してみよう‼︎」というものでした。
みんな真剣な表情で実機を堪能していますね〜





読者の皆さんも、ブログを読んで得たSR22の知識を、実機見ながら確認したいですよね⁈
では、特別に乗ってみましょう‼︎(ブログでは初公開⁈)









と、まぁこのような感じです。(1度もフライトをしたことがない座学生ですが…)
実際に観たい方は、ぜひ航空大学校へ‼︎
最後に私たち8-Ⅲの回期Tシャツの背中にはこのような文字が書かれています。(デザインは今流行りの映画に瓜二つ‼︎)

『circuit breakers-all in』
これはエンジンスタートする時の「before start」という手順(プロシージャー)の中で1番最初に確認する項目で、サーキットブレーカーは機長席右側足元にあります。

待機期間中はどれだけ更新できるか分かりませんか、またブログでお会いしましょう‼︎
最後はカブトムシっぽい写真でお別れです。

[68-Ⅲ🐝🐝🐝] 少しはパイロットに近づけたかな?
読者の皆様、大変ご無沙汰しておりました。
日々の生活の忙しさのあまり、2週間くらい更新していないなぁ…って思ったら、3ヶ月も更新していなくて、自分自身が1番驚いている阿部学生です。
ちなみに今週1週間はテストが7科目もあり、みんなヒーヒー言いながら頑張っていました。
なお平均点が90点以上の科目も多く、1問間違えるだけで、終わります…?
さて1月に入学してから、早5ヶ月強、長かった地獄のような宮崎座学課程も全ての試験が終わり、あとは修了式の前の航空気象の授業を残すのみです。
この座学課程を終えると、1年強の待機期間を経た後、帯広空港へ行き、念願の航空機を操縦することになります。
思い返してみれば、1月6日、パイロットになりたいという共通の夢を持つ、全国から集まった27人は、慣れない寮生活、神様のようなフライト学生さんの存在感、色々すごかった入学式に圧倒され、不安に駆られていた。
その後も、当てられまくる航空英語、毎回テストがあった航空機システム、クセの強い航空力学など、専門的で応用的な授業を受ける中で、航大生活は今までの受験のような競争社会ではなく、お互い知ってることを共有し、悩み、議論し、共に立ち向かう共助社会であることを身をもって知った。
そして27人28脚で全力で走り抜けたこの5ヶ月、パイロットは夢ではなく、十分実現可能な目標であると感じられるようになった。
そして今、固い絆で結ばれた27人は、それぞれの故郷でパイロットになるための英気を養う。
では入学時の私たちと、今の成長した私たちを見比べてみましょう‼︎
それぞれ上の写真が入学時、下の写真が修了時の写真です。
また成長が分かりやすいように、全く同じ並びで写真を撮っています‼︎






いかがでしょうか?
少しは輝かしい先輩方のように、凛々しいパイロット訓練生に見えますでしょうか…?
こんな感じで、A359ってナニ?、管制聴いても呪文のようで全然分からない‼︎って言っていた私たちも、それっぽくなっています笑
しばらく8-Ⅲは航空大学校から離れますが、心は一つです‼︎
再び帯広の地で皆様にお会いできるのを楽しみにしています。

[66-Ⅲ]帯広修了&宮崎二生地ソロ達成!
こんにちは!66回生Ⅲ期長澤学生です。
66回生Ⅲ期の前回の投稿は祝ファーストソロ!でしたが、
あれよあれよと帯広課程を修了し宮崎に帰ってきまして、この度ついに二生地ソロ達成しました!!
人生初のソロフライトをしてから、多くの人にとって人生最後のソロフライトとなる二生地ソロを迎えるまでの約10ヶ月をダイジェストでお送りします!
~帯広課程の思い出~
帯広課程の訓練後半はナビゲーション訓練が始まりました。
私たち66回生Ⅲ期からシラバスが変わり、帯広ではほとんど生地空港に行かず
十勝平野内でのローカルナビゲーションを中心に行いました。
見渡す限り畑ばかりなので機位の把握がしづらく日々準備に追われていましたね。
ナブの準備が大変すぎるのでいったんソロを挟んで体制整えよう……みたいな。ソロも慣れたものです。
私たちの帯広滞在期間はちょうど北海道のベストシーズン!週末はせっせといろいろな観光地を巡りました。
帯広でしばらく生活していると数時間の運転にも抵抗がなくなってきます。東は知床、網走、釧路、西は登別や函館まで、北海道の最北端と最南端を制覇している学生もいました。

わたくし長澤学生の帯広課程の思い出といえば、航大農場です!偉大なる66-Ⅰの先輩方が開墾してくださった航大敷地内の一角の畑を受け継いで、フライトのかたわら農業にいそしみました。ジャガイモ、枝豆、ミニトマト、ブロッコリー、ナス、トウモロコシ、メロン、ついでにヒマワリとコスモスも育てました。土いじりで最高に癒されました。もうすぐ帯広入寮する67-Ⅲの皆さんにも航大農場強くオススメします……!


涼しい日の多かった帯広でも、夏の2週間ほどは耐えきれないほどの暑さとなりました。花火やスイカ割りなどいかにも夏なイベントを楽しみ暑さを乗り切りました。

訓練の方は、終盤天気が悪い日が続き苦しめられましたが、帯広ファイナルチェックは無事受験者全員が一発合格!!がんばりました!

~久しぶりの宮崎~
フライト学生として宮崎に帰ってきました!
宮崎での訓練は事業用操縦士の免許を取得するためにより精度の高いフライトを求められます。長崎空港や鹿児島空港など生地空港へのナビゲーションも始まりました。
みな平日は外出する暇もなく準備に励み、週末はとことん遊んでいます。宮崎入寮してから5か月間あっという間でしたね。



そして続々と二生地ソロ達成者が出てきております!
二生地ソロとは単独で長崎空港と鹿児島空港などの2つの生地空港に着陸して帰ってくるフライトのことです。事業用操縦士になるための必須要素であり、宮崎フライト課程中盤のビッグイベントです。
では達成者の感想を聞いてみましょう!
①二生地ソロ一番乗り!福田学生

②106人の学生を束ねる宮崎のドン(学生会長)!岸学生

③キャンプ道具には目がないです!川脇学生

④バルコニー商店店長!木下学生

⑤ジブリのあの名曲弾けます!黒岡学生

自分たちが入寮したころのフライト学生さんはすごく頼もしくかっこよかったですが、いつの間にやら私たちもその立場になっているというのはつくづく実感がないですね。これからも、まずは宮崎課程修了を目指して!66回生Ⅲ期みんなで頑張っていきます!!!ではまた!!
[68-Ⅲ🐝🐝🐝]航空大学校探検ツアー 〜宮崎編〜 その3
はるが来たと思ったら、初夏のような暑さに襲われ、体が追いついていかない、阿部学生です。
ちか頃、コンピュータ委員ではなく、我らが伊藤委員長が頑張ってくれているこのブログ。(どこまで頑張るの〜)
3 回目の航大ツアー、焦らしすぎて、申し訳ないっ‼︎ (8-Ⅲで流行りの謝り方です笑)
のこすは最後、そして最も見たいであろう……、そう‼︎ 格納庫‼︎
みたくてウズウズし、夜も寝れない日々を過ごしていると思うので、
なかへ入って行きましょう‼︎

色んな部品がバラされて並んでいますね〜。ここは1番格納庫といいます。
いたくを受けた外部の方が、機体の定期点検、修理などを行なっている格納庫で、3機ほど入っているようです。



ろく気筒のSR22のエンジンは、ここでオーバーホール(分解整備)できないので、メーカーで整備済のと交換します。

黒くてシンプルな操縦席、もう少しすれば、授業の際の見学(勉強です‼︎)で座れます。(ワクワク)
うしろにはパラシュートシステムも入っていて、展開時、13ft(約3.9m)程の落下と同じ衝撃で済むそうです。

かがんで撮るとこんな感じで曲線が美しい… あなたも入学すれば1番好きな機体になる…はず。
けしきも格別で、SR22と管制塔が重なった激レア写真も撮ることができます。

たのしい格納庫見学も後半戦、次に隣の第2格納庫へ移動しましょう‼︎

3 機のSR22が皆様の到着をお待ちしてました。ここは訓練使用機の格納庫で朝晩はギッシリ並んでいます。右には…
旧 訓練機のBeechのH18です。仙台課程で使用していたそう。にしても、みんな楽しそうですね〜 (授業です‼︎笑)






Ⅰ ヶ月程かかりましたが、航大ツアーはどうでしたか? 少しでも航大を知れたり、興味を持ってくれてたら嬉しいです‼︎
[68-Ⅲ🐝🐝🐝]特別編 〜航大周辺の航空機観察スポット〜
みなさんこんにちは!!
68-Ⅳが入学し、先輩という立場になった同期の背中が、ちょっぴり頼もしくなったなぁ…って感じている、68-Ⅲの阿部学生です。
今回は、前回お伝えしたように、3次試験受験者向けの特別編をお届けします。
…とは言いつつ、全国民に役立つ情報なので是非ご覧ください!!
なお、か〜なり長いので、ちょこちょこ飛ばしちゃってください笑。
その特別編の内容とは…『航大周辺の航空機観察スポット』です。(タイトルから既にバレていますが…)
3次試験のために、全国から航大のある宮崎へ来ると思います。
何人かは(いや大多数は)、緊張でガチガチかもしれません…
でもせっかく宮崎に来た訳ですし、将来の航大ライフを想像しながらSR-22などの航空機を眺め、ひと息ついてみるのはいかがでしょうか?
ここだけの話、航大周辺は最高なので、航空機を見ないのは、宮崎で地鶏を食べない並みにもったいない‼︎
ではまず航大周辺の地図をご覧ください‼︎

まず、宮崎空港の滑走路はほぼ東西方向にあり、宮崎空港は南側に、航大は空港の滑走路を挟んで反対側(北側)にあります。
そのため、西風の時は海側から着陸&陸側に向かって離陸、東風の時は陸側から着陸&海側に向かって離陸が多くなっています。
また東側(右側)には太平洋が広がっていて、航大側の砂浜は赤江浜といい、サーフスポットになっています。(赤江浜は校歌にも入っています)
では早速周辺スポットを紹介していきます‼︎
地図の①〜④が敷地外の観察スポット、ⅰ〜ⅲが航大内の観察スポットです。
赤い線が道なので、そこを通って撮影地へ向かうことができます。
①赤江浜(約2km・徒歩25分ほど)
航大の正門を出て、目の前の道を右側に歩いて行きます。2つ目の十字の交差点(赤色点滅信号がある)を右に曲がって真っ直〜ぐいくと林に入り、道が左に曲がるので、1つ目のT字路を右に曲がると砂浜があります。そこが赤江浜です。


ここは滑走路から少し離れているため機体までは遠いですが、宮崎空港は西風が多いため、着陸する航空機を見るならここが多いです。
また砂浜と海をバックに着陸する姿はまるで、「下地島17エンド」のよう…(かなり誇張しました…)
②N-4 くの字(約1km・徒歩15分ほど)
①の赤江浜に行く途中にある、空港の敷地に当たって、『く』の字に曲がっているポイント。
ここはフェンスがありますが、航大の駐機場(CACエプロン)から誘導路を通る所や、run-upエリアという少し広い場所で、離陸前のチェックリストを行なっている様子が見られます。
※ここは道路沿いなので、後ろの車に注意してくださいね



③27エンド(約1.2km・徒歩15分)
滑走路の西側の端に当たる所。航大からだと、右へ左へ曲がり複雑なので、地図を見てください‼︎笑
東風の時は着陸も離陸も楽しめる超オススメスポット。西風の時は全く見られません…




ちなみに、このそばには旧海軍赤江飛行場の掩体壕が残っています。

またすぐ後ろを鉄道が走っているため、航空機とのコラボも⁉︎

④宮崎空港展望デッキ(航大からは遠いので、行きか帰りにどうぞ)
言わずと知れた有名スポット。駐機中も離陸もなんでも見られるし、ご飯も食べられるし、椅子もあるし、一番快適。撮影する人にとっては終日順光なのがいいですねぇ〜。



続いて航大の中の撮影スポットです。
見たい人は航大へ‼︎笑。
(ⅰ)グラウンド
正門を入って突き当たりのところ。私が3次試験を受験した際はずっとここで眺めていました。(今年は見に行けるのかは聞いてみてください なお試験会場の本庁舎出口でもよく見えます)
今でも航空機を見たくなったら、大体ここで見ています。


(ⅱ) 運航管理局舎横
ここは入学しないと見られないスポット。あと数年後に教えていただくであろう実科教官がいらっしゃるので、背筋がピシッとなります。


(ⅲ)授業を受ける教室
座学生の先輩になると、教室が変わります。
そうすると窓の外には一面の滑走路が‼︎
眩しいはずなのに、全員ブラインドを上げて授業を受けています笑。
なお何人かは飛行機が飛び立つ度に窓の外を眺めています…(なおSR-22は多い時は約2分おきにタッチアンドゴーしています)


長くなりましたが、航大周辺にはこんなにも航空機を見られる場所があります。
受験だけして帰るのはもったいないですよ〜
緊張するとどうしても下を向いてしまいますが、上を見て気分転換してみるのはいかがでしょう?
そして、航大の飛行機をもっと近くで見たい人は、航大を受験してみては…?
たくさんの飛行機、そしてかけがえのない先輩や仲間が待っています。
次回こそ、航大ツアーの最終回「格納庫編」をお届けする予定です‼︎
※中間試験シーズン到来のため、少し遅くなるかもしれません…涙

P.S.
ちなみに、このブログの中では敢えて、『飛行機』と『航空機』という単語を使い分けていたということにお気づきでしょうか?(そこに気づいたアナタは鋭い‼︎)
航空法第2条には『この法律において「航空機」とは、人が乗って航空の用に供することができる飛行機、回転翼航空機、滑空機及び飛行船その他政令で定める航空の用に供することができる機器をいう』とあり、『航空機』という大きな括りの中に、『飛行機(いわゆる旅客機など)』や『回転翼航空機(ヘリコプター)』などが含まれています。
宮崎空港では飛行機もヘリコプターも見られるので、『航空機』。
航大が今持っているのは『飛行機』です。
このようなマニアックな内容も航空大学校の授業で学んでいます。
[68-Ⅲ🐝🐝🐝]航空大学校探検ツアー 〜宮崎編〜 その2
みなさんこんにちは!!
週末はいかに彩と栄養の良いご飯を作れるか試行錯誤している、68-Ⅲの阿部学生です。
前回は学生寮に入りそびれてしまったので、今度こそ寮に入ってみましょう!

そのまま進むと…
寮の正面口です。寮には4ヶ所入口がありますが、ここが1番立派な門構えで、ここを起点に左右と奥に部屋が広がっています。

中に入ると、すぐ左手には当直室が、真ん中の通路の中程にはお風呂が、突き当たりには食堂があります。写真は『航大生の1日編』をご覧ください。

左右には寮部屋があります。右側が私たち8-Ⅲのエリアです。早速右に曲がってみましょう!


私たちは27人いるので、3人×9部屋に分かれていて、部屋は主に系列で分かれています。
生活部屋はフローリングで土足厳禁なため、入り口で靴を脱いで上がります。
本庁へは革靴で、それ以外の敷地内は回期の色のサンダルで、外出時には運動靴で、と履き分けています。
また寮内数ヶ所には歯磨きなどをする洗面室や、洗濯・アイロンをする洗濯室があります。



ここまで共用設備の写真ばかりでしたが… 読者のみなさんが1番気になるのは… そう私たち8-Ⅲの生活部屋ですよね?
見ていただくのが1番わかると思うので…、では紹介します!
これが8-Ⅲの部屋です!!
(なお以下は突撃して撮った写真のため、ありのままの状態です。覚悟の上ご覧ください…)






なお2階は部屋の中がすごかったため(いい意味で)、廊下での1枚です。

と、このような感じで、部屋ごとに特色が全然違います。ちなみに部屋ごとに匂いも異なります。それは入学したら、お楽しみください。
学生寮の中は色々と賑やかなので、外へ出て、ツアーを続けましょう!!
寮を出て正面に見えるのが体育館です。
体育の授業はここでバドミントンをします。また入学式などの各種行事やイベントもここで行います。

奥へ進むと見えてきたのが、プールです。
ただ現状は使用できないらしいです。

そのまま右へ曲がって、滑走路の方へ歩いていくと…
ゴォ〜〜
J-AIRのE190がRW27で上がっていきましたね〜 伊丹行きのようです。
GE社のCF34エンジンが…失礼しました。ついオタクが…
このような感じで、航大の中では至る所で飛んでいる航空機が見られます!!

この左下の建物が、運航管理局舎です。
フライトプランの提出をしたり、教官がフライトの様子をみたり、情報を提供したりと管制塔のような役割を果たしているそうです。(あと約2年後のブログに詳細は投稿する予定です笑)

この運行管理局舎から右に視線を移すと…
格納庫があります。
やっぱり『航空』大学校なので航空機見たいですよね⁈
ですが…お決まりの、今回はここまで。
次回は間も無く航空大学校の3次試験が始まるので、急きょ航大ツアーは1回お休みをして、特別編をお届けする予定です。お楽しみに〜

3月となりましたが、朝晩冷える日もあります。1日の寒暖差も大きいので、風邪をひかないようお気をつけください。
[68-Ⅲ🐝🐝🐝]航空大学校探検ツアー 〜宮崎編〜 その1
みなさんこんにちは‼︎
宮崎のミカンは種類がいっぱいあって安いので、食べ過ぎてしまい、親指の爪が黄色くなってしまった、68-Ⅲの阿部学生です。
前回から始めた『航空大学校あれこれ』。
第2回目の今回は、前回お知らせした通り、『航空大学校探検ツアー』です。
ここ数年コロナウイルスの影響で、航空教室や空の日のイベントが中止になってしまい、航空大学校の中を見学する機会ってないですよね…
私自身も、入校の際に庁舎や寮について分からず、気になっていました。
そこで今回はブログの中なので限られてはしまいますが、キャンパスツアーのような形で、各施設を紹介したいと思います‼︎
宮崎キャンパスの概略図は、航空大学校の公式HP→航空大学校について→本校・分校平面図( https://www.kouku-dai.ac.jp/01_aboutus/05.html )から見られるので、ぜひ図と見比べながらご覧ください。
まず航空大学校に着くとみえるのが正門です。
3次試験の時、入校の時とここを通るので、人生の新たな出発ポイントと言えるでしょう。

門を抜けると… 視界が開けて

では本庁舎に入ってみましょう‼︎

本庁を入るとすぐ左手にエンジンのカットモデルがあります。
ロールスロイス ダートモデル 510と書いてありますが、素人の私にはよくわからないです…
ちなみに搭載機に書いてあるフォッカーF27は以下の写真のような機体です。(オタクがバレてしまう…)


この1階には教務課などの事務の部屋があります。

そうです‼︎ 左には埴輪があります‼︎
なぜあるのかは不明ですが、宮崎は日本有数の古墳の名所で、至る所に古墳があるので、そこに由来しているのかもしれません。
余談ですが、3次面接のアイスブレイクで『宮崎では観光した?』という質問を受け、緊張した私は『これからレンタサイクルで古墳巡りをします‼︎』と正直に答えてしまい、変な空気になりました…

この右側の通路を奥に進むと、フライト学生さんが使うブリーフィングルームがあります。
私たち座学生は入ったことがありませんが、あと数年後には入れることでしょう。

この部屋の向かいには階段があります。
では2階へと上がって行きましょう。
すると目の前にはCAC Loungeが。
読者の中には、3次試験の際にここで待機したことがある方もおりますでしょうか?

中に入ると数多くの模型や資料があります。
面接待機中には片っ端から読みました。
エンジンのカットモデルもあり、授業では実際にプロペラを回しながらシステムを理解しました。



このパネルの奥には図書室もあり、雑誌や専門書など沢山の書物があり読むことができます。

ではこのまま階段を上り3階へ行きましょう。
ここは授業を受ける教室があるフロアです。以前も載せた教室や、パソコンルーム(通称:LLルーム)などがあります。

また主に航空力学を受ける教室には、本物にそっくりなSR-22シミュレータもあり、休日はみんなでフライトをしに行きます‼︎

本庁はこのような感じです。一言でまとめると、航大の中枢です。
ではこのまま階段を降りて、再び正門のところまで帰っていきましょう。
正門を背にして、左を見るとそこにはテニスコートが‼︎
テニスは体育では扱いませんが、週末を中心に有志がテニスを楽しんでいます。

テニスコートを左手に見ながら進んでいくと、2階建ての建物が…
ここが私たちの生活している学生寮です。

では、中に入ってみましょう‼︎
…といきたい所ですが、長くなってきたので、今回はここまで‼︎
次回はここから再開しましょう‼︎

P.S.
68-Ⅳで入学予定の皆様へ
このブログを読んでいますでしょうか? あと数日で入校ですね‼︎
新天地での集団生活は不安と期待が混ざった複雑な気持ちだと思います。
また教科書をチラッとめくると難しい内容で、勉強大丈夫かな? など考えているのかも知れません…
2ヶ月しか早く入っておらず、まだまだ未熟な8-Ⅲですが、1つ自信を持って言えることは『航大生活はちょっぴり大変だけど、その苦労の100倍楽しい』ということです。
肩の力を抜いて、初めての世界へワクワクしながら来てみてください!!
私たちも皆さんに会えるのを楽しみにしています。
では宮崎の地で会いましょう。
[68-Ⅲ🐝🐝🐝]航大生の1日編(座学生ver)
みなさんこんにちは‼︎
実家暮らしから、掃除・洗濯・自炊を自分でするようになり、改めて親のスゴさ・手際の良さをひしひしと感じ、感謝を抱いている68-Ⅲの阿部学生です。
最初の投稿から2週間弱が経ちましたが、今回から『航空大学校あれこれ』というテーマで連載をしていこうと思っています‼︎
第1回目の今回はタイトルの通り、『航大生の1日』について紹介します。
っと、その前に…
読者の中にはブログに出てくる航大特有の単語を知らない人もいるかもしれないので(まぁ航大ツウな人しか見ていないかもしれませんが…)、軽く紹介をします。
まず、68-Ⅲってなんぞや⁉︎って思いますよね。
正式には68回生Ⅲ期と言います。
68回生は航大ができてから、入学した68年目の学生ということで、よく高校などで使う〇〇期生に当たります。現在各回生108人います。
次にⅢ期ですが、同回生の108人が同時に入学しちゃうと、教室の数や航空機の数が足りなくなってしまいますよね。なので27人ずつⅠ期〜Ⅳ期に分かれて2〜3ヶ月毎に入学しています。
私たち68回生は8月にⅠ期、10月にⅡ期、1月にⅢ期が入学し、3月にⅣ期が入学してきます。
68-Ⅲだと長いので、普段は10の位は略して、ハチサンと言っています。
余談ですが、先輩との繋がりとして、「系列」というものもあります。(詳細は入学してからのお楽しみです)

次に阿部学生の学生ってなんやねん⁈って思いましたね。
これは先輩などに対して、自分や同期の名前を出すときに、〇〇学生とつけます。また先輩は〇〇さん、先生は〇〇教官(もしくは〇〇首席)と呼びます。
余談ですが、私たちは自衛隊みたいな階級章はついていないため、どの回期かの判別はスリッパの色でしています。ただ私服や制服だと差がないため、勘です‼︎(私たちは黄色なので、見かけたら気軽に話しかけてくださいね〜)
寄り道しすぎました…。
では私たちの1日を紹介しますっ‼︎
6:50〜7:00 《起床》 ものすごく早く起きる部屋や、朝食の寸前まで寝ていて、慌ただしい部屋などあります。(寝癖で大体いつ起きたかわかります笑)
7:25〜7:45 《朝食》 3グループが時間差で食べ、火/木がご飯で、その他の曜日がパンです。大体みんな眠たそうです笑
8:30〜10:10 《1時間目》 100分で2コマになっていて、教官お手製のテキストを元に授業が進んでいきます。

10:20〜12:00 《2時間目》 万が一があっても良いように、各授業開始の10分前には全員教室に集合しています。

12:15〜12:30 《昼食》 月/水が麺、木がカレーです。麺の時も白米がありついつい食べすぎてしまいます…

13:00〜14:40 《3時間目》 昼食後の授業は、目を瞑って学習している人もいるとかいないとか…
14:50〜16:30 《4時間目》 たま〜にある4コマ目 無いと自室でのんびり勉強しています
17:30〜17:50 《夕食》 金曜日以外は夕食があります 時間が早いので、少し多めに白米を食べるのがポイント‼︎

18:40〜19:00 《お風呂》 あまり広くないのでいつ入るかが大事です‼︎ 裸の付き合いも楽しい‼︎

19:30〜20:00 《同期ミーティング》 今日1日の反省や良かったこと、決めることなどを話し合います。

20:00〜22:30 《自由時間》 今日の復習や、翌日の予習をしたり、こっそり彼女に電話したりと各自自由に過ごしています。

23:00 《就寝》 1分でも早く寝ないと翌日に響きます…
この他にも集団生活をするにあたって、様々な仕事があります。
例えば当直。これは教官からの電話を受けたり、荷物を受け取ったり、お風呂のお湯を張ったりします。系列毎に月に1回ほどあり、お昼休みや、授業後に当直室で雑談待機します。
先輩と一緒のため色々な話が聞け、勉強になります。

また私たちは最下年なので、交代でお風呂掃除をします。朝6:30〜行うため、担当だった学生は1日中眠気と格闘しています笑。
私たちはこのような生活スタイルです。入る前は、寮生活って忙しいのかな? 集団生活って… など不安も多かったですが、自由時間はのんびりできるし、規則正しい生活で健康に良いし、楽しいです。(男しかいないシェアハウスのよう)
また授業ってどんなことしてるのだろう? 時間割を知りたい‼︎という方は航空大学校のトップページから、入学志望の方へ→教育訓練の内容(カリキュラム)/学科教科室→学生時間割(宮崎生の時間割)などもあるので是非ご覧ください。

てなわけで今日はこのくらいで。次回からは『航空大学校探検ツアー編』をお届けする予定です‼︎
うがい手洗い、早寝早起きで風邪をひかないようにお気をつけください。