きっと空へいく

Civil Aviation College

[68-Ⅲ🐝🐝🐝]特別編 〜航大周辺の航空機観察スポット〜

without comments


みなさんこんにちは!!
68-Ⅳが入学し、先輩という立場になった同期の背中が、ちょっぴり頼もしくなったなぁ…って感じている、68-Ⅲの阿部学生です。

今回は、前回お伝えしたように、3次試験受験者向けの特別編をお届けします。
…とは言いつつ、全国民に役立つ情報なので是非ご覧ください!!
なお、か〜なり長いので、ちょこちょこ飛ばしちゃってください笑。

その特別編の内容とは…『航大周辺の航空機観察スポット』です。(タイトルから既にバレていますが…)
3次試験のために、全国から航大のある宮崎へ来ると思います。
何人かは(いや大多数は)、緊張でガチガチかもしれません…
でもせっかく宮崎に来た訳ですし、将来の航大ライフを想像しながらSR-22などの航空機を眺め、ひと息ついてみるのはいかがでしょうか?
ここだけの話、航大周辺は最高なので、航空機を見ないのは、宮崎で地鶏を食べない並みにもったいない‼︎

ではまず航大周辺の地図をご覧ください‼︎

オリジナルの地図にしたくて、気合いを入れて書いてみました‼︎ (地図に文字の入れ方が分からなかっただけ…笑)

まず、宮崎空港の滑走路はほぼ東西方向にあり、宮崎空港は南側に、航大は空港の滑走路を挟んで反対側(北側)にあります。
そのため、西風の時は海側から着陸&陸側に向かって離陸、東風の時は陸側から着陸&海側に向かって離陸が多くなっています。

また東側(右側)には太平洋が広がっていて、航大側の砂浜は赤江浜といい、サーフスポットになっています。(赤江浜は校歌にも入っています)

では早速周辺スポットを紹介していきます‼︎
地図の①〜④が敷地外の観察スポット、ⅰ〜ⅲが航大内の観察スポットです。
赤い線が道なので、そこを通って撮影地へ向かうことができます。

①赤江浜(約2km・徒歩25分ほど)

航大の正門を出て、目の前の道を右側に歩いて行きます。2つ目の十字の交差点(赤色点滅信号がある)を右に曲がって真っ直〜ぐいくと林に入り、道が左に曲がるので、1つ目のT字路を右に曲がると砂浜があります。そこが赤江浜です。

松林の中を着陸するSR-22
宮崎の山々をバックに離陸するJALの737 ただ遠い…

ここは滑走路から少し離れているため機体までは遠いですが、宮崎空港は西風が多いため、着陸する航空機を見るならここが多いです。
また砂浜と海をバックに着陸する姿はまるで、「下地島17エンド」のよう…(かなり誇張しました…)

②N-4 くの字(約1km・徒歩15分ほど)

①の赤江浜に行く途中にある、空港の敷地に当たって、『く』の字に曲がっているポイント。
ここはフェンスがありますが、航大の駐機場(CACエプロン)から誘導路を通る所や、run-upエリアという少し広い場所で、離陸前のチェックリストを行なっている様子が見られます。
※ここは道路沿いなので、後ろの車に注意してくださいね

誘導路を転がっているSR-22 これはナイトフライト
離陸前の最後のチェック 前回の航大ツアーの終わりにあった写真もここで撮ったものです
最後のチェックが終わると続々とテイクオフ

③27エンド(約1.2km・徒歩15分)

滑走路の西側の端に当たる所。航大からだと、右へ左へ曲がり複雑なので、地図を見てください‼︎笑
東風の時は着陸も離陸も楽しめる超オススメスポット。西風の時は全く見られません…

SR-22が真上をかすめていくくらい近いです 左右に動けば、見え方は無限大‼︎
ANAの737 低すぎて思わず頭を下げてしまいます…
日没すれば誘導灯が点灯‼︎ まるで伊丹空港の千里川のよう…
離陸直前のジェットスターのA320 パイロットが離陸準備しているところまで見えます

ちなみに、このそばには旧海軍赤江飛行場の掩体壕が残っています。

通称:6号掩体壕 飛行機を守る防空壕のようなものだったとか…

またすぐ後ろを鉄道が走っているため、航空機とのコラボも⁉︎

宮崎空港行の列車とのコラボ 相当通っていますが、中々タイミングは合いません…

④宮崎空港展望デッキ(航大からは遠いので、行きか帰りにどうぞ)

言わずと知れた有名スポット。駐機中も離陸もなんでも見られるし、ご飯も食べられるし、椅子もあるし、一番快適。撮影する人にとっては終日順光なのがいいですねぇ〜。

夜は翼端灯(翼の端にある赤と緑のライト)がとってもキレイ 奥には767も‼︎
西向きに離陸するソラシドエアの737 コールサインはNewSky デッキの前でちょうど飛び立ちます
運が良ければ、航大の格納庫も‼︎ あれれ…? SR-22ではない飛行機が…(次回のブログをお楽しみに)

続いて航大の中の撮影スポットです。
見たい人は航大へ‼︎笑。

(ⅰ)グラウンド

正門を入って突き当たりのところ。私が3次試験を受験した際はずっとここで眺めていました。(今年は見に行けるのかは聞いてみてください なお試験会場の本庁舎出口でもよく見えます)
今でも航空機を見たくなったら、大体ここで見ています。

目の前で飛び立つPeachのA320 寮で出発を確認してからでも間に合う近さ‼︎
整備中のSR-22と、ANA WINGSのDHC8-Q400 運航はオリエンタルエアブリッジが行なっています

(ⅱ) 運航管理局舎横

ここは入学しないと見られないスポット。あと数年後に教えていただくであろう実科教官がいらっしゃるので、背筋がピシッとなります。

とにかく近い‼︎ 体に響くエンジン音とエンジンオイルの匂い 憧れがいま目の前に
宮崎を誇る山々をバックに佇むSR-22

(ⅲ)授業を受ける教室

座学生の先輩になると、教室が変わります。
そうすると窓の外には一面の滑走路が‼︎
眩しいはずなのに、全員ブラインドを上げて授業を受けています笑。
なお何人かは飛行機が飛び立つ度に窓の外を眺めています…(なおSR-22は多い時は約2分おきにタッチアンドゴーしています)

いや〜 教室にいながら見られるなんて…
雨の日も欠かさず航空機観察 2ヶ月以上見続けているのに、なんで飽きないのでしょう…

長くなりましたが、航大周辺にはこんなにも航空機を見られる場所があります。
受験だけして帰るのはもったいないですよ〜
緊張するとどうしても下を向いてしまいますが、上を見て気分転換してみるのはいかがでしょう?
そして、航大の飛行機をもっと近くで見たい人は、航大を受験してみては…?
たくさんの飛行機、そしてかけがえのない先輩や仲間が待っています。

次回こそ、航大ツアーの最終回「格納庫編」をお届けする予定です‼︎
※中間試験シーズン到来のため、少し遅くなるかもしれません…涙

旅客機、高翼機、低翼機、みんな違ってみんないい

P.S.
ちなみに、このブログの中では敢えて、『飛行機』と『航空機』という単語を使い分けていたということにお気づきでしょうか?(そこに気づいたアナタは鋭い‼︎)
航空法第2条には『この法律において「航空機」とは、人が乗って航空の用に供することができる飛行機、回転翼航空機、滑空機及び飛行船その他政令で定める航空の用に供することができる機器をいう』とあり、『航空機』という大きな括りの中に、『飛行機(いわゆる旅客機など)』や『回転翼航空機(ヘリコプター)』などが含まれています。
宮崎空港では飛行機もヘリコプターも見られるので、『航空機』。
航大が今持っているのは『飛行機』です。

このようなマニアックな内容も航空大学校の授業で学んでいます。

Written by 68III

3月 6th, 2022 at 11:42 am