きっと空へいく

Civil Aviation College

【68-Ⅳ】山登りイベント(引率:現役パイロットの先輩)🗻

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こんばんは、はちよんブログ委員です。珍しく素早い更新ですが、航大ブログ読者の皆さまなら見逃さないと思います。今回も楽しく読んでいただけたら嬉しいです🔥

時は9月30日まで遡ります。当日朝、何やら朝5時頃に航大学生寮から車で出発する一団が…

そう、この日は航大OBの現役パイロットの方々が、私達学生を山登りに誘ってくださったのです!聞くところによると、毎年学生を誘ってくださり、一緒に登っていらっしゃるそう。ただ、コロナもあってこのイベントの開催は3〜4年ぶりの事だそう🥹

以前航大に英語教官として赴任されていた方が、毎週末学生を山登りに誘ってくださり、登っていたのが始まりらしく、歴史を感じました💪

私達学生は、教官と先輩からの「無理と怪我だけはしないでね」という忠告を胸に、いい笑顔を浮かべて入山。

今回の山は「雌阿寒岳」。行きの車は先輩方とバラけて乗車し、たくさんお話を聞くことが出来ました!

肝心の山は、全員無事に登頂!爽やかな気持ちで登りきることが出来ました🗻

若さを武器に、先輩方をだいぶ引き離して突き進む我々(ごめんなさい…)

山から帯広市内に帰った後は、先輩方に焼肉をご馳走していただきました!ごちそうさまでした🙏

初めて山を登る学生もいましたが、楽しく登り、かつ憧れの現役パイロットの方々と触れ合える機会を設けていただき、本当に楽しい一日となりました。

将来は自分達も後輩に何か還元しようと思いながら、ぐっすりと眠る我々なのでした😴

次回、パイロット訓練生なら誰しもが通るあの試練をついに、はちよんが…!?✈️

Written by 68iv

12月 3rd, 2023 at 10:41 pm

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【68-Ⅳ】空の日のお手伝いをしていました✈️

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航大ブログ読者の皆様お久しぶりです!はちよんブログ委員です!

今回は久しぶり、約2ヶ月ぶりの更新となりましたが、決して更新をサボっていた訳ではありません!(この文言を書くのは初めてではない気がしますが…)

どうやらサーバーか何かのエラーで、しばらく閲覧も更新も出来ない状態となっていたようです😮‍💨また更新していくので、今回の更新に気付いた画面の前の貴方、ぜひ周りの方にも「航大ブログ復活したよ〜」と教えてあげてください!

それでは久しぶりの更新という事で、かなり前の題材とはなりますが、今回は私達はちよんの空の日についてお届けしていきます✌️

「空の日」…それは名前の通り、航空や空について皆さんに知って貰いたいな〜という思いで、各地の空港などでお祭り等が開催される日です!

航空大学校がある帯広空港、宮崎空港などでも毎年開かれていて、今回の空の日は私達はちよんが入寮している9/11に帯広空港で開催される事となりました!それに際してお手伝いを頼まれたので、空の日に私達も参加して来ました🔥

空港で、航大のフライトシミュレータ体験の受付を手伝うT学生と運航管理室の方。シミュレータ体験は大人気で、すぐに満員になってしまいました。ごめんなさい🙏(自分より操縦が上手い少女が現れて、途中から冷や汗が止まらない学生がいたとかいないとか…)

普段は空港の周りで人(特に小さなお子様)を見る確率はほぼゼロに等しいですが、何とこの日は大量の人が帯広空港に…!!!屋台もあり、私達も楽しく過ごさせて頂きました!

果たしてお手伝いした学生は、少しは航大の印象を良くしてくれたのでしょうか…?

普段は空港や飛行機に触れる機会が無い方々や、未来のパイロット候補のお子さん達と触れ合えて、とても楽しい一日となりました!これを機に、ぜひ皆さん航空業界、ひいては航空大学校に興味を持ってくれたら嬉しいです!

サーバーも復活したので、少しずつ投稿も増やしていけるように頑張ります✊次回もお楽しみに、またお会いしましょう!

Written by 68iv

12月 3rd, 2023 at 10:39 pm

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【67-Ⅲ】宮崎課程修了

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おはこんばんちは。
67-Ⅲです。

私たちは10月に宮崎フライト課程を終え、今は仙台にいます。

宮崎修了のブログ書けとのことなので、振り返りたくもない宮崎課程を簡単に振り返りたいと思います。

振り返れば私たちの宮崎フライト課程の始まりは悲しい別れからのスタートでした。
それでも、残された私たちはここに来れなかった仲間の分まで頑張るしか無いと皆で切り替え、それぞれ己と向き合い続けた宮崎課程でした。



宮崎課程の92時間はとても長く、終わりの無い課程の様に感じました。最終審査の講評で合格と言われたその瞬間まで、宮崎課程を終えている自分を想像できていませんでした。

フライトでは毎日出来ないことが沢山出てきて、時には出来ていたことも出来なくなり、宮崎フライト課程は試行錯誤の連続でした。
飛ばないと卒業出来ないのは分かっているのですが、飛びたくないメンタルが先行し過ぎてました。
前日の夜のエリア会議では、キャンセルを願ってやまない人達は、TAFとwindyを見て「明日キャンセルだよね!?」とキャンセルにできそうな理由を探していました。
全く準備せずに次の日を迎え全然行ける天気の中を苦し紛れのブリーフィングでなんとかキャンセルを勝ち取る班、ギリギリVMCの中無理矢理行かされる班、LINE一本でキャンセルになる班など様々でした。



そんな宮崎課程も、楽しいことも少しばかりありました。
2生地ソロは中々天気に恵まれず、激しぶウェザーの中、地を這って帰ってきた者多数でしたが、同期と追いかけっこしながら長崎、鹿児島を1人で飛べたことはいい思い出です。

540キロ航法は四国や中国地方の空港など普段行けない空港にみんな行けて楽しそうでしたが、僕はこれまた激しぶウェザーで熊本と福江空港に行き、福江空港では滑走路が見つからずunintentionally forced landing をしかけて苦い思い出が残っています。



そんなこんなで技量は全然上がっていることを実感せずに時間を消費し最終審査がやってきました。
審査の期間は、「お前ら下手くそだしこれくらい天気良くないと受からんやろ」と空から同期が見守ってくれてるが如く、とんでもなく天気がいい日が続いてました。
夏の積乱雲で雲よけばっかりしてきましたが、審査の時は雲ひとつない日もありました。

1番最初の受審者がリチェックになるという、とんでもなく幸先の悪いスタートでしたが、回期としては1ヶ月以内に全員終わり、宮崎課程を修了することができました。



振り返っても大変だった宮崎課程を乗り越えられたのは、同期、教官、航大に関わる全ての皆さんのおかげです。

なんか嫌な記憶が次々と蘇ってきてるのでここら辺で失礼します。

仙台でもみんなで航大&無職を卒業できる様に頑張ります。


67-Ⅲ一同

Written by 学生

12月 1st, 2023 at 10:29 pm

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【67-Ⅲ】二生地&540km

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先日(2ヶ月前)、二生地ソロ、540km航法に行ってきました。

天気が悪くて中々いけない二生地
FEW010と-SHRAのせいで何度頓挫したことでしょうか。

帯広課程の1stソロでは緊張半分、ワクワク半分という学生が多かったと思いますが、あの時とは違います。人生最後のソロを思う存分楽しんできました。





特に普段訓練で愛溢れる指導をうけている学生の開放感は計り知れないことでしょう。


540km航法は四国や広島、屋久島など普段行けない空港に行ってきました。




ターミナルに寄れるのですが、時間はわずか。一瞬でお土産を決める意思決定力が試されます。

540と二生地を終えたらもう審査は目前。回期一同、事業用操縦士の資格修得を目指して頑張りました。詳しくは次回に!

67-Ⅲ 一同

Written by 学生

12月 1st, 2023 at 10:27 pm

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[68-Ⅲ🐝🐝🐝]空から帯広を見てみよう

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『もしもし、そこのあなた。地面を歩く生活に疲れておらんか? たまにはわしらと一緒に、空から帯広を眺めてみるというのはどうじゃろう?』

こんにちは、68-Ⅲの阿部学生です。
読者の中には、このフレーズをご存知の方もいるかと思います。

これは某テレビ局で2008年〜2018年まで放送されていた、雲の妖精と一緒に空から日本中の自然や街並みを眺めながら、様々な発見をしたりする番組の冒頭のフレーズです。
私はこの番組が大好きで全話のダビングを持っています(笑)。
この番組がきっかけで空を飛んでいると言っても過言ではありません。

番組内の映像はヘリコプターからでしたが、今回は訓練の半年間で撮り溜めた画像の中から、1つのフライトを再現してみたいと思います。
写真を撮っておくことはとても大切で、航跡アプリと照らし合わせながら、計画とどのくらいズレていたのかや、著名な地点物標の実際の見え方を覚えるのに使います。
後席でも地図と睨めっこしながら乗ることで、他の班員のフライトタイムも有効活用しています。

これから載せる写真は、後席で外部監視をしつつ学習の用に撮ったもので、写真によって機体の登録記号もまちまちであること、内容は一部省略をしていることを予めご了承ください。
それでも莫大な情報量ですので心してお読みください。

では一緒にフライトをしましょう‼︎

それでは早速、空から…と行きたいところですが、空を飛ぶには知識が必要ですね。
簡単に帯広の空や飛行機についてご紹介しましょう。

私たちが訓練する帯広空港の周辺空域にはいくつかの訓練空域があります。それぞれ手頃な大きさに区切られており、失速のような高度や速度・姿勢を大きく変えるフライト(エアワーク)をする時には、訓練空域を予約して1エリア1機が使います。大きさとしては直線飛行で3分くらい飛べるくらいでしょうか? 高さは場所によって異なりますが、6000ft(2000m)程度となっています。
今回は激しい飛行はしない予定なので、エアワークの邪魔にならないように気をつけながら訓練空域を1周していきましょう。

今回皆様が乗る航空機は単発プロペラ機のSR22となっており、最大で4+1名乗れるようになっています。なお5人乗ると空中交代ができないので教官1名と学生3名の計4名で乗っています。

今回のような空域を1周するフライトは野外航法(ナビゲーション)訓練と呼ばれ、高度は3000〜5500ft(1000m〜1700m)程を150kt(280km/h)程で飛行します。
東京スカイツリーの2〜3倍くらいの高度を東海道新幹線くらいの速度で飛んでいる感じです。
私たちは地図と地上の物標を見ながら飛行する有視界飛行という方法で飛行するので、3000ft以外の高度は1000ft+500ftの高度(3500/4500…)を西向きと東向きで使い分けて飛行しています。詳しくは調べてみてくださいね♪

とまぁ、話し出すと半年かかるのでさっそく飛行機へ向かいましょう‼︎

飛行機がいっぱい並んでいますね〜
私たちは飛行機に向かったら、内外の点検を行います。
搭載物がきちんとあるか?、機体構造や機構に問題はないか?などを1つ1つチェックすることが法律で義務付けられています。(機体に向かう前には気象や重量バランス、航空情報なども確認しています)

それが終わると搭乗して、朝ドラでやっていたように『Circuit breakers-all in』『Seat and seat back-adjust』と100項目以上の点検をしながらエンジンをかけます。

エンジンをかけ終わると、各方面に無線通信を行います。実際はイニシャルコンタクトと呼ばれる、「こんにちは私の名前は〇〇です」というような通信設定を行いますが、飛ぶ前に日が暮れてしまうので省略します。

札幌ACCに訓練空域通過の連絡
『JA010C, on the ground of obihiro airport, we will cross HK2-All area』

学校のカンパニー周波数への出発報告
『10C ナビゲーション訓練のためランプアウトします』

帯広管制塔への移動の許可
『JA010C, at cac, request taxi, northwest bound』
『JA010C, taxi to holding point runway35, QNH2992』

地上滑走の許可が出たら滑走路へ向かいます。
滑走路に着いたらいざ空へ‼︎

と言いたいところですが、飛行機そんな甘くありません…
滑走路脇でエンジンテストを行います。自衛隊の戦闘機でもラストチャンスのアーミングエリアとか言いますよね(中の人は電車と戦闘機も好きです)

私たちが離陸準備の間 他の航空機が横を通っていきます 手を振ると振り返してくれます
後続機も来ましたね〜 前の機体が終わらないと後続機は上がれません 焦らず、でも巻きで
最大4機まで並べます 5番目は次の誘導路へ

準備が完了したら、帯広の管制へ報告し、離陸許可をもらいます。

『JA010C, at T-4 ready, request left turn departure』
『JA010C, left turn approved, runway35 cleared for takeoff』

滑走路で待てという指示も出ますが、その時に何機も並んで待つこともあります

では空の旅へと向かいましょう‼︎
実際はここまでブリーフィング開始から80分、飛行機に乗ってから20分ほど経過しています。

『Max power』『60kt、73kt rotation』『Positive climb, gear up』
飛んでからもひたすらやることは続いていきます。なお練習のため実際は動きませんが、ギアスイッチがあります。

左旋回をリクエストしたので、そろそろ旋回をしましょう‼︎
Runway35で左なので西方向ですね。

旋回をすると滑走路や空港が見えます

「帯広空港の横空港のそばにお城が⁈ 」
ズームをしてみましょう。

「豪華な建物ですね〜」「帯広には大金持ちが住んでるのですか⁇」
番組好きの私にはあの軽快な音楽が聴こえてきました…。CMが入りそうだ…

実はグリュック王国というテーマパークの跡地なんです。1989年〜2007年まで営業していた10万平方mを誇る施設で、町おこしのためにドイツをイメージした施設だったようです。現在でも建物や風車、観覧車などが残っています。
周辺は林なので地上からはあまり見えませんが、上空からだとよく見えますね‼︎
このように上空からの見え方はマップと違うので、そういう点に留意しながら地点評定をします。

それでは戻りましょう。
3000ftで帯広空港の管制圏を抜けるので、帯広管制塔へLeaveを報告し、上空を管轄している札幌ACCの周波数をモニターしましょう。

『JA010C, leaving control zone』
『JA010C, frequency change approved』

前方には小高い山、嵐山が見えてきました。ここには渡月橋はありません。

嵐山は遠くからでもよく見えるので、ナビゲーション訓練では発動点に使われます。
発動というのは航法の出発の基準となる点のことで、ここからの方位と時間を求めることで、次の場所へと正しく向かえるのです。
私たちは訓練のためにカンパニー周波数にポジションレポートというのを行います。

『JA010C, over arashiyama 10, maintain 3500, estimate shikaoi 18』

この際には訓練空域の使用機がいないか、周辺に他の航空機がいないかも確認します。

また発動点を過ぎたら測風というのを行います。
方位と時間というのはあくまでフライト前に風の予想を用いて計算した値です。実際の上空の風は飛んでみないとわかりません。実際に予想の方位で飛んでみて、地上の物標と見比べながら、どのくらい流されたから方位を何度変更しよう、という風に飛んでいきます。

この測風、言うが易し、行うが難しなんです…
測風ではきちんと測るために方位と高度を一定にして飛行します。これが難しい。この間も様々な報告をしたり、時間を記入したり、機器を確認したりします。もし3°ズラして1分飛行すると240mもズレてしまうんです‼︎
そのため意識はFly First。集中です。
さらには、測風で出た結果を元に新しい方位を計算するのが難しい‼︎ 所詮3ケタ±2ケタ程度の計算ですよ。それが操縦と上空の気圧の中では難しいんです… 間違えると明後日の方向に飛んでいきます…

帯広の西には日高山脈が、北には大雪山系の山々があります。比較的山の近くを飛ぶので、計器に集中してはいけません。外部監視です。といっても知らないうちに集中してしまいます。だから後席はきちんと外を見ておく必要があります。”後席も クルーの一員 アサーション”

『左前10時方向、トラフィック‼︎ 航大機、ほぼ同高度』

前席では見えないのに、後席ではよく見えるんです

訓練機で輻輳しているので、近い時は1000ft未満の高度差ですれ違う時があります。TAWSというシステムで計器でも分かるのですが、結局は他機の管制と眼です。あとはカンパニー周波数を使用して、自分の位置と高度、インテンションを共有します。

しばらくすると帯広の市内が見えてきました。
空港周辺と違って建物が多いですね〜 住宅密集地域の周辺は避けましょう。

「くもじい‼︎、飛び立ってから随分経つのに市内にも滑走路があります‼︎、空港の周りにあんなに建物ありましたっけ⁇」

「くもみ、それは、帯広駐屯地のある十勝飛行場じゃよ」
「ピコパッ‼︎」
「帯広駐屯地とは陸上自衛隊の駐屯地で、ヘリコプター隊が所属しています。」
対戦車ヘリコプター、多目的ヘリコプター、観測ヘリが所属していて、よくフライトをしているのが見えます。
プロなオタクじゃないと迷彩塗装のヘリを見つけ出すのは至難の技です。
ちなみに1972年〜1981年には航空大学校もここにありました。

「また、あそこにも滑走路があります‼︎ 帯広にはいくつ滑走路があるんですか⁈」

「あれは自動車メーカーのテストコースじゃ」
帯広は広い土地があること、他と比べて気候が安定していること、山岳や平野など様々なシチュエーションがあることなどから各社のテストコースがあります。
世に出ていない試験車が走っているのをよく目にしますが、上空はあまり低高度で飛行しないようにしています。

そろそろエリアの北西の端なので東に向かいましょう。
上空からはあまり名所が無いので、地上から1枚。

然別湖の湖底線路 ジブリの世界のようで人気らしいですが、上空からは見えません

では足を延ばして、空域の北東端を見てみましょう。

ここは陸別町です。ここまで訓練空域なのですが、空港からかなり遠いこと、山が多く自由に飛びづらいことから1回しか行ったことがありません。

地上には、りくべつ鉄道という素晴らしい廃線の保存車両施設があって、動態保存車がすごくあって、片道6km近くの距離を体験乗車できたり、体験運転ができたり… 危ない危ない、航大ブログでした…

週末には遊びに行ったりしましたねぇ〜

少し行きすぎました。帯広空港が恋しいです… 空港に寄って南側にも行ってみましょう。

大体の景色はこのような風に見えます。読者のあなたはどういう所に注目しますか?

まずは持っている地図にある情報との共通点を探します。川や太い道路は載っていますね‼︎ あと橋なども。ソーラーパネルや山の稜線はあまり分からないので、気をつけます。あと建物も細かくは分からないので、街の大まかな形や川とかとの相対位置から探します。
街を見つけて、分かってもすぐは飛びつかない、先入観を持たないこと‼︎ 複数の根拠から疑いの目を持って考えます。ちなみにこれは橋の位置と川の分岐、運動場から本別だとわかります。

ではここはどこでしょう? 大きな鉄塔のようなものがありますね〜
垂直方向に高い建物はあまり地図に載らないんですよね… そいう時こそ川の分岐や道路の形…
答えは…載せません(笑) (本別から帯広空港に戻っていますが、寄り道してますよ…)

市内を北東方向(幕別付近)から見たところ

「くもじい、あんな所に巨大な時計が‼︎、きっと巨人や宇宙人向けなんですね‼︎」
「くもみ、巨人は東京にいるはずなんだが…」

「あぁ〜あれか‼︎ あれは十勝川温泉の花時計ハナックじゃよ」
北海道といえば泥炭由来のモール温泉が有名だが、十勝川温泉は代表するモール泉でその中心にあるのがこの花時計で直径18m、針だけで10m以上あります。それでもこの上空からだと時刻は分かりません…

上空からだと鉄道も見れます。中の人は特急の時刻が頭に入っていて、大体の当たりをつけて探していたとかいないとか…
線路は地図には載っていますが、列車が走っていないと木に隠れてほぼ見えません…

空港が見えてきました‼︎
おやおや一際大きい機体がファイナルアプローチ中ですね。

旅客機の着陸を上空から見えるのも、フライト訓練している特典ですね。基本的には訓練機よりも旅客機を優先した滑走路運用がされていて、訓練機は各上空のポイントで進路を譲ったり、着陸を待ったりしています。

皆さん、この写真からの情報それだけじゃないですよ‼︎ 航空大学校やグリュック王国と旅客機の着陸方向を見てください。
最初に離陸した時と逆方向になっているんです。滑走路の運用がRunway35からRunway17に変更になっています。
思い込みから逆の滑走路への進入のミスもあります。このように様々な所にアンテナを張ってフライトをしています。

帯広は内陸ですが南に向かうと海もあります。

港が見えてきました。
山側だと山を目標にしてまっすぐ飛べますが、海には目標がありません…
その場合地上を見たり、遠くの雲を見たりします。

では海岸沿いに西へ向かって行きましょう‼︎

「大きいサイコロが砂浜に埋まってます‼︎」

「あれは、トーチカと呼ばれる防御陣地じゃよ」
中に篭ってそこから攻撃をしてたようです。上空から見ると小さく見えますが、行ってみると巨大です。

「あれ⁈ また滑走路があるんですけど… 次はちゃんと滑走路です‼︎」

「ほんとじゃな〜 これは大樹航空公園じゃよ、ホリエモンロケットなどがココから打ち上げられているんじゃよ」
他にもJAXAのヘリの試験や防衛省航空装備研究所の赤外線センサーの無人航空機、火星探査用航空機の研究のための重気球の放球も行われています(こっちも趣味です…)。

滑走路自体は現在1000mで着陸自体は可能ですが、安全マージンを考えると厳しいです。しかし1300mへ延長の計画があるようです。

さて見えてきたのは広尾の港。

日高山脈の南端にあり、これより奥に行くと山脈なので、これより東で訓練を行なっています。
またこの付近は旅客機の進入経路になっているので、旅客機が近づく前に退避というものを行い、衝突回避をします。

ではそろそろ帯広空港に帰りましょう。

空港に帰る際には5つのゲートがあり、そこから滑走路までの経路が決められています。
そのゲート地点では2000ft(600m)、120kt(220km/h)で進入するのでそこに合うように計画しながら向かいます。

『JA010C, over sarabetsu 2000, request landing, full stop』

この後は場周経路に入りますが、そこでは各辺において通過したことを管制に報告します。

『JA010C, turning base』『JA010C, continue approach』

「あんな所に駅とオレンジの列車が‼︎、帯広空港までアクセス楽チンですね」
「帯広空港にはバスでしか行けないハズなんだが…」

「あれは幸福駅じゃよ。愛国から幸福までという切符が流行ったのを親御さんに聞いてみるんじゃ」
国鉄広尾線の駅で1987年に廃線になった中、今も2両の気動車と1両の除雪車が残されていて、空港に着いてまず行く観光地です。

と、まぁ観光している間も、パイロットはひたすらタスクをこなしています。critical eleven minutesというのがパイロット界ではあり、離陸の3分、着陸の8分は事故が起こりやすいフェーズで、特に注意力が求められます。ずっと操縦してて腕と脚が痛いなんて言ってられません…

『JA010C, runway17 cleared to land』

着陸許可が出ました。滑走路の延長線上にいます。ここからはパス・センター・エアスピードを必死に合わせます。少しでも不安を感じたり、スタビライズド(機体の安定)ができなかったら躊躇わずにゴーアラウンドを行います。

旅客機を待たせてしまう時もあります

『JA010C, go around』

航大の隣には空港のターミナルもあります。

ゴーアラウンドをすると場周をもう1周回って着陸します。

『JA010C, runway17 cleared to land』
『JA010C, taxi to CAC, close my flight plan,ありがとうございました』

着陸後は誘導路を通って駐機場に戻ります。その間にもパイロットはやることが色々あります。
駐機後はエンジンを切り、最後に外部点検をして異常がないかを確認します。
これで1フライトが終わりです。1フライトでやることは大体300個くらいは裕にあります。これを覚えて行うのがパイロットです。

私たちが降りた後は整備士さんが次のフライトに向けての整備をしてくれます 感謝です

この後デブリーフィングやフライトログの記入をしたら全て終了です。今日の反省を元に明日はより良いフライトにします。

いかがだったでしょうか? 読み切りお疲れさまでした。
どのような大地を飛んでいるのか?どんなことに気をつけているのか?など少しでも伝われば幸いです。

これから帯広でフライトをする後輩の皆さん。最初はやることが多くて不安になったり、心が折れそうになるかもしれません。
でも50時間も飛べばある程度はできるようになります‼︎ 1人でも迷子にならずに空港に帰ってこれます‼︎
自転車の次に動かした乗り物が飛行機という、中の人でも帯広修了できました。

日高山脈は偉大だよなぁ〜 by私の担当教官

Written by 学生

12月 1st, 2023 at 11:43 am

67Ⅳ 宮崎フライト課程

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大変ご無沙汰しております。67回生Ⅳ期です。前回の帯広課程から1年4ヶ月ぶりの投稿です。我々67回生4期通称ナナヨンは2023年の1月に無事全員が帯広課程を終え、5ヶ月の待機期間を経て6月末に宮崎の地にフライト学生として帰ってきました。

早いもので宮崎フライト課程も折り返しです。この5ヶ月であった怒涛の日々をダイジェストで振り返っていきましょう。

ほとんど2年ぶりの本校寮での食事です。他にも空いてる席があるのにナナヨンはぎちぎちになって食べます。

夏にはスピン訓練が行われました。SR22ではスピンは行えないためセスナ172で訓練が行われます。アナログ計器の機体を操縦するのはほとんどの人が初めてで大変貴重な経験ができました。

秋にはいつもお世話になっている宮崎空港の管制塔へ行きました。いつも声だけでやりとりをしている管制官の方々が管制を行っている様子を近くで見学することができました。いつもミスばかりの我々を的確に対処して下さる管制の方々には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

フライト学生になっても休日はしっかりとオンとオフを切り替えて遊びます。実際に訓練で上空を飛行した場所に訪れるのフライト学生ならではの楽しみです。飛行機だと数十分で行ける場所も車だと数時間かかるのはよくある話で、飛行機の偉大さを感じる日々です。

そして11月には続々とナナヨンで二生地ソロ達成者が誕生しました。座学生の頃は夢のまた夢だった二生地ソロを同期が達成する姿を見て誇らしい気持ちでいっぱいです。

最後までブログを読んでくださった方、お付き合いありがとうございました。今回の投稿はこの辺で終わりにしようと思います。年末年始にかけて最終審査も視野に入ってきてますます忙しい毎日ですが、同期一同支えあって宮崎フライト課程最後まで駆け抜けます!至らないところだらけの我々ですがこれからもナナヨンを宜しくお願い致します。

Written by 学生

11月 29th, 2023 at 8:18 pm

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[68-Ⅲ🐝🐝🐝]えっ⁈ 帯広課程終わってる⁈

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ブログが見れなくて禁断症状が出ていた皆さま、大変ご無沙汰しておりました。
最近ヘリコプターも操縦したくなっている、68-Ⅲの阿部学生です。
えっ⁈ 更新が少なすぎて覚えていないって⁈

しばらくの間、航大ブログがメンテナンス中ということで、更新をできてませんでしたが(メンテナンス前からだろっ‼︎ というお叱りを受けそうですが…💦)、無事に直ったようなので、遅ればせながら筆を取らさせていただきます。
今回も情報量無限大の記事を書きますので許してくださ〜い‼︎

遡ること1ヶ月、10/26に私たち26人全員が帯広課程移行科目進度審査(通称:ファイナルチェック)の実技試験を無事終えました。
なんと、1人も再審査となることなく終えることができました‼︎

私たちを担当していただいた教官方と 胸にはウイングマークが輝いています
我が回期エースの彼が大トリを務めてくれました

そもそも帯広課程で試験って何やるんじゃ〜? っていうところから始めていきましょう。

帯広フライト課程では半年かけて50時間(色々あったらMax60時間まで)のフライトを行うのですが、前半25時間がphaseⅠ、後半25時間がphaseⅡとなっています。
その中でphaseⅠからⅡになる時に初度科目進度審査(通称:プリソロチェック)、帯広課程が終わった時にファイナルチェックを受けます。
それぞれの審査は審査官という資格を持っている、担当教官以外の教官と同乗して行うのですが、この審査を受ける前に、担当教官から試験を受ける技量があるというオッケーを貰う、技量認定という試験の前の試験もあります…

試験だらけじゃん… って思わないでくださいね。パイロットは引退するまで永遠に試験だらけらしいので…

それぞれのチェックを見ていきましょう。

プリソロチェックは名前の通りソロフライトをする前の試験で、1人で空港の場周(周り)を1周する能力があるかどうかを見極められます。
離陸前の準備から1人でやり、離陸後に場周を1周すると接地する寸前で「ゴーアラウンド」とコールされ、もう1周して着陸します。わずか20分程度のフライトですが、かなり緊張します。
この試験に合格しないと1人で操縦することはできません。

ちなみに実技試験以外にも筆記試験もあります。

プリソロチェックが終わると晴れてファーストソロフライトです。

離陸して場周1周して終わりなのですが、こういう時に限って色々起こるものです。いつもは班員含め4人搭乗していますが、ソロでは1人なので重心バランスや加速感が異なるため、いつもとエネルギーコントロールが異なります。まずそれが難しい…
そして頼れる人が一切いないので、まぁ不安になるんです。管制やったかな?、FLAP降ろしたかな?、前と近すぎたかな?、センター降りれるかな?気になったら終わりの始まりです…

詳しくはヒミツですが、色々キモを冷やし、管制官に応援されながらも一生忘れないファーストソロでした…

中の人のファーストソロ 窓を見ると奥が透けていて、1人なのが分かりますね

ちなみに管制との交信での自機のコールサインは「JA010C First solo」と付け、ある程度セパレーションをとった管制をしてもらえたり、着陸後拍手を受けたりします。(誰かは2ndソロで1stソロと言ってしまい2度目の拍手をもらっていました…)

そして気がつくとフライト残時間が5時間となりファイナルチェックがやってきます。

ファイナルチェックも2部構成になっておりまして、まず審査官と口述審査を行います。航空機システム、航空法、航空生理、航空図、範囲は無限大で、雑学王選手権のようです。
そこでオッケーを貰うと担当教官とフライトの最終仕上げを行った後、最後で最強の壁、実技試験です。

実技試験は今までやって来たこと、エアワーク(空中操作)、計器飛行、ゴーアラウンド、野外航法を2日間かけてツメられます。野外航法は1時間前にルートを教えられ、そこから地図やイメフラ、ログと言われる計画表を目にも止まらぬ早さで作り上げます。

これを無事終えてやっと帯広課程は終わったのです。
自家用操縦士相当の技量が帯広課程で身についているはずです…

半年間いろいろありました。

帯広空港以外の空港に冒険をしに行きました。中段だったのでいつもと同じようにタッチアンドゴーをしただけでした。

読者ならどこの空港か一瞬で分かりますよね⁈ 離陸機も分かりますか?

飛んでいたら天候が急変して、降りたら竜巻ができていました。

つむじ風かと思ったらこんなに大きく… ニュースにもなっていました

ファーストソロのお祝いで水をかけました。

自衛隊のように水をかけてみたりしました なおこのバケツは…()

滑走路でエアライン機に手を振ったら、パイロットが振り返してくれて恋をしました。

滑走路脇はライン機のタッチダウンの特等席 なお操縦者は見る余裕がありません…

夜間飛行でいつもと同じ感じで飛んだら、経路がハチャメチャになりました。

夜は格納庫内のライトで浮かび上がった機体が神秘的でした

フライト課程で何をするかは、いずれブログにできたらと思います。
ネタはいっぱいあるので気がついたら更新しているかもしれませんよ…

なんだかんだで終わりました。ハンパなく辛かったはずですが、終われば楽勝CACです。

さらば帯広CAC、また会う日まで。

某朝ドラでも出ていた学校の入口 諸事情によりこれ以外の写真は載せられませんでした…
上空から見るとこんな感じ なお操縦中は見る余裕が…

どんなにつらくても、やまない雨はない。やんだ後には素晴らしい虹がかかる。この彩りを見るために、僕たちは一所懸命に、一心不乱に頑張っているのかもしれない。

Written by 学生

11月 26th, 2023 at 9:22 pm

【67-Ⅲ】69-Ⅲ修了!!

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座学生は今、1回期しかいませんが
寮務はすべてやってくれていました。

ゴミ出しや、風呂掃除、寮の掃除など
本当にありがとうございました!

これから1年間弱待機期間になると思いますが、
たくさん勉強してくださいね!???

また、何かしらありましたら
報告待ってます?

67-Ⅲ 一同

Written by 学生

6月 18th, 2023 at 3:15 pm

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【67-II】宮崎フライト課程修了

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こんにちは。

ナナニーこと67-IIの佐々木学生です。

前回のブログからもう半年くらいでしょうか。

67-IIの宮﨑フライト課程が無事修了したということで、このブログを執筆しております。

早速ですが、最終審査に至るまでの訓練を振り返りたいと思います!

                  

  • 3-4月 2生地単独飛行

宮﨑課程の一つ目の大きな関門となるのが、この2生地単独飛行です。訓練時間としては、課程の6割くらいが進んだところでしょうか。

担当教官による技量の認定を経て、宮崎空港以外の2空港に一人で向かうといったものです。

ナナニーは一部の学生を除き、鹿児島空港と長崎空港でこの訓練を行いました!

私たちにとってはこの訓練が人生で初めて自分の手で他空港に飛行する経験となります。

普段隣にいる担当教官がいない不安もありますが、約3時間に及ぶ単独飛行の中で、帯広課程からの自身の成長を感じられるフライトとなった学生も多かったのではないでしょうか!

帯広に引き続いて浴槽に放り込まれた竹田学生(28)

     

  • 4-5月 540km野外航法

このフライトは宮崎空港から540km以上の飛行で、その中間において2回以上の生地着陸をするものを含む飛行になるので、普段の訓練では行くことが難しい福江空港、高知空港、広島空港や松山空港等に航法訓練として行けるものです!

新たな空港に行くということで、その分準備することも増えますがこれまで培ってきた経験をもとに、初めての空港にも自分の操縦で行けることに少しばかりの達成感と成長を感じるフライトとなりました。

ただ一番の楽しみは、、、

他空港でターミナルに行った同期からの各地のお土産です!!

最初はコスパが良いお土産から徐々にハードルは上がっていき、最後には広島銘菓の生もみじと美味しいお菓子をたくさん食べさせてもらいました!(私たちの班はターミナルに行ってないので、ただただお菓子をたくさんもらうだけでしたご馳走様でした)

この時期は皆んな少し顔が丸くなったような気がしました。笑

高知の坂本龍馬かと思ったら吉田茂だった像

        

朝ドラの五島福江空港!(私は見ていませんが。。)

         

  • 5-6月 最終審査

そんなこんなで5月の中旬頃から最終審査が始まりました。ナナニーの流れを作ってくれたのはもちろんこの人!我らが委員長、平松学生!

私たち67回生II期初のプロとして、続く学生のモチベーションを非常に高めてくれました。

その後、台風の接近や九州南部の梅雨入り等、天候により飛べない日々が続きましたが、同期で鼓舞し合い、サポートし合い、先日最後の一名も無事審査に合格し、67回生II期の宮﨑フライト課程が修了しました。

 

  

ここまでを振り返ると期間としては非常に長かったですが、あっという間だったな、というのが正直な私の感想です。

本当に物凄く早いスピード感で宮崎も終わったなといった感じです。

  

宮崎課程は私も含めて、帯広よりも自分とより深く向き合った学生が多かったような印象を持っています。

事業用課程ということで当然求められるレベルや精度も帯広より遥かに高くなりましたし、その分目指すべきレベルと自分の実力との差の大きさに圧倒され、悩んでいた学生も多かったのではないでしょうか。私もその一人です。

ただ、その歯痒い想いを吐き出せる同期がすぐ近くにいるのが本当に救いだったと思います。

相部屋の学生に、班員に、同期に、何度も何度も救われて私たちはここまで歩んで来られました。

仙台課程でも悩み苦しい時期もあるかと思いますが、近くに同期がいる限り、また乗り越えられると確信しています。

 

宮崎課程を終えて、私たちは非常に恵まれた環境で訓練が出来ていることを再認識しました。いつも私たちが訓練に集中できる環境を整えて下さっていることに感謝の想いでいっぱいです。

教官方、教務課、整備課、総務課、会計課、運用課、医務室の皆様、未熟な私たちを支えて下さり本当にありがとうございました。

                                         

仙台課程でも同期で助け合い、全身全霊をかけて訓練に励んでいく所存です。

今後とも私たち67回生II期をよろしくお願いいたします。

 

感謝

67回生II期一同

Written by 学生

6月 17th, 2023 at 10:23 am

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[68-Ⅲ🐝🐝🐝] B班 航空大学校探検ツアー 〜帯広編〜 その2

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みなさん、こんにちは‼︎

半日かけてシャツ・シーツ・タオルなどを大量に洗濯したのに、強風で竿ごと倒れて全滅した、阿部学生です。
今は窓全開&サーキュレーターで部屋干しをしています…

航空大学校探検ツアー 帯広編、学生寮エリアに入った所で終わっていましたね。

さて今回は残りのエリアを紹介していきたいと思います。

やってまいりました、ここは学生寮2階の調理室ですね。

今日も料理をしている人がいますね〜
何を作っているのでしょう?

料理は時間との勝負‼︎
ネギチャーハンとチキンサラダ
交通の要所にあるので、匂いにつられて訪問者がきます

話が脱線いたしました、それでは見学を続けていきましょう。

調理室の横にも道があり、そこを辿っていくと…

宮崎よりはこじんまりしています

浴室があります。2回期約50人しかいないので少し小さめですが、綺麗で使い勝手が良いです。

ちなみにお風呂のお湯はフライトのある日の前日は必ず入れることになっていて、翌日のフライトに向けて英気を養う場になっています。

この脇にはシャワー室もあり、フライトの準備があって、ゆっくりしている時間が無い‼︎という人はこっちを使っています。

4ブースありますが、体育終わりなどもここで汗を流すので時間帯によっては混む人気スポット

また洗濯室も併設されていて、緊張でビショビショになった制服などを洗濯します。

すごい台数あるので、足りなくなる心配はなし‼︎

さて調理室まで戻り、反対側へ向かうと長い廊下があり、ずら〜っと生活部屋が並んでいます。

夜になると節電のため消灯しており真っ暗なので、手探りで進んでいきます

部屋は2階が先輩の8-Ⅱさん、1階が私たち8-Ⅲと別れています。
部屋の中は後ほど同期の部屋に入ってみましょう。

そのまま廊下を進んでいくとあるのが、娯楽室です。

航空雑誌やTVゲーム機、冷蔵庫などあらゆるものが混在しています

この部屋ではみんなで週末にワイワイと飲み会やゲーム大会もしますが、主に使うのが毎晩の『エリア決め』です。

エリア決めとは、翌日のフライトで使うための訓練エリア(※1)や、touch and goの枠(※2)を各班に割り当てるイベントで、やりたい訓練科目をやるために、エリアやtouch and goの枠をかけて血みどろの闘いをします。

※1:空港周辺にはHK2-◯エリアという訓練エリアが複数設定されていて、姿勢や高度を頻繁に変化させる飛行をできる機体は安全のために、各エリア1機と決まっています。
どのエリアを取るかは、①エリアの上限・下限高度、②定期便の離着陸に合わせて待避が必要かどうか、③空港から近いかどうか、④地形や風向きによって揺れたり雲ができたりしそうか、⑤訓練に使える物標があるかどうか、など様々な事を考えています。

※2:touch and goとは離陸後、空港周辺を1周して着陸&離陸を繰り返すもので、約7〜8分に1回離着陸を行います。そのため多数の機体が飛ぶと空港周辺が大混雑してしまうため、同時にできるのは3機までと決まっています。

勝敗の付け方はただ一つ‼︎、3つのサイコロです。
3つのサイコロの出目の合計が1番多い班から好きな場所を選べます。
この闘いに負けると訓練が進まなかったり、訓練ができたとしてもすごい気流の悪い中で訓練することになります…

とまぁ、私たちの班はサイコロ運がないのでいい思い出はありませんが、この部屋の売りは他にあります‼︎

それは窓からの景色です。
私の部屋からも12秒で駆けつけられるので、飛行機好きの私は、珍しい機体が離着陸する際にダッシュで駆けつけます‼︎

窓の外には我が愛機:SR22が‼︎ 帯広は2色展開です
他にも離着陸したり、地上滑走する機体を見放題‼︎
この飛行機は国土交通省航空局の飛行検査機で航空保安施設などの検査をします
飛行検査センターには現在2種類の機体がいて、先日は娯楽室からもこの低さ‼︎

余談ですが、中の人は飛行検査が大好きで、宮崎座学時代もそうだったのですが、今も検査が始まるとフェンス沿いに駆けつけ、ワクワクしながら眺めています‼︎
我が航空大学校も国土交通省所管なので、このブログを読まれている関係者の皆さん、新型の検査機の見学実習をしたいです…笑

などと言いつつ、娯楽室から斜め下を見下ろすと食堂を一望できます。

入寮以来なぜ食堂を俯瞰できるのか不思議に思っていますが、答えは見つかりそうにないです…
大きな窓からは外がよく見えるので、ご飯を食べながら雲や風の様子を眺めます

食堂を出ると大きな交差点があり左右と前には部屋が広がっています。
また近くにはアイロンスペースもあり、制服のシャツのアイロンがけをします。

航大生は洗濯、自炊、アイロン、掃除なんでもできます ただ時間はありません…

お待たせいたしました‼︎ 8-Ⅲの部屋を覗いてみましょう‼︎

No.1の部屋に入ってみましょう 帯広監獄ですか…

帯広は宮崎とは異なり2人部屋になっています。
部屋割りは同期が決めたのですが、それがまた上手すぎて気が合いすぎる人でペアになっています。

この部屋の住人は週末になると、2人でウクレレを弾いています
写真を撮られていても気にせず勉強をする、フライト学生の鑑
ベッド付近はアレンジの魅せどころ‼︎

朝ドラと似ているでしょうか?
簡易的ですが机があるエリアとベッドがあるエリアが仕切られています。



私達、ハチサンのB部隊:12人がこの通称 “カンゴク” と呼ばれる小さい陸の孤島に辿り着いてから何日が過ぎただろうか?
狭いエリアながらも、私達は、『食事を作り、洗濯をし、明日も朝が来ることを信じてベットへ入る』というルーティーンを確立し、平穏な生活を手に入れつつあった。
夜には薄暗い中でも月明かりを頼りに水場にも行けるし、もうどこにいたとしても迷うことはなかった。
12人誰もが、この孤島のあらゆることを知り尽くしたと信じてやまなかったし、1人たりともそれに異を唱える者はいなかった。
また先発隊のA部隊やハチニーサンの各部隊も同じことを考えていた…

あの時までは……


島をのんびりと歩いていた時のことだった、背後から驚きとも歓声とも異なる叫び声が聞こえた。
声のした方に駆け寄ってみると、同じ隊のタイセイが腰を抜かした状態で奥を指さしている。
叫び声は島中に聞こえたのだろう、各自思い思いのことをしていたはずだが、まもなくパラパラと集まってきた。
『これを見てくれ…、謎の扉があるぞ…』タイセイは震える声で言った。
恐る恐る、指をさした方をみると、晴れているはずなのにそこだけ妙に薄暗く、奥には大きな扉があった。取っ手には太い文字で “徴罰房”と書かれた札がぶら下がっている。

『昨日まで、ここに扉なんてあったか?』『懲罰房ってどういうことだ?』『何か知ってるやつ、いるか?』
みな口々に疑問文を並べるのだが、誰一人この扉について知っている者はいなかった。
好奇心旺盛なタクヤが扉に近づいて覗いてみたが、中の様子を窺い知ることはできなかった…
『とりあえず作戦を立てよう』
リーダーシップのあるリョウマの一言で皆、我に返り後ろ髪を引かれながらも撤退した。

人間とは実に愚かな生き物だ。一度気になってしまうと、もうそのことしか考えることができない…
“知らぬが仏” とはよく言ったものだ。


翌日は朝から緊急の会合が開かれた。
誰が中を探るのかという内容であったが、誰も手を挙げない。
となると流れは既に決まっている、渉外担当の私の流れだ。
元々部隊で広報活動をやっていた事もあり、渉外も任されている。
『頼んだで‼︎』
調子がいいソウタの一言で確定だ。

難航すると思われていた、扉の奥とのやりとりであったが、昔からやっていたブログ “きっと空へいく” を通して意外にもすんなり話がついた。
どうやら、あの扉の奥にも別の世界が広がっていて、部屋があるらしい。
ただ我々のような男子は、あの扉を越えて1歩たりとも入ることはできない、それがこのカンゴクでの掟のようだ。

そのことを部隊の定例会で話すと、物好きなヒロシはかなりガッカリしていた。部隊の中で一番、中に入りたそうにしていたもんな…

『ガッガリするのはまだ早いぞ。私がそれで諦めると思うか〜?』
私はニヤリとしながら、隠し持っていた写真を並べた。
実は中の写真を入手していたのだった。

扉の向こうの世界は、洗濯機・乾燥機・洗面所・お風呂が1ヶ所にまとまっていて、こっちの世界よりも綺麗で快適そうだ…
我々は月明かりだけで水場に行っていたというのに…
“知らぬが仏” とはよく言ったものだ。



このように女子寮もあり、圧倒的に充実した設備で男女問わず過ごしやすい環境が整えられています。
紹介に協力して頂いた8-Ⅱさん、そして先輩方ありがとうございます。

では外に出てみましょう。

本庁舎の奥には元グラウンドの広い芝生があります

テニスコートなどもあり、今はスポーツはできませんがグラウンドの跡地もあります。

今は使えないグラウンドをなんで紹介するの?とお思いでしょう。
その理由はたった1つ、飛行機がすごく良く見えるからです‼︎

帯広をベースにする機体や外来機など主に小型機がここのエプロンを使用します

割と頻繁に駐機機体が変わるので、何度行っても新しい機体が見られ、個人的No.1癒しスポットです。

また奥には空港のエプロンも見られるので、旅客機もバッチリです‼︎

飛行検査機とAIR DO 航大生のみ見られる特別な景色

最後に紹介したいのが、グラウンドのそば、体育館の横にある農場、通称;航大農場です。

保健の先生、総務課の方々も植えられています

しばしば先輩方のブログにも登場したこの農場、私たちの中からも自給自足生活を目指し始めた勇者が‼︎

まずは北海道といえばのジャガイモ‼︎ 耕作して土地を開発し、もっと色々な作物を作るそう
私の部屋からも彼らの努力が見えます‼︎

これから帯広も本格的な夏を迎えます。航大農場、定期的に見ていきましょう‼︎

2回に渡ってお届けした、航空大学校見学ツアー 帯広編 はいかがだったでしょうか?
寮での生活は朝ドラの中くらいでしか分からなかったと思うので、今後受験や入校をされる読者の参考になれば幸いです。
とにかく言えることはただ一つ、『住めば都』です。

次は何をお届けしようかなと思う今日この頃、この辺で失礼いたします。

訓練終わりの1枚 黄砂と雲でギリギリの視程と雲底だった。

私たちはまだまだパイロットへの道のりを歩み出したばかりだ。
フライトの全てが新鮮だし、教官はいとも簡単に操縦しているように見えるのに、自分でやってみると、やろうと思っているのに、面白いくらい何にもできない。
私たちは無力だ。

飛行機の上には分厚いどんよりとした雲が広がり、狭い狭い範囲を飛ぶだけでやっと…
雲の上には本当に青空が広がっているのだろうか? 私たちは雲を抜け、その青空とやらにたどり着けるのだろうか?
今の自分にはその上の未来が見えてこない…
でも僕らはその未来を信じて進み続けるしか道はない。決してくよくよして歩みを止めてはならないのだ。
分厚い雲にもいつか隙間ができる、明日の自分は今日の自分よりもきっと進んでいる、そう信じて今に全力を尽くそう。

Written by 学生

5月 29th, 2023 at 1:08 pm